弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

店舗まるごと偽物の「偽アップルストア」中国に出現、中国偽物個人体験

2011年07月28日 | 旅行

中国の偽物は有名です。
アイフォーンの偽物など当たり前、ついにはアップルの店そのものの
偽物が出現したということでした。ここをどうぞ。
その後すぐに閉鎖されたと聞いていますが・・

さて、北京から帰ってきたばかりです。
私も偽物をつかまされたようです。
天然ラテックスのマットレス、枕のお店です。説明を受け、実際に使って
見ました。
現地ガイドの案内ですし、立派なお店なので、安心しました。
枕を買い替えたいと思っていたところですので、試用してまずまずでしたので
買うことにしました。
嵩張るからといって、真空パックの包装をその場でしてくれました。
なんの疑いもありませんでした。

ところが、開封した途端、天然のゴムではありません。
石油製品の臭いがぷんぷんです。
とても安眠どころではありません。
こんな石油ぷんぷんの枕を使用していては健康被害に遭うにちがいありません。
それで、直ちにシャットアウトしました。

さて、帰国の数時間前に、中国の陶器を見に行きました。
博物・・と言っていましたし、無料で見れるということでしたので、
きっと博物館に行くものと思っていました。
最初は、すごいという陶器や中国の寿山石の大きな彫刻が展示されていました。
なんかすごい感じで、感嘆しました。
一部屋回ったところで、別室にまねかれました。
飾り棚が3つ、それぞれに5から6個の彫刻等の置物があります。
すると、日本人(埼玉の人、60歳前後の夫婦)が気に入って一つの飾り棚
全部を買ったというのです。運送費込みで98万円ということです。
そのうえで、あと2つの飾り棚全部を買わないかというのです。
日本で売れば300~400万円はする、お買い得だというのです。後払いでいいと
いうのです。ですが、高さが150センチもあるような飾り棚(中身は全部中国のもの)
を全部買うなどあり得ません。
閉じ込められて説明を受けます、誰も買う気はありません。
20分くらいは閉じ込められていたでしょうか?
販売員(最初は学芸員かと思っていたのですが)、手袋をした手で恭しく
大事に扱うので、手に取ってみることもできません。
裏からしっかりと見た人によるとプラスチックだということでした。
博物館だとか、北京市とか政府とか、それらしい言葉が散りばめられているので
ついつい信用しそうです。
観光地で10個何千円とかいうのは、もう知っていますが、
こういうお大がかりな騙しにはついうっかりとしてしまいます。

真珠の化粧品については1セット1万円ということで、これもかなり
閉じ込められていました。
これは誰も買いませんでした。

そういえば、現地ガイドさんは自分でもどれが偽物か本物かわからない
というようなことを言うのを小耳にはさみました。

そして、良く良く考えてみると、食べ物だって怪しい?
宿泊ホテルのバイキングの朝食には一応料理名がついていましたが、
レストランで食べたものは、何とか料理というだけで、料理について
説明すらありません。
これは牛らしいとか豚らしいとか鳥らしいなどと品評はしましたが、
誰一人、自信を持ったわけではありません。

そういうば、すべて現地ガイドさん任せです。
最初の段階で、物を買う時には偽物に注意してくださいというパンフレットは
読みましたが、そもそもすべてはこういう具合では
一種の詐欺旅行ではないかと感じました。

私たちは日本の旅行会社が主催するツアーなので、信用して参加するわけです。
ツアーのコースに入っているお店については基本的に信用します。
それがこういう組織的な詐欺商売となると、
事前に説明していたではすみません。

私が参加したのはクラブツーリズムですが、これはどこの旅行会社も
同じようです。
旅行会社が知っていて目をつむっているだけなら、これほど無責任な
ことはありません。
またしても、日本人は馬鹿にされてしまいます。

結局、信じられるのは、どこにとまったか、どこに行き、何を見たかです。
ショップについては全く信用できません。
今では、すべて偽物ではなかったかと思っています。
試食したものですら、別物を提供された可能性があります。

アップルのお店全体が偽物というのですから、この程度のことは当たり前、
知らない日本の観光客がおバカさんということになるのでしょうか?

