犬猿の仲

 犬猿の仲って、本当なんだろうか。
 「犬猿の仲」はご存知の通り、極めて仲が悪いことの例えだが、本当に犬と猿とは仲が悪いんだろうか。今どき犬と猿とが同じ場所で生活しているなんてことはあり得ないから、動物園で実験でもしない限りわからんな。

 種類の違い野生動物間では中が悪いのは当然なんじゃないかな。特に猿は草食で犬は肉食だから、猿は犬の餌になり得る。だけど猿は木登りが得意だからそうやすやすとは餌食にはならない。木の上からいろんなものを投げつけて対抗する。

 猿は山に住み、犬は里に住み大昔から人と一緒に行動する。人の猟の手伝いをしたのも犬だ。時に作物を狙う猿から畑を守ることも犬の仕事の一つだったのかも知れない。と、思ったのはこんなニュースを目にしたから。存外上手くいくかも知れないな。

今日の1枚は、犬ならぬ猫。
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ホンダのホンキ

 郷秋<Gauche>はこれまでにも、ホンダが小型のビジネスジェット「ホンダジェット」(HondaJet)を引っさげて航空機製造に乗り出す話題を度々取り上げてきたが、そんなホンダの本気具合を知らせるニュースがまたまた飛び込んできた。

 ホンダの100%出資の子会社で航空機事業を手がけるホンダ・エアクラフトカンパニーが、現在の拠点があるノースカロライナ州グリーンズボロ市ピードモントトライアッド国際空港隣接地にホンダジェットの生産工場と新本社屋を建設するというのだ。

 総額約71億円を投入し建設される工場等はまもなく着工され、本年11月には完成予定とのこと。ホンダジェットは2003年12月の初飛行以来、開発が進められており、2006年7月には事業化を発表。価格365万ドルの同機には既に100件以上の注文が集まっており、計画が順調に進めば2010年からデリバリーが開始される。ホンダは本気である。

 ニュースソースはこちら

今日の1枚は、春を待つ恩田の森。
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萬金ギョーザ

 久しぶりに萬金ギョウザ(正しい店名はギョウザ萬金)を食べてきました。相模原に住んでいたころは子供たちも喜ぶので何度か足を運びましたが横浜に引っ越してからは二度目か三度目です。以前は独特の香辛料(八角?)が結構効いていましたが、久しぶりに食べた萬金は随分マイルドな感じでした。

 いつも込んでいる店でしたが、今日は妙に空いていてちょっと肩透かしをくらった感じ。最初の店はもう少し駅に近い場所でしたが10人も座ればいっぱいになってしまうくらいのカウンターだけの小さな店で、カウンターの端でおかみさんが黙々と餃子を包んでいたものでした。いまはクール宅急便で生餃子の配送もしてくれるようです。

 オヤジさんの顔が見えなかったけれど、元気なんだろうか。焼30個、水餃子、野菜サラダ、バンバンジーサラダ、わかめスープ、キムチ、ビール、ご飯。以上。ご馳走さまでした。

ギョウザ萬金
相模原市相南4-1-7
小田急線「小田急相模原駅」下車徒歩5分

話題のNikkor 45mm f/2.8Pの初撮りは萬金ギョウザでした。
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純正45mmに決定

 いろいろ迷った末に、純正のAi Nikkor 45mm f/2.8Pに決定した。実は、写真仲間の一人(レンズフェチ!)が新品同様のフォクトレンダーULTRON 40mm F2 SLを格安で譲ってもいいよと言ってくれていたんだけれど、結局、画質よりもD40/70でも露出計が作動することを優先しAi Nikkor 45mm と相成った次第である。

 で、今日の一枚は「新旧リトルニコン」の図。D40はいま話題のコンパクトなDSLRだから説明の必要もないだろう。EMは知らない方が多いかな?ごく簡単に説明すると、今から27年前、F3がフラッグシップだった頃にNikonが放った超簡単普及型のSLR(一眼レフ)だ。

