気持ち的に一段落したので、ときどきテレビのチャンネルをオンにしています。
金曜日は久しぶりにLAW&ORDER(シーズン15-24)でした。
訴えたいことは何だろう?
「自己弁護の権利」でしょうか。
弁護人選任の権利は憲法修正5条(起訴前)、6条(起訴後)で保障されていることは
よく知られたことですが、
この権利は放棄することが認められ、法廷で(AT TRIAL)自分で自分を弁護する権利
があるとされています。いわゆるCASE LAWです。
ただし、判事は本人に自己弁護する能力があるかどうか慎重に判断しなければ
ならないのですが、別に法律的知識があることは要件ではないようで、
要は常識的なものでいいようです。
ただ弁護人の辞任を認めるかどうかですが、
このドラマのように補佐する意味で辞任を認めないこともあるようです。
通常は、本人が言いたいことは裁判官が代わりに質問するようですが、
弁護士にさせるという方法もあるのですね。
弁護士としては遣りにくいですね。そこのところはよく描写されていました。
結果がどうだったかは、クレスチョンでしたね。
「INCOMPETENT」な弁護士の場合は辞めてもらった方がいいでしょうが、
この弁護人は適格な訴訟活動をしていたと思います。
結果は違っていたでしょうね。
だた面白いと思ったのは、そもそも訴訟と言うのは生き物ですので、
相手が何を考えているのか、どのような情報を持っているのかなどは
それぞれに推測し、予想し、対応していくのですが、
「弁護士の訴訟活動がうまく進み、本人がうまくいくのでは」と強気に
なり始めたのではないかというような感想をマッコイが述べていたと
思うのですが、
実際、そういうことは民事、刑事を問わず、よくあることなのです。
弁護士の腕が良ければいいほどスムーズに物事が進行するので
錯覚するのです。
海外ドラマのおもしろさは、そういうきれいごとではない、人間のドロドロした
部分を避けないことだと思います。
つい最近死亡したフォンタナ刑事(役の俳優さん)ですが、いつもどうりの彼独特の捜査でしたね。
シカゴの警察官TURN俳優だということですが、
ちょっと信じられない感じです。カッコよすぎですよね。