旅行中に中国の高速鉄道の事故がありました。
アイフォーン版のAFPのニュースに、あるブロガーのお話として、ありました。
引用します。
「急速すぎる開発を追い求めたことの代償を支払っているのだということを、われわれは受け止めなければならないだろう」と述べた上で、「公共建設を独占する政府や当局者が、モラルや知性、能力といった面で、特に優位性があるわけではないのだ」と記した、

とありました。モラルや知性、能力ですら、政府や当局に優位性がないと
すれば、それ以下の民間や庶民レベルでは言わずもながということでしょう。

北京動物園で撮ったパンダです。夢を見ていたのでなければこれは本物?の
パンダと思います。

(なお、先の枕についてはカード払いでしたので、どう対応するか
検討中です。)


北京、天安門の広場、故宮

2011年07月27日 | 旅行

週末を利用しての小旅行のつもりですが、早朝から夜遅くまで
休む暇なく動き回っています。

北京を一言でいい現すと、大きさです。

天安門広場に立ったとき、あまりにもの広さ、大きさに、大袈裟かも
知れませんが、宇宙を意識したように感じました。

また、故宮、紫禁城は中国王朝の城ですが、「何とか殿」が果てしなく
続く感じです。
この大きさは、同時に人の多さの反映でもあるようです。
天壇公園では、太極拳をしたり、ダンスをしたり、カード遊びをしたりと
めいめいが好きなことをして遊んでしますが、その人々の多さ、
群れをなしてという感じです。

人々の顔をみると、ものすごく変化に富んでいるようです。
そして逞しく、荒々しい感じがします。
われわれ日本人の大人しさとは大違いです。

ハチの巣スタジアムの大きさ、オフィスビル群もアパート群も、
一棟だけでも日本では想像できない大きさですが、それが果てることがない
のではと思うほど続いています。

そして、もうひとつ。
海抜50メートルの大地。湖を作るために掘った土で山を作る。
道路も果てしなく続く一枚の大きな大地の上のまっすぐに線を引いて
作っていく。
世界を自分でグランドデザインしていく感じなんでしょうね。

中国の大国主義というのは、こういう国土の広さ、人口の多さ、雑多さから
必然的生ずるものではないかと思います。

百聞は一見にしかずです。


リトアリア

2011年05月17日 | 旅行

リトアリアはバルト三国のうち一番南にあります。

今日は少しだけ写真をお見せしましょう。

東欧の国々と同じようにソ連の独裁政治の影響を大きく受けた国です。
ベルリンの壁崩壊の翌年、独立しましたが、
そのきっかけをつくったのは、
リストニアの首都ヴィリニュスからスタートして、ラトビア、エストニアまでの人間の鎖です。
鎖が切れないよう200万人以上の人々が参加して手をつなぎ、3カ国を結び、
600KM以上の人間の鎖をつくったのです。
そのスタート地点は大聖堂の前庭にあります。

リトアニアといえば、杉原千畝です。
ナチの迫害を逃れるためにビザの発給を求めて列を作るユダヤ人に1600ものビザを
発給し、6000人をこえるユダヤ人の命を助けたというのです。
カウナスには旧日本領事館に杉原記念館がありますが、
首都のヴィリニュスにも桜の植樹と記念碑があります。

素晴らしい教会がたくさんありますが、ここでは「夜明けの門」の聖母マリアのイコンを
ご紹介しましょう。

奇跡をおこすということで、信者さんで狭い部屋はいっぱいでした。
黄金に輝いていました。
バルト三国は、こういうイコンが多く、教会内はとても華やかでした。

バルト三国の首都は人口40~60万人ということですから、日本でいえば
地方都市です。

全体的にこじんまりとして落ち着いています。


リトアニア カウナス

2011年05月04日 | 旅行

今、リトアリアのカウナスにいます。

日本時間では、5月4日午前2時56分、
こちら現地時間では5月3日午後8時56分です。
ようやく暮れ始めようとしています。
日本も夏時間を採用するとかなり遅くまで明るいということになるのでしょう。

外が明るいと何かをしなきゃと落ち着かない感じになるかも?

ようやくインターネットにつながり、ビン・ラディン死亡のニュースを確認した
ところです。
まだ考えがまとまりません。

34年前にはじめての海外、イギリスを経験して、ようやくヨーロッパの西の
端のバルト三国に達しました。
おりしも、この5月1日から、バルト三国を含めた中東欧8カ国からの
人の移動が完全自由化したということです。
何か感慨深いものを感じます。

ヨーロッパをまとめるものは、やはりキリスト教であり、
その始まりが中世だということを改めて実感しております。

イギリスではサッチャーが誕生したころであり、
今年はウイリアムの結婚式がありました。
イギリスは、問題を克服してきました。

日本はどうなるのでしょうか。