 任意のシャッタースピードを選ぶことの出来ない絞り優先AE機ではあるが、基本性能の高さからF3を愛用するプロのサブ機としても大いに利用されたようである。開発段階で「女性専科」がキーワードになったことからもわかるように、開発の主眼は軽量・コンパクト、簡易な操作性に置かれたようである。女性に受けたかどうかは定かではないが、SLRの普及に大いに貢献したことは間違いないだろう。

 F3が183,000円の当時40,000円で登場したEMの価格はセンセーショナルであった。EMに先立つこと8年、1972年に登場した絞り優先AEのELが60,000円したのだから、2度のオイルショックを経た後の価格だということを考えれば、EMの価格がいかにショッキングなものであったことを(一定年齢以上の方には)ご理解いただけることと思う。

 そんなこんなを考えると、EMとD40が狙った(狙う)戦略はまったく同じと言っても良いのだろ。D40がいままた「リトルニコン」と呼ばれる所以である。

 さて、初代「リトルニコン」、EMの標準レンズとして開発されたのがSERIES E 50mm F1.8である。写真のEMに装着されているのは後に登場したNikkor 50mm F1.8と同じデザインの後期タイプである(最短撮影距離が0.6mの輸出専用)。所謂パンケーキ型の小型軽量タイプ(175g)であるが、レンズは5群6枚構成。

 今回郷秋<Gauche>が購入したAi Nikkor 45mm f/2.8P(レンズは3群4枚構成。古いGN Auto 45mmと基本は同じか)は、オートフォーカス時代になって久しい2001年に登場した、マニュアルフォーカスながらCPU内臓というなんとも不可思議なレンズなのである。同じ年に登場したマニュアル機、FM3A用を意識しながらも、CPU内蔵であることからF100などのAF機での利用も前提に開発されたもののように思われる。

 いずれにせよ、このAi Nikkor 45mm f/2.8Pの肝は最後に付された「P」の文字である。これはCPUのP、つまりプロセッサーの「P」であるはずだが、この「P」一文字のお陰で、D80以下の普及価格帯のDSLR(デジタル方式一眼レフ)でも露出計が作動するのであるからありがたい。

 試しに、新旧リトルニコンたるEM(SERIES E 50mm F1.8付き)とD40(Ai Nikkor 45mm f/2.8P付き)の重さを量ってみた。EMの640gに対してD40は646g(いずれも実測)とほぼイーブンであるが、ボディのみだと460g対526g(カタログ値、バッテリー込み)とD40の方が重いことになる。Ai Nikkor 45mm f/2が120gと軽量なことが効いている結果である(重量は概数につき若干不正確)。

 果たして、「写り」と道具としての出来具合はどちらが上か、使ってみての判定ではあるが、結果は永遠に出そうにない。なぜならばこのところのEM+SERIES E 50mm F1.8の出動率が限りなく低からである。でも、手に持ったときの「いい物感」はEM+SERIES E 50mm F1.8の「勝ち」、間違いない。

 さて、余談だが、郷秋<Gauche>が購入した45mm f/2.8Pはご覧の通りシルバーである(ブラックの実売値は16K円高)。どう考えてもブラックのD40には合わない。ところが、SERIES E 50mm F1.8に付けていたゴム製折り畳み式のフードHR-1を付けてみると実に落ち着いたいい感じになるのである。折りたたむと、45mm f/2.8P専用フードHN-35と同じ奥行きになるのもありがたい。しばらくはこの組み合わせでの活躍となりそうなD40+45mm f/2.8Pである。

この手の写真も早く上手に撮れるようになりたいものである。


D40関連記事一覧
純正の45mmか社外の40mmか(2007年2月8日掲載)
値崩れ激甚災害(2006年12月25日掲載)
陳腐化のスピードアップ(2006年12月22日掲載)
ニコンがトップに(2006年12月20日掲載)
最廉価DSLR登場(2006年11月19日掲載)

