組み立てのステップ8です。ここは指示通りに組み立てれば良いですが、塗装のことを考えてOVM類は接着しないでおきました。
この段階で接着したのは、ステップ7で作ったジャッキ台と、パーツA16の二点のみでした。消音器は仮組みです。この範囲では車体色を塗ってから、OVM類のパーツA5、A9、A12を接着することにしました。またパーツB15も、消音器を塗ってから接着しますので、これらの作業は最終ステップにやります。
この時点で、OVM類のパーツA5、A9、A12はまだランナーから切り離さずに置きました。この状態で塗装しようと考えています。ジャッキはA8をA7に接着しましたが、A7はまだランナーについたままの状態です。
参考までに、劇中のワンシーンを紹介します。OVM類やジャッキの取り付け状況がよく分かるので、接着時には参考になります。これを見ますと、キットのジャッキ台がオーバースケールで高いのが分かります。ジャッキをはめ込む際に、ジャッキ台の一部を少し切り詰めるなどの調整が必要になるでしょう。
続いて、組み立てのステップ9、および10です。ここではガルパン仕様への追加工作が二ヶ所あり、また細かい部品が多いので慎重に進めました。
ステップ9の組み立てに入る前に、ガルパン公式設定資料にある三式中戦車チヌの画像をチェックしました。円内の部分にはボルトもリベットもなくフラットになっているのが分かります。また道具箱のパーツA26が不要です。
ところが、キットではこういう状態です。ボルトやリベットがあわせて9つモールドされています。道具箱のパーツA26を付けるためのガイドもあります。
そこで、これらを全部削って平らにしました。仕上げは紙ヤスリで軽く行ないました。毎度のことながら雑な仕上がりですね。私がいかに下手かということが分かりますね。
その後に、パーツA14、A15を接着しました。消音器は仮組みです。パーツB15は、消音器を塗ってから接着します。
ステップ10に移りますが、ここでもガルパン仕様のポイントが一つあります。公式設定資料にある三式中戦車チヌの画像では、牽引用シャックルが円形になっております。
つまり、このような形です。これはステップ6で車体前面につけたパーツA18です。
ところが、後面につけるパーツB21はこんな形です。明らかに形が違いますね。
終戦直後に姫路で撮影された、三式中戦車チヌの実車の写真でも、後部のシャックルが円形であるのが確認出来ます。
なので、パーツA18が欲しいところですが、前部の一つしかありません。仕方がないので、パーツB21を改造することにしました。基部だけ残して切り取って、上図のように0.8ミリの真鍮線をそれらしく曲げて瞬間接着剤で付けました。真鍮線での工作はこれが初めてだったので、悪戦苦闘して一度失敗し、接着時に二回失敗しました。
でも、失敗を重ねているうちに、なんとかコツが掴めてくるわけで、とりあえず出来上がりました。形はあんまり決まっていませんが、初心者にはこれが精一杯でした。
ステップ10の組み立て工程に入りました。関連するパーツを全て切り離して並べて確認しました。クリアパーツのD2は、塗装後に接着しますので、ここでは切り離していません。
パーツを全て接着した状態です。真鍮線でなんとか円形に作り直したパーツB21も、すんなりとはまってくれたのでