弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

いきいき人生を考える

2012年03月12日 | いきいき人生

震災により、日本人の生き方が変わったといいますが、個人的にはわかりません。

むしろ、加齢とともに、生き方を考えざるを得なくなっているように感じます。

このところ、脚の衰えを感じます。
特に何もしていないのに、脚が疲れたように感じています。
横になれば脚が休まるはずですが、あるいは休まるからでしょうか
脚が遠慮がちに「あの、すいませんが、脚がちょっと疲れたようなんですが・・」
と訴えてきます。もちろん、こういうことを言うわけはない。
要は、睡眠中足が動いた時の違和感が一瞬、眠りを妨げるということです。
この何日か続いているので、気になってきました。
身体って異常がなければ、存在さえ意識しないものでしょう。

差し当たり、脚を鍛えることしか思い浮かびません。
できるだけ歩くようにする。
隣の神社の階段の上り下りをしてみました。

私は元来健康で、病院は嫌いです。
ですが、肩凝りだけは十代のころからありました。
1年とか2年に1回程度ですが、凝り固まってしまうことがあります。
つい最近もあったので、ラ・クーノという肩たたきを購入しました。
毎日5分間だけ使います。発想は、毎日ケアーをするというものです。
そうすれば、凝り固まることを予防できるのではとの期待です。

高齢社会というと、さあ、介護施設だ、病院だなどといいますが、本当はもっと前に
することがあるのではないでしょうか。
介護施設や病院などは、最後の最後の手段です。
ですが、その前に、日々を健康で有意義に過ごす、
いいえ、日々を健康で世のため人のためになりながら有意義に生きるという段階が
あるはずです。
ある時期を境に別世界に飛ぶのはなく、同じ世界に留まり続けるということです。

若い時期はメリハリのある生活でした。普段は忙しくても、たまには温泉でゆっくりする
というようなものです。私は昔はそうでした。
でも、今は、温泉でゆっくり過ごしたいとは思いません。
ゆっくりと休みたくない、じっくりとすることがあるという感じです。

ただ、人類にとっては初めての経験ですから、模索していくしかありません。

ということで、「いきいき人生」と名付けました。


90歳のトライアスロン選手

2011年12月30日 | いきいき人生

高齢社会での生き方について、最近、ヒントとなるニュースが
いくつかありました。

また、一つ見つけました。

イギリスでのお話です。90歳にして現役のトライアスロン選手です。
しかも素晴らしいのは真剣に始めたのは68歳からというのです。
普通なら、引退する年齢から始めたというのです。ここをどうぞ。

そういえば、エリザベス女王の夫君フィリップ殿下は90歳で、
このクリスマスには心臓の痛みで入院しましたが4日で退院し
お元気な様子でした。

個人的にもつい最近90歳の女性にお目にかかる機会がありましたが、
本当にはつらつとしていました。

高齢対策というと、介護施設や介護対策だけのようなイメージですが、
私はもっと自立対策に目を向けてほしいと考えています。

高齢者というのは何かに集中し、極めるのに向いているのではと考えます。
若い時は、子育てや仕事など、やるべきことがたくさんあります。
何かに熱中するのは難しいことです。
しかし、高齢になると、子育ても終わり、生活のための仕事も終わりになります。
ですから、一つのことに集中できる環境にあります。
体育系の人はこの90歳のアスリートや冒険家の三浦さんのようにスポーツに
集中すればいいと思います。
文学系の人は、なかなか良い例がないのですが、北斎のように(なお、北斎は
90歳で死亡ですが)好きな絵などに集中したらいいと思います。

最近はコンビニが高齢者向けのサービスを拡充しつつあります。
また、宅配や通信販売などのサービスも充実しつつあります。
家事サービスもあります。
こういう在宅サービスを充実してもらって、家庭にいて好きなことができればいいと
思います。
このアスリートのようにチャリティのための基金集めを目標にするのも
モチベーションを継続するのに有効だと思います。

折角、長生きするのであれば、自分のため、人のために、ささやかでも、
役に立てる方法が見つかれば、これ以上素晴らしいことはないと思います。

生きている限り燃焼し続けることができるのが理想の生き方でしょうか?

