ギリシャは4か月の支援延長を認められ、一息というところと
思いますが、国内では公約違反との声がチラホラ。
チプラス首相は次回の延長はないと弁解しているようですが、
さらに譲歩に追い込んだのはスペインとポルトガルの陰謀による
と非難したようです。
スペインについては自国内でもポデモス党の台頭で、
ギリシャ同様、左翼政権誕生の危険もあるので、現政権が警戒しており、
ギリシャ支援をめぐっては厳しかったのはドイツではなく、
スペインだったことは事実のようです。
ギリシャがEU側に提出した改革案リストによると、脱税や汚職及び
タバコと石油の密輸に対する対策がトップに挙げられているという。
これらは税収増になるだけで国民の緊縮政策とは直には結び付かない
ように思うのであるが。
どうやらこのあたりは国民性のように思う。
期限の切れる6月が問題であるが、ギリシャ危機は解決どころか
これからが本番かもしれない。
世界の動きをみていると、国民性というか民族のDNAとでもいうのが
決定的なように思う。
ちらちらと見えてくるものから行動パターンを観察し、推測を巡らす
のはおもしろい。