唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
Nikon or RICOH?!
RICOHのGR Digitalあらため”GR”の登場もいよいよ秒読み段階のようですね。
First Ricoh GR presentation video!
Nikon Aか、RICOH GRか。考えだしたら眠れんぞ!
blog:恩田の森Now(先週末は休載となりました。次週に乞うご期待)
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八重桜の向こうに山藤
人の手で作られた八重桜がある訳だから、深山ではない。その向こうの紫は山藤のもの。里近くの谷戸の風景であるが、この写真が川崎市内で撮られたと聞かされれば多くの人は驚く事だろうな。カメラ位置の10m後ろは東京都町田市、向こうに見える山藤の20m先は横浜市青葉区。そう、ここは川崎の秘境と云われる(ホントに云われている?)麻生区岡上。まぁ、何と長閑な景色であることか。
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次期 RICOH GR Digitalの噂と、カメラ選び
噂によれば、次期GRが一週間以内に発表されるらしい。噂によれば、最も多きな変化はイメージセンサーがこれまでの1/1.7サイズからAPS-Cへと大型化されrこと。それに伴いボディは大型化されるが、Nikon Aよりは小型だと云う。今どきデジタルなのが当たり前だからなのだろう、名称からDigitalの文字がはずられるとも噂されている。
SLRよりも小さなカテゴリでは、フルフレームながらレンズ交換のできないコンパクトがあり、APS-Cはレンズ交換可と不可のタイプがあり、更にM4/3があって、それより小さな1インチサイズではまたレンズ交換可能なものと出来ないタイプがあるなど、実に多彩なヴァリエーションが登場しており、メカニズムに詳しくない方にとってはその選択がますます難しくなって来ているデジタルカメラ市場である。
郷秋<Gauche>としては、額装する程の本格的な作品を作りたいのであればDSLRをお勧めする。DSLRまでは必要ではないけれど、普通のコンパクトでは物足りないと云う方には、ニコンAや近く登場するであろう次期GR、あるいはソニーの1インチセンサーを使った、レンズ交換のできないコンパクトタイプをお勧めする。なまじレンズ交換可能な、所謂「デジタル一眼」を購入し、ましてや幾本かの交換レンズを購入した後では、他のメーカーに乗り換えるハードルが高くなるからである。
いずれにしてもますます難しくなってくるデジタルカメラ選びなので、買い替えを考えているけれど、何が良いのか判らないと云う方には、後悔しないためにも、まずはお近くのカメラ好き、写真愛好者にご相談されることをお勧めします。量販店の店頭などで相談しても、結局は「売りたい」製品を買わされるだけですから、お店に行く前に、ネットで「買う」をクリックするまでに相談されるのが良いかと思いますよ。
土曜の午後のひと時をミューズと共に
忙中閑あり。今日はみなとみらいホールで「千住真理子&長谷川陽子&仲道郁代~女神たちの“愛のうた”」を聴いてきました。2020席のホールがほぼ満席とは、さすがですね。ピアノ、ヴァイオリン、チェロの奏者として絶大な人気を誇る三人が一堂に会すわけですから、当然と云えば当然と云うことでしょうか。ストイックなファンには物足りなかったかも知れませんが、郷秋<Gauche>は楽しいMCと共に耳に馴染んだ曲の数々を存分に楽しませていただきました。
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村上春樹氏は決してファンを裏切らない
腰巻(帯とも云う)に書かれた「心を世界につなぎとめておくための営みだった。」
村上春樹氏の新刊の帯に書かれた21文字で、21文字だけで、この本を読まずとも、この本の98%を理解することが出来る。もっと云えば、21文字ではなく「つなぎとめておく」の8文字だけでも十分理解が可能である。
村上春樹氏は決してファンを裏切らない。この新刊には、「羊を巡る冒険」で氏が確立した「村上春樹ワールド」が間違いなく展開されているのだ。「水戸黄門」か、あるいは「フーテンの寅さん」か、はたまた「遠山の金さん」か。いずれにしても、寸分違わぬ「村上春樹ワールド」が展開されていることが、たった8文字で理解できてしまうのが良いのか悪いのか。
はい、読ませて頂きますよ、勿論。だって、ファンですからね。内容も読後感も半ば判っていても、それでも読みたくなる、それが村上春樹氏の作品です。そう云う意味では「1Q84」はちょと(だけ)新鮮ではあったけれど、今度のこれには「新鮮」や「驚き」は無いだろうな。と云う思いが裏切られることを期待しつつ、ページを繰り出すとしよう。
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お仕事をいただきました
ピアノ発表会のプログラム作成のお仕事を頂きました。小学生中心の発表会のようですが、主催の先生が良いとおっしゃっているので、ちょっと大人っぽくかつシンプルにこんなイメージで作成中。来週の土曜日の事ですが、何とか間に合うでしょう。当日の写真撮影のご依頼も頂いております(って、こちらがメイン)。お陰さまで、ささやかではあってもビール(擬き)と共に夕餉の膳を頂くことが出来る。まったく有り難いことでございます。
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チェロ用は無いのか?
