郷秋<Gauche>のチェロは二十歳のストラディヴァリウス

 今日はちょっとだけ、まぁ、ロケハンのようなものだけれど自分の楽器を撮ってみた。楽器は、そんなに上等なものでなくても、それなりに美しい。と云うか、フォトジェニックだね。今度時間がある時にライティングも考えてゆっくり撮ってみよう。


 と云う訳で今日の一枚は、f字孔から楽器の中に貼ってあるラベルを見たもの。ご覧の通り郷秋<Gauche>の楽器はドイツ製のストラディヴァリウスである。と云うのはまったくつまらない冗談で、つまりは、ストラディバリウスの形に似せて作ったチェロと云う事なのだろう。もっとも、廉価な量産品だから形は一見ストラッドに似ていたとしても、音は全然似ていない、と思う。当たり前の話しである。

 郷秋<Gauche>がこの楽器を音大卒業直前の学生から譲り受けたのが1996年で、その学生は4年前に購入しているはずだから、1992年にドイツで作られたこのチェロはすぐに日本に輸出され、そして間もなく最初のオーナーが購入したことになる。クルマは20年も乗るのは容易なことではないけれど、弦楽器はメンテナンスさえしっかりしていれば、20年なんてまだまだこれから!と云うところだから、随分と安い買い物とも云えるね。

blog:恩田の森Now(3月30日に更新いたしました)
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