誰もができることではないのかもしれません。
熱中し、集中するのを見つけることも難しいです。
嫌だなとおもうときでも、規律をもってやり続けるということが一番難しい
ことです。
私などはついつい自分を甘やかしてしまいます。
言うは易し、行うは難しです。

最後に成功の秘訣についてのアスリートの言葉を引用しておきます。

I have to work really hard at keeping fit.
Being disciplined and going out and doing it
even when you don’t feel it
is the key to success.

 


西岡参議院議長の死をきっかけに定年後の生き方について

2011年11月07日 | いきいき人生

マンションは約10年になります。
働きさがりの40後半から定年年齢ころの人が購入者には
多かったようです。
また外資系勤務のひとも多いようです。

たまたまエレベーターで出くわしました。
「先月で定年退職したのよ。来月からイタリアに行って
ゆっくりするの。
1年住むつもりよ。」
ご主人は数年前に退職していたようです。
彼女は外資会社で、世界中を飛び回って活躍していました。
子供のいないご夫婦です。

超高齢化する中での退職後の生活、さしあたりの一歩はこういう
ものでしょう。

しかし、やはり同じマンションの住人で、エアーフランスかどうかに
勤務していた人(男性)。
この人も、自由、きままな生活ができると喜んでいました。
ところが、半年ころ経つと、何か仕事をしなきゃ、生活が単調で
つまらないなどといっていました。
その後、今日は友達と山登りに行くところだなどと、趣味の生活を
それなりに充実させているようにお見かけしました。

またある女性は、「もう定年と思っていたのに、定年延長なんて、
いつまで働かなきゃいけないのかしら」と、これはやはり外資系の
人ですが、まあまんざらでもなさそうでした。

その他、ゴルフ三昧の人もいるようです。
また、週何回か大学の先生をしている人もいます。

80歳、90歳まで生きるとしたら、20年、30年とどういう生き方を
したらいいのでしょうか。

自分で会社を経営している人は、後、数年働いたら事業を後継者に
譲って、もう少しスピードダウンできるような新しい仕事に移りたい
と夢を語ってくれました。
でも、隣にいる夫人は、もっと働いてもらわなきゃなどと
死ぬまで夫を働かせるつもりのように見えました。

私はといえば、まだまだ決めかねています。
ただ、できればいつまでもカッコよくありたいですね。
そういう意味では参議院議長の西岡武夫氏は理想的な生き方
(死にかた)です。75歳でした。
冥福を祈ります。


高齢者こそIT機器を!アイパッドを

2011年11月01日 | いきいき人生

ある年齢になると、自慢話のように、スマートフォンなんて
どう使っていいのかわからないとか、
インターネットや
アイパッドやパソコンもわからないというのを耳にします。

でも、詳しい仕組みを知る必要はありません。
今の機器は仕組みなど知らなくてもつかえるようになっています。

高齢者こそIT機器をというのは、高齢者は行動が鈍くなります。
ですから、いろんな情報を取りに行くのは億劫になります。
しかし、スマートフォンもアイポッドも情報がすべて手にすっぽりと
あるいは一冊の本の大きさに収まるのです。
情報が自分の手元に集められるのです。
世界中の情報がいつも手元にあるのです。
これほど便利なものはありません。