D40での作例
レンズはいずれもAF-S NIKKOR 18-70mm f/3.5-4.5G ED
なお、作例掲載日の記事本体と作例は、多くの場合無関係でありますことを予めお断りしておきます。
作例1(2007年1月3日掲載)
作例2(2007年1月4日掲載)
作例3(2007年1月5日掲載)
作例4(2007年1月6日掲載)
作例5(2007年1月7日掲載)
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雪が降らない

 今年は雪が降らない。たしか1月20日だったと思うが、昼頃に白いものがふわりフワリと落ちてきたのを見はしたが、勿論積もりはしなかった。

 横浜ではどうなのか記録を探したが見当たらなかったが、東京都心の最も遅い初雪の記録は1960年の2月10日だそうな。10日とは、今日のことだ。

 横浜・青葉区ではただいま雨。でも、気温が10度近くあるようだから、とても雪にはなりそうにはない。この冬は一度も振らないまま春がやってくるのだろうか。

今日の1枚は、なるせの森の谷戸奥の梅。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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1500円のティッシュ

 ネピアが1箱1500円のティッシュペーパー、ネピア超鼻セレブを発売した(ネット限定販売らしい)。

 郷秋<Gauche>も春の鼻水シーズン突入と共に5箱298円の安売りティッシュから1箱150組入り200円のチョイセレブティッシュにグレードアップしたけれど、「超鼻セレブ」は1500円! チョイセレブティッシュと同じ150組だとすると1組10円、チ~ン1回10円って、高すぎないか?

 上質で柔らかな紙を使い、安売りティッシュより1枚多い3枚重ね、香料・保湿成分配合ということだが、チョイとやり過ぎのような気が・・・。買う人いるんだろうか。

 それにしても「超鼻セレブ」って商品名、ど~よ。

今日の1枚は、梅と競うように咲いている椿。
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純正の45mmか社外の40mmか

 今どきなのであるが、マニュアルフォーカスの標準レンズを買おうかと考えている。
 候補はAi Nikkor 45mm F2.8PフォクトレンダーULTRON 40mm F2 SLの2本。どちらも「パンケーキタイプ」と呼ばれる薄型のやや広角寄りの標準レンズである。主にFM3AあるいはF3とD200あるいはD40に装着しての利用を考えている。

 Ai Nikkor 45mmはMFレンズではあるが、その最後期に開発されたているためにCPUが内臓され、FM3AやF3のみならずD200やD40に装着した場合でも露出計が問題なく作動する。ただし、D200やD40に装着した場合には、撮像体がAPS-Cサイズであることからレンズの焦点距離は35mm換算で67.5mmと、標準レンズとしてはやや長めとなる。

 一方のフォクトレンダーULTRON 40mmはコシナ製ではあるが、ニコン純正のAi Nikkorと同じマウントであることから、FM3AやF3に装着した場合には当然ながら露出計も作動するなどAi Nikkorと完全な互換性を有するが、問題は最新のDSLRに装着した場合。CPU内臓ではないためにD40では露出計が作動しないのである。D200の場合には手動でレンズの情報(焦点距離と開放F値)を入力すれば露出計は正常に作動する。D200やD40に装着した場合の焦点距離は60mmとなる。

 FM3AやF3(時にF100)といったフィルムカメラだけでの利用を考えれば、Ai Nikkor 45mmよりも描写性能が優れていると評判のULTRON 40mmを選ぶことになるだろうが、DSLR、取り分けD40に装着することを考えると、適性露出であるかどうかは撮影直後にモニターで確認できるとは言え、気持は露出計が無条件で作動するAi Nikkor 45mmにググッと傾いてくるのである。

 ちなみに、既にどちらのレンズもメーカーの製造・出荷が終了してはいるが、都内の専門店ではいまだに新品の入手が可能。希望小売価格はほぼ同価格の2本であるが、実売価格はと言えばULTRON 40mmの方がAi Nikkor 45mmよりも福沢先生お一人分ほど安いのだ。なんだか究極の選択を迫られている気分の郷秋<Gauche>なのである。