「30日でピアノをカッコ良く弾きこなせるDVD!ベートーベンからコブクロまで難なく弾ける様に・・・」と云うタイトルのメイルをもらった。要するにピアノの独習&速習教材DVDのPRである。30日でピアノをカッコ良く弾きこなせるのもいいけれど、郷秋<Gauche>としては、これのチェロ版があったら「即買い」だ。
しかし「30日でピアノをカッコ良く」なのに、「ベートーベン(ベートーヴェンだし)からコブクロまで」と云うのはどうなんだ。フツーに考えるところのピアノで弾きたい曲と随分ズレているような気がするし(今、思い出した。「エリーゼのために」はベートーヴェンじゃないか)、更に本文にある「NHK交響楽団の演奏者も推薦する」って、「N響の演奏者」がN響団員を意味するなら、多分N響にピアノ担当団員はいないと思う。
でもだ、「レッスン用の曲として、ベートーベンの第九、ホルストのジュピターをご用意」してあるようで、「通常の初心者向け教本では、簡単な編曲になり過ぎで物足りないと感じる方もいると思いますが、私の編曲は、原曲の感動的な雰囲気を損なわないまま、あなたにも簡単に弾けるようなものになっています」そうだから、かなり期待していいDVD教材なのかも知れない。
と云う訳で、最初にも書いたけれど郷秋<Gauche>の場合、「30日でチェロをカッコ良く弾きこなせるDVD」、バッハの無伴奏全曲が30日で弾けるようになる教材なら、今すぐ買いたいぞ。9,800円(税込)までなら代金先払いでも絶対買うからまずはDMを送って欲しいものである(^^)
と云う訳で今日は、30日でカッコ良く弾きこなすのは「ピアノが先かチェロが先か、それが問題だ」と云う一枚。あっ、先生、すみません。これは駄文(格好良く云うとエッセイとも)の文章構成上、言葉の遊び上のことであり、勿論、チェロが先です(^^;
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菜の花、最後の輝き
横浜地方の菜の花はもう最終盤。遠目にはまだ綺麗に見えてもとてもUpでは撮れない。だから先週土曜日に撮ったこれが、輝きと云うには曇っていたので今ひとつパッとしていなかったけれど、今年最後の菜の花。
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欅若葉
若葉はどれも美しい。郷秋<Gauche>が特に好きなのはミズキ、柿、欅。ミズキ、柿は既にご覧いただいているので今日の一枚は欅の若葉。なんだかパッとした写真が無いのでポスタリゼーションしてみたけれど、元がダメだと何をやってもダメと云う、ダメダメ写真の見本。そもそも色数の少ない(緑しかない)写真をポスタリゼーションしてみても面白い訳がない(^^;
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我が家の二輪草と花韮
我が家の庭の南西角。画面上方は山法師(やまぼうし)、右側が昨日から咲き始めた二輪草(にりんそう)で左側がしばらく前から咲いている花韮(ななにら)。二輪草と花韮が終わると画面下方でツンツンと伸びている濃緑の細い葉、大甘菜(おおあまな、別名ベツレヘムの星)が咲き始めます。好きな花だけを植えたのですが、何故かクリスマスローズが・・・。これはそのうちに別の場所に植え替えてあげましょう。
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遅読
「速読」と云う言葉がある。「速読法」と云う言葉もあり、有料でその方法を教えると云う案内を新聞などで目にすることもある。ならばその反対語として「遅読」と云う言葉があるかと云えば、多分、無いと思う。少なくとも郷秋<Gauche>のPCの辞書にはないのだが、ネットで検索すると出てくる。「時間をかけてじっくり読むこと」なのだそうだ。
ここで問題となるのは「じっくり」である。腰を据えて念入りにすると云うような意味だろうが、これを読書の場合に当てはめれば、そこに書かれたことの意味を十分に理解ながら、あるいは書かれていることが正しいのかどうかを考えながら、あるいは記憶しながら時間をかけて読む、と云う事になるだろうか。
