弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

歳をとリ過ぎるているということはない、女性にとって

2015年04月30日 | 日記

こういう記事を見ました。ここをどうぞ。

高齢社会になり、女性にとって「歳をとっている」ということは
全然マイナスでなくなったようです。

個人的には80歳のお二人が素晴らしいように思います。
年齢を感じさせないですよね・・

嬉しい限りです。 

男性もそうかも?

昨日のベスト・オブ・ザ・ベスト展でもう一つお気に入りがありました。

それは、ルオーの「エルサレム」です。
こんな感じの絵です。

    これは複製からとってきました。大雑把にこういう感じです。

理由は、黄金色?ということもありますが、82歳のときの作品ということが
決定的な理由です。 



ブリジストン美術館のベスト・オブ・ザ・ベスト展

2015年04月29日 | 日記

新築工事のための休館前のベスト・オブ・ザ・ベスト展に行ってきました。

消化しきれないほどのベスト・オブ・ベストばかりでした。

その中でひとつだけ選んでみました。

パウル・クレーの「島」(1932年)です。

   

抽象画なので見方はいろいろと思いますが、解説によるとシチリア島に旅した後に
描いたものということでした。美術館の作品解説はここをどうぞ。
「島」はシチリア島の形に似ている?

これはシチリアで見た看板ですが、シチリアのシンボルマークの
3本の足(3つの岬)のメドゥーサとシチリア島の地図です。 

     

そしてシチリア州の旗です。

    

また、アフリカから吹いてくる「シロッコ」という南風が、熱気とサハラ砂漠の砂を運んでくる
と聞きました。
パウル・クレーの絵は砂を混ぜ合わせています。 

タオルミーナで見た美しい日の出も忘れられません。

音声による解説にもあるようにタイトルは「島」となっています。
私にはこの絵は直前の旅シチリアでのクレーの経験が影響していると思います。
シチリア旅行から帰ったばかりの私には一番印象に残った作品でした。 

 


マイクル・コナリーのリンカーン弁護士 The Gods of Guilt

2015年04月27日 | 日記

マイクル コナリーのリンカーン弁護士シリーズは現時点で6作発表されています。

The Lincoln Lawyer (2005)
The Brass Verdict (2008) 
The Reversal (2010)
The Fifth Witness (2011)
The Gods of Guilt (2013)
The Crossing (2015)

5作目まで読みました。5作目は読み終わったところです。 

      

一番読みやすかったように思います。もちろん5作目で慣れてきたということも
あるかもしれませんが。
複数の事件が複雑に絡んでメインの事件が見えずらくなる感じがしていましたが、
5作目はすっきりしているように思います。
5作目にもなると主人公のミッキー・ハラーの人間関係等の背景事情等について
共通認識ができており、事件そのものにより多くのページを割けるということも
あると思います。

安心して読めるのは、メインの事件の被告人が本当に殺人を犯していないということです。
裁判で無罪になったということは、必ずしも無実ということではないからです。
これまでの事件はこのケースでした。
同様に無実にも関わらず、有罪になることもあります。
これは絶対にあってはならないことですが、現実の世界では大いにあり得ることです。
意図的に仕組まれたときには、無実の人を無罪にするという当たり前のことが
実際は不可能に近いのです。

今回もハラー弁護士は命を賭した弁護活動をします。

弁護士も含めて多くの人に読んでほしいです。
(翻訳はまだのようですが) 

ローラがiPadを使っています。

・・・・・・・・・・・・・

アマゾンでペーパーバックのつもりで購入しましたが、文庫本との中間のサイズで
文字が小さくて読みにくかったです。

マイクル・コナリーのウエッブ・サイトではそれぞれの作品について、著者本人が
その背景や読み方ガイドなどを説明しています。
ちょっと覗いてみてもおもしろいかも・・



 


シチリアとマフィア

2015年04月26日 | 日記

シチリアといえばマフィアです。
短期間の旅行ではよくわかりません。

旅行の数日前にCNNのインタビューで、シチリア出身の現在の大統領の
セルジョ・マッタレッラは、 同氏が政治に関わるようになったきっかけは
1980年に当時シチリア州知事だった兄がマフィアに射殺されたからと
語っていました。 
また、バチカンのフランシスコ法王は復活祭を控え、司祭たちにマフィアのために
ミサをすることを禁止しました。

AXNミステリーで放送中の「モンタルバーノ~シチリアの人情刑事」 の
モンタルバーノの目的はマフィア退治のようです。
なお、原作者のアンドレア・カミッレーリはシチリア出身で、2012年CWA
(英推理作家協会)のインターナショナル・ダガー賞を受賞しています。

以前このブログに書きましたが、EUが文化遺産の保存に投資するときに
マフィアによる中間搾取を防止する措置を講じています。

マフィアが今も健在であることは、こういう事情からもわかります。

短期間の観光目的の旅行で何がわかる?とはいうものの、
結局、それぞれの国にそれぞれの歴史があるということを肌で知ることだと思います。

自分たちが生きているこの世界で起きていることをみると、「歴史は繰り返す」部分と
「新しく紡ぎだされている」部分があることに気づきます。
そして、両方の部分に、個人の影響があることにも気づきます。誰を指導者として
選ぶかの重要性です。