最初の取っつきをいかにクリアーするかだけですね。

私は、どちらかというと目新しいものが好きですから、
スマートフォンもインターネットも早くから使っています。

ですが、機械類、特に家電は難しいものは敬遠気味です。
ということで、これまでレコーダーを買っても自分自身がつかうことは
ありませんでした。
最近、どうしても録画しておきたいものが出てくるようになりました。
判事ディードも途中から録画するようになりました。
再放送があったりして録画しなくてもとも思いますが、
やはりじっくりと検討したいなと思うと、そういう気分のときでなければなりません。
テレビの放送時間に縛られたくありません。
ということで、これまでレコーダーなど使ったこともなかったのですが、
必要に迫られ使うようになっていました。
ところが、地上デジタルや衛星放送と違ってケーブルテレビの録画は
やや複雑なのです。
私が見るのはほとんどがケーブルテレビですから、もうお手上げでした。
しかし必要に迫られ、わからないことがあると、お客様サービスに
電話します。何度電話したことでしょう。
結構親切で、電話することにも抵抗感がなくなりました。
何度か電話するうちに、機械音痴でもそれなりに感じがわかるようになります。
取扱説明書の読み方も慣れてきました(最近まで、取扱説明書など読むものとは
思っていませんでした・・)

この日曜日は、BDディスクにHDDからダビングするのに挑戦しました。
HDDがいっぱいになったし、ディードの録画は削除したくはありませんので、
やむを得なかったのです。
DVDとBDの違いもわかるようになりました。
ダビングは初めてだったのに、
お客様センターに電話することもなく、独力でできました!!!
本当に嬉しかったです。(我ながら単純ですね?)
折角ダビングするのですから、後日のことを考えて、それぞれに
タイトルをきちんとつけることにしました。できましたよ!!

いつの間にか、レコーダーの操作が少しわかるようになっていました。

少々くどくなりましたが、要は慣れの問題です。
アイフォーンもインターネットも使い始めると便利さがわかり、
自分にあった使い方ができるようになります。
たとえば、携帯電話。
最近では、結構お年寄りが携帯電話を使っているのを
よくみかけます。
メールも使いこなしているのも見かけます。

個人的にはまだアイポッドは使っていません(小さなパソコンと
データー通信があるので)が、アイポッドは高齢者向きだと
思います。
新聞も本も読めますし、インターネットもすべてできます。
使い勝手のいいアプリがどしどし開発されるでしょう。

使うしかないと思えばつかえるようになるものです。

便利なIT機器を使いこなして、豊かな高齢時代を過ごすことが
できれば、長生き人生も意味のあるものになります。


80歳以上の人口は866万人、65歳から80歳まで2114万人

2011年09月17日 | いきいき人生

敬老の日を前に総務省が発表した高齢者推計人口によると
80歳以上の人口が866万人とのことです。
前年比38万人増ということですから
後4年弱で80歳以上の人口が1000万人になるということです。

驚きで言葉も出ません。

これはもう尋常な数字ではありません。

さらに、分析すると、65歳から80歳までの人口は何と
2114万人なのです。
2114万人という数字、信じられませんね。
65歳から80歳といえばまだまだ元気です。
そういう人たちが毎日だらだらしている(ちょっと失礼?)社会は
到底健全とはいえません。

若者に過度な負担をかけない生き方の創造に取り組むべきだと
思います。

実際には、体力も気力も衰えてきます。
誰も経験したことのない世界です。
65歳から80歳の平均的な人の健康はどうなのか、何ができるのか。
平均的80歳の人間はどこまで元気でいられるのか。
どこまで何ができるのか、
是非研究に取り組んでほしいです。

個人的には、何歳になってもできる限り頑張りたいですが、
若者のように希望に満ちた未来を思い描くことができないので
その代り何を目標に生きればいいのか
みんなで知恵を出し合いたいものです。
今から80歳になったときに備えて生き方の準備をしておかなくては
なりません。
そして、65歳から80歳はその中間期です。
中間期の生き方もあるはずです。

そういえば、葛飾北斎は75歳のときに
「90歳で絵の奥意をきわめる
100歳になれば神妙の域に達する
110歳になれば・・」
とひたすら画技の向上を思い描いていたということです。

凡人にはどこまでできるのでしょうか。
やはり何かはしなくてはならないのでは??