いや、「遅読」とはそういう事だけを云うのではないと郷秋<Gauche>は思う。何故なら郷秋<Gauche>は極めて遅読であるが、自分が思うに、まったく「じっくり」読んでいない。単に読むのが遅いのである。遅いだけではなく、そこに書かれている内容を理解してあるいは記憶しているかどうかも甚だ怪しい。
昨日、ようやく「キャパの十字架」(沢木耕太郎著/文芸春秋社刊)読み終えた。今夜から読み始めると書いたのは2月21日であるから、ひと月半かかったことになる。四六判336頁だから短い本ではないけれど、さりとて内容が特に難しい訳ではない。なのに、読み終えるのにひと月半かかったのは、遅読の他に、もう一つ理由がある。「キャパの十字架」と同時に「弦楽器のしくみとメンテナンス」(佐々木朗著/音楽之友社刊。もう10年以上前に買ったまま積んであった)を読んでいたのだ。
若頃にはもう少し読むのが速ければ、もっとたくさんの本を読むことが出来るのにと思ったこともあるが、ある時これで良いと思うに至った。たくさんの本を読む必要はない。自分が読みたい本、気に入った本だけをゆっくりと、読むことそのものを楽しみながら読めばそれで良いではないかと。
「キャパの十字架」について書こうと思っていたのに、話はあらぬ方に飛んでしまいました。さてその「キャパの十字架」ですが、ロバート・キャパの代表作のみならず、古今の戦争写真の傑作のひとつとも云われる「崩れ落ちる兵士」が、実はキャパが撮ったのではないのではないか、実は銃弾に倒れたその瞬間ではないのではないかと云う著者の仮説を自ら検証する内容です。
郷秋<Gauche>は、「安全への逃避」でピューリッツアー賞を受賞した沢田教一に心酔した時期がありました。当然その頃に「崩れ落ちる兵士」も目にしているのですが、それは沢田の写真の数々のように郷秋<Gauche>の心を打つことはありませんでした。それが何故なのか、40年の時を経て読んだ「キャパの十字架」によって、ようやく納得することが出来た郷秋<Gauche>でありました。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、豌豆(エンドウ)の花。野菜の花はどれも美しいが、中でもこの豌豆の花が最も美しいと郷秋<Gauche>は思っているのだが、どうだろうか。
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シャガ
漢字では射干もしくは著莪と書く。胡蝶花の別名も。アヤメ科アヤメ属の多年草で中国原産。日本にはかなり古い時代に入って来た帰化植物のようで、もうすっかり日本植物の顔をしている。
今年は三月中の高温により例年よりもかなり早い時期の開花となっているが、人家の北側など湿って薄暗い所でひっそりと咲くのが、日本人の心情に良く合う。人家の回りなどでしか見られないのは、種子が出来ないために人の手が介在しないと広がらないからなのだとか。
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冗長化
【冗長化】万が一に備え、代替用の設備を用意しておき、故障や障害が発生した場合その機能を継続的に提供できるようにすること。具体的にはこう云う事である。何としても冷却し続けることが必要なものがある場合、冷却装置が壊れた時のことを想定し、同じ冷却装置を2台、パラレルに用意する。停電を想定し、2台の冷却装置にはそれぞれ別系統からの電源を用意する。両方の電源が途絶した場合の為に更に自家発電装置を用意する。
愛用していたチェロのケースのストラップが何だか危ない感じになっていたので新しいものに替えた。この際だからと、実際にそのように使う事があるかどうかは判らないけれど(郷秋<Gauche>の身長(177cm)でチェロのケースを背負ったら、家でも電車でも、ドア開口部の上に必ず引っかかる)、背負う事も出来るように二本セットで購入した。
郷秋<Gauche>のチェロケースは「Peter Brack」と云うチェコ製のものだが(白いのにブラックとはこれ如何に、って、スペルが違う)なのだが、今回購入したストラップはドイツのGEWA社のもの。愛用のニコンに某C社のストラップを付けるようで嫌なのだが、ブラック専用の適当なものが無かったし、ネオプレーン製のパッド付で肩に優しそうだったし、何よりも二本セットで結構リーズナブルな価格だったので、これにした。