今日の1枚は、もうこんなに咲いている恩田の森の梅。
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猫的生き方

 世の中には猫派と犬派がある(いる)らしい。「猫派はこういう人、犬派はこんな性格」とは、よく耳にすることである。これって「彼女は(血液型が)A型だから○○○○なのよ」とか「あの人はB型だから△△△△だと思うわ」と同じで、こういうステレオタイプな見方は、郷秋<Gauche>は好きではない(だから郷秋<Gauche>は医者以外には血液型を教えない。だいたい性格と血液型は無関係なんだから)。猫「派」とか犬「派」という言い方も好きではないが、世の中に猫好きと犬好きがいることは間違いないようである。

 郷秋<Gauche>は猫が嫌いだった。自分の気が乗らないと飼い主さえも無視する、その生意気な態度が気に入らなかったのだ。その点犬は、どんなに遠くからでも飼い主を見かけると尻尾を振って駆け寄って来るところが可愛い。でも猫好きの中には、犬のそんなところを「媚を売る」と表現する人もいる。

 猫が嫌いだった郷秋<Gauche>だが、実はここ数年、猫が好きになってきた。というよりは猫的生き方に憧れるようになってきたと言った方がよいのかも知れないな。つまりだ、人に媚びない、自分の気持に正直に行動する猫的生き方こそが、自己をより開放することの出来る人間的な生き方なのではないかと思えてきたのである。

 まっ、そんな屁理屈は置いておくとしてもだ、だいたい犬は鎖かロープかリードか知らないが、要するに四六時中何かにつながれているではないか。一方、猫はそん風に縛りつけられることはない。仮に家の外に出られないとしても、少なくとも家の中では自由に動き回ることができるし、もし家の外に出られるのであれば、どこへだって自由に行くことが出来る。猫は自由なのだ。だから郷秋<Gauche>は猫的生き方に憧れ、猫が好きになってきたのだろう。

 猫が嫌いだった頃の郷秋<Gauche>は、猫にはまったく好かれなかった。郷秋<Gauche>が猫の方を振り向くと、危険を察知したかのように走り去るか、あるいは無視されるかのどちらかだったが、最近は違うぞ。勿論擦り寄ってくることはないけれど(時にはそんな「犬的猫」もいないわけではないが)、少なくとも逃げはしないし、カメラのレンズを向けると「目線」をくれるようにさえなった。ただ、その目が「お前さんもさ、いろんなしがらみを捨てて早く猫的自由を手に入なよ」と訴えかけているようで、チョイと戸惑う郷秋<Gauche>なのではあるが。


 今日は、珍しく記事本文に相応しい一枚。写真には写っていないが、すぐ右側にもう一匹日向ぼこりのトラ猫がいる。トラ猫三兄弟である。
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これって

 格好良過ぎませんか?郷秋<Gauche>的には、ど真ん中に来ていますね。特に後ろ斜めから見るスタイルは、猫科の猛獣が獲物に飛びかかる直前にグッと力を溜め込んでいるかのようで、セクシーです。問題は機械・電気的な信頼性と、FIATのエンブレム、かな。

FIAT New Bravo (webCGのページに飛びます)

今日の1枚は、昨日掲載した椿の根元に鎮座する小さな石のお社。
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気になる商品 - デジタル一眼レフカメラ -

 例によって神奈川新聞掲載の記事から。本日(2007年2月5日)の経済面に(朝刊なのか夕刊なのかはっきりせよとおっしゃる方がいるやも知れないが、悲しいかな神奈川新聞は朝刊だけなのここで区別する必要なないのである)「気になる商品 - デジタル一眼レフカメラ -」という記事が掲載されていた。カメラ関連の記事だったので目に留まったが「気になる商品」は毎日掲載されているのかも知れない。

