弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

ルール違反の民主党、分裂

2012年07月03日 | 日記

   民主党分裂

大いに結構。もともと政党としての実態はないのだから。
もともと「選挙互助会」だったのだから。
要は政治家になりたい人が、選挙に勝つためにだけ集まっただけである。
烏合の衆である。

    ルール違反である

「決める政治をやめるな」などという声がある。

しかし、民主主義とはルールを守るということである。
増税しないといって選挙に勝った。

増税しなければ一体改革ができないというのであれば、
出直しをすべきである。
つまり、そのマニフェストのもとで選挙をし勝つべきである。
それをしないで、国民との約束違反に命をかけるなどと
堂々と公言し、非難されないのは絶対におかしい。

約束は守らなくてはならない。
これは社会の基礎である。
人のものを盗んではならない、人を殺してはいけないと
いうのと全く同じである。
文書で堂々と公言した約束、国民との約束(公約)は命をかけて守らなくてはならない。
それが道理である。
ところが、国民との約束(公約)を破ることに命をかけて実行する、
こういうことを平然と言えるというのは、責任ある人間のすることではない。
ましてや国民の命、財産、幸福を守ることを仕事とし、
お給料をもらっている人がすることでは絶対にない。
国民からもらったお金で生活していることを忘れてはならない。
(やりたい放題をするというなら鳩山さんのように自分のお金でやってください。
私なら、それもまっぴら御免ですが)

野田首相はルール違反の代名詞

日本は正論の通らない国である。
石原知事もだから国政から都知事に鞍替えした。
橋下市長には期待したいが、国政でどこまでできるか?
橋下氏の正義はいわゆる庶民の、わかりやすくいうと江戸時代の生きのいい
一心太助のような正義に私にはみえます。
原点であるべきですが、ルール違反がまかり通る国政を変えられるか?

小沢氏の言い分もわからないではない。
ただ、彼の問題はすべてを権力闘争にしてしまうことである。
ルールの通らないところ、ルールのないところでは、権力闘争にするか
あるいは、はやばやと足を洗うか(たとえば細川元首相)しかないのかもしれません。

しかし、国民はいやだからといって国民をやめるわけにはいかない。
逃げるところはない。

 

ルールのある国、ルールのある政治

これが実現できる日本になれるかどうか、最後は国民の良識の問題です。

国民はいい加減に目覚めなければいけません。

 


鉢呂氏の後任に枝野氏の人事について 最悪の選択である

2011年09月13日 | 日記

鉢呂氏の辞任は当然です。
ただ、以前ブログにかいたとおり、後任に適任者がいるか
どうか、今の民主党では疑問です。

さて、枝野氏が後任とか。
要職を手堅くこなし、人脈からいっても適任だというのですが、
私はそうは思いません。

今では、福島第一原発が、事故の当日から溶解していたことは
公知の事実です。
しかし、事故当時から官房長官として、大丈夫だと自信を持って
記者会見で発表してきたのは
他でもない、枝野氏です。
記者発表という公式の場で、平然と嘘をつきとおすことができた人が
原発や大震災に取り組む大臣として適任とは
私には到底考えられません。

それは民主党目線から見た判断です。
あれほどまでに堂々と嘘の発表をできたというとは、きっと
これから増税などの難しい議論をするときに、国民をうまくだませる
という点では適任でしょう。

しかし国民目線からいうと最悪の選択です。

原発事故で政府が事実を隠ぺいし、事故を過小評価し、
その結果、放射線物質を垂れ流し状態にし、被害を大きくしてしまった
ことは、世界中の人々が知っていることです。

それを日々記者発表で行ったのは、他でもない枝野氏です。

みなさん、そいう人を信じることができますか?

そういう人を適任だと思われますか?


鉢呂経済産業相の「放射能をつけちゃうぞ」発言

2011年09月11日 | 日記

菅氏がようやく辞任し、民主党の代表選があり、野田政権が誕生した
のですが、この間、私は、政治については一切ブログで取りあげません
でした。

パフォーマンスだけの民主党の素人集団の人たちについて、そもそも
論じることは何もなかったからです。

素人でも、やる気と能力があれば、大臣としてそれなりに仕事をすることは
できるはずですから、見もせずに、あれこれいうのはいかがかとの考え
からです。
もちろん、マスコミが論じるように・・・を期待する的な発言はできますが、
そういうことって何の意味もありません。
ですから、しばらく政治については沈黙していました。

やっぱりですね。
福島の視察から帰っってきた直後に「放射能をつけちゃうぞ」などと発言する
など、子供のすることです。
大臣としての自覚など一切見られません。
福島で重大な結果が生じているのですし、福島の人たちの不安は想像に
絶するものがあります。
大臣がきちんと現状を視察できていたならば、このようないい加減で
ふざけた発言など絶対にできないはずです。
私が問題とするのは、そういう政治家としての資質であり、やる気がないことであり、
能力もないことに対してです。

菅氏の居直りと、菅政権の福島原発事故の深刻な実態隠しのために
福島の人たちを本来ならもっと軽くて済んだ不要なリスクにさらしたのです。
その反省すらないし、深刻な被害を今も受けている福島の方たちを
思いやる気持ちすらないのです。

政府と東電の実態隠しについては、外国の専門家、政府はみな承知している
ところです。

大臣として相応しくないことは明白ですが、問題は、そもそも民主党に、信頼に
たる政治家がいるのかどうかということです。
私はいないと思っています。

最近、50歳後半以上のしかし元気な人たちと話す機会がありました。
いっそ、我々で、全部壊してガラガラポンをしますか、
そうでなければ今の日本、完全空洞化、崩壊ですね、と意気が上がりました。

政治を全部壊す覚悟をしなければ、辞任の大臣の山ができるだけだと思います。
お粗末な日本の政治、政治家たちです。