ブラックのケースの取り付けるとこんな感じなのだが、注目してもらいたいのは、本来の取付金具以外にもう一つ付いているワイヤーリングである。万が一、本来の取付金具が外れる、あるいは破損した場合でも、このワイヤーリングがケース(と中身の楽器)を保持し、落下による楽器の破損を防いでくれると云うものである。
Webカタログにはこのような付属品があるとは書かれていなかったが、送られてきた商品には4か所のケースへの取付箇所すべてに対応する4本のワイヤーリングが付いていた。それはそうだろう。だって、ブラックのケースなら、メルセデスEクラスはおろか、フェラーリF12クラスの楽器が入っていてもおかしくないのだから、万が一にもストラップが外れてケースが落下、中の楽器が破損でもした日には、その賠償責任を負わされる可能性もある。ストラップの製造会社・販売会社のリスク軽減のためには実に安価な投資とも云える。
もし、本来の取付金具の外れ・破損の可能性、ワイヤーリング破損の可能性がそれぞれ1/10,000だと仮定すると、両方の金具が同時に破損しケースが落下する可能性は1/100,000,000と云う事になるだろうか。一億分の一の可能性って、郷秋<Gauche>の残り人生が仮に30年だと仮定してもだ、ケース(楽器)の落下事故は生きているうちにはまず起こらないと云う事だ。
企業活動におけるリスク管理上は当然のこととしても、個人のレベルにおいても絶対起こって欲しくないことのためには二重三重の安全対策が必要だと云う事である。と云う訳で、今日の仕事帰り、トランク型のカメラケース用に、チェロケースと同様のワイヤーリングを購入してきた郷秋<Gauche>である。これで安心。って、蹴躓いて転んだりした時にはどうしようもないんだけどね(^^;
注:郷秋<Gauche>の楽器は昨日も書いた通り、量産の超廉価物。だから、このケースから「あの」楽器を取り出すと、100人中99人はがっかりする。楽器よりもケースの方がはるかに高価なのである。郷秋<Gauche>が何故こんな分不相応なケースを使ているのかは、ヒ・ミ・ツ(^^)
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郷秋<Gauche>のチェロは二十歳のストラディヴァリウス
今日はちょっとだけ、まぁ、ロケハンのようなものだけれど自分の楽器を撮ってみた。楽器は、そんなに上等なものでなくても、それなりに美しい。と云うか、フォトジェニックだね。今度時間がある時にライティングも考えてゆっくり撮ってみよう。
と云う訳で今日の一枚は、f字孔から楽器の中に貼ってあるラベルを見たもの。ご覧の通り郷秋<Gauche>の楽器はドイツ製のストラディヴァリウスである。と云うのはまったくつまらない冗談で、つまりは、ストラディバリウスの形に似せて作ったチェロと云う事なのだろう。もっとも、廉価な量産品だから形は一見ストラッドに似ていたとしても、音は全然似ていない、と思う。当たり前の話しである。
郷秋<Gauche>がこの楽器を音大卒業直前の学生から譲り受けたのが1996年で、その学生は4年前に購入しているはずだから、1992年にドイツで作られたこのチェロはすぐに日本に輸出され、そして間もなく最初のオーナーが購入したことになる。クルマは20年も乗るのは容易なことではないけれど、弦楽器はメンテナンスさえしっかりしていれば、20年なんてまだまだこれから!と云うところだから、随分と安い買い物とも云えるね。
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逆光で撮る、枝垂れ桜
昨日、某O電鉄広報誌に掲載された、「植物を撮るなら、露出を調整して逆光で撮る」と云うアドバイスは実に正しいと書きましたが、今日の一枚は極端な例。枝垂れ桜の向こうは全面的に比較的明るい曇り空。完全な逆光です。この場合、+3の露出補正をかけています。
昨夜、上手くUpできなかったようなので、再度Upし直しておきます。今度は大丈夫か?
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