 具体的に幾つかの機種の紹介がされているのだが、最初にこんなことが書かれている。「ひと昔前まで愛好者向けという印象が強かった一眼レフカメラは最近、簡単に扱えるようになっている。写真の腕に自身がない人でもマニア並みのショットを撮れるかも知れない。」

 後段の「撮れるかもしれない」は実に正しい。あくまでも「かもしれない」なのである。しかし、前段の「ひと昔前」って、一体いつのことだ。「十年ひと昔」と言ったのはひと昔前の話しで、今は「一年ひと昔」なのか?「ひと昔前」は置くとしても「愛好者向けという印象が強かった一眼レフカメラ」とはどういう意味だ?タイトルに「デジタル一眼レフ」とあるから、ここはデジタル方式一眼レフのことだとは思うけれど、「一眼レフ=デジタル方式一眼レフ」とするには時期尚早なんじゃないかな。

 記事はその後、ペンタックスK10D、キヤノンEOS KissデジタルX、ニコンD80の紹介が極々簡単にされているが、標準的な価格はいずれもボディ本体のものだけで、レンズ込みの価格がまったく紹介されていない。「写真の腕に自身がない人」、つまりDSLR入門者向けの記事なのだとすれば(おそらくそのつもりなのだろう)どう考えてもボディ価格に見合った標準ズームレンズ付きの価格を掲載すべきなんじゃないのだろうか。

 もう一つの疑問はボディ本体実勢価格12万円程度のペンタックスK10D、ニコンD80の中に同9万円程度のキヤノンEOS KissデジタルXを持ってきたところだ。と、言うよりはDSLR入門者向けの記事だと思われるのに、同12万円程度のペンタックスK10D、ニコンD80を持ち出したことだ。入門者向けだとすれば、ニコンならD40(同5万6千円程度)、ペンタックスならist DS2(同6万円)を持ってくるべきなんじゃないだろか。EOS KissデジタルXが安く見えるような競合機種を持ってきたと言うのはうがち過ぎだろうか。

今日の1枚は、梅同様これから盛りを迎える椿。
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蕗の薹です

 先週までは何もなかった畑の隅に、ぽつりぽつりと可愛い頭を出し始めていました。大きくなった蕗からは想像もつかない愛らしい姿ですね。

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春の使者

 椿が咲きました。水仙が咲きました。オオイヌノフグリもヒメオドリコソウも咲きました。梅も咲き始めました。そして、これも。


☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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続、相模原市が政令指定都市に!

 現相模原市長の目論見通り、2010年3月までに相模原市が政令指定都市になるとすると、次の郷秋<Gauche>的興味は、区がいくつできるのか、その名称はどうなるのか、ということだ。

 既存の政令指定都市(新潟・浜松両市を含む)の場合、区の数が一番多いのは大阪市の24(東京都区部の23よりも多い!)、次が我が横浜市の18、ついでの名古屋市の16。逆に区の数が少ないのは静岡市の3区、仙台市の5区、千葉市の6区といったところ。

 2006年3月20日に隣接する津久井郡内の津久井町、相模湖町を合併し(城山町を挿んで飛び地になっている)、相模原市の面積は244Km2、人口67万人になったが、さらに本年(2007年)3月11日に同郡の城山町、藤野町を合併すると面積329Km2、人口70万人となる(津久井郡は消滅する)。面積、人口が比較的近い千葉市(272Km2、93万人)が6区あることを考えると、3~6程度の区を作るのが良さそうに思えるが、相模原市の問題は人口密度の偏りが著しことである。

 合併前の旧相模原市の面積90.39km2、人口63万人に対して、合併された(る)旧津久井郡4町の合計面積238.44km2に対して人口はわずか7万人。つまり合併完了後の市の面積、244Km2のわずか27.5%に当たる旧相模原市域に総人口の90%に当たる63万人が住んでいるということなのである。人口と面積のバランスを考えると、その線引きは実に難しいが、強引に線を引いてしまう郷秋<Gauche>案は次の通りだ。

 旧津久井郡を2つに分割する。北部に位置する藤野町・相模湖町地区を「北区」とし、残り2町、城山町・津久井町地域を「津久井区」とする。旧相模原市は小田急線相模大野駅を中心とする南部を「大野区」、JR横浜線の相模原駅を中心とする中央部を「中区」、JR横浜線橋本駅、京王相模原線橋本駅を中心とする北部を「橋本区」とする。5区分割案である。しかし、北区、津久井区の人口はそれぞれ4万人に満たないことになるから、面積的なバランスは悪いが一つの区とし、全4区構成もありえるかな。

 最後になりましたが、区の線引き案については、何の根拠もない、郷秋<Gauche>の単なる妄想であることをお断りしておきます。

注:政令指定都市について詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。

今日の1枚は、今シーズン3度目の梅(^^;。
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相模原市が政令指定都市に!

 おっと、待て。このタイトルは正確さに欠けるぞ。これじゃインチキTV番組のタイトルと同じじゃないかと言われちゃうぞ。正確には「相模原市、政令指定都市を目指す」だ。相模原市の小川市長が、1月31日の市議会定例会冒頭の姿勢方針演説の中で「(横浜市、川崎市に続く)政令指定都市への移行に取組む」ことを表明したのである。

 相模原市は、郷秋<Gauche>が横浜に引っ越してくるまで20年も住んでいた街である。その頃既に人口60万人と、現在の政令指定都市以外では岡山、熊本、鹿児島に次人口で、遠からず政令指定都市入りを目指すことは必至と郷秋<Gauche>は考えていた。

 ただし、60万人では人口の要件を満たさないことから、周辺の市町村との合併が前提として考えられた訳だが、地元では商圏がほぼ一体と考えられていながらも、「東京都」町田市との合併が難しいとなると、座間市との合併で政令指定都市入りを目指すのがよいのではないかと考えていたが、実際にはそうはならず、相模原市の西側に隣接する町村と合併することとなった。

 相模原市の政令指定都市移行が実現すると、神奈川県内では横浜市、川崎市に続く三つ目の政令指定都市となる。今日現在の政令指定都市は15。4月1日には新潟市と浜松市が政令指定都市に移行しその数は17になるが、一つの道府県に複数の政令指定都市を擁するのは神奈川県(横浜市・川崎市)、大阪府(大阪市、堺市)、福岡県(福岡市・北九州市)、静岡県(静岡市・浜松市)の四つだけだ。ということは、全国47の都道府県の中で神奈川県が初めて三つの政令指定都市を持つことになるな。

 ただ、郷秋<Gauche>が気になるのは、果たして相模原市に政令指定都市としての風格があるのか?ということだ。相模原市には、ここが市の中心であるという場所がない。「ない」と言ってまずければ「三つある」と言い換えることもできる。ただし、そのいずれもが中途半端なのであるが。

 その三つとは、市役所のあるJR横浜線の相模原駅周辺、同じくJR横浜線沿線で京王線が乗り入れている橋本駅周辺、そして小田急線の相模大野駅周辺である。首都圏にある街としてどれもそこそこの賑わいを見せてはいるが、政令指定都市の玄関口としてはいずれもチト寂しいな。寂しいというか、政令指定都市の表玄関口としての風格に欠ける。

 まっ、それはそれでよいのかも知れない。つまり一極集中型の場合、更なる発展が難しくなることもあるわけだが、三極分化しているということは、それぞれの地域が更なる発展の可能性を秘め、三つの点が線で結ばれ、それがやがては面に広がる可能性もあるというわけだ。都市化だけが街の発展ではないし、それがよいとは思ってもいないけれど、将来に向けての可能性を持ち合わせているということも出来るわけだ。

 相模原市の目論見どおり計画が進めば、3年度の2010年には「政令指定都市・相模原市」が登場することになるようである。

注:政令指定都市について詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。

今日の1枚は、冬のトトロの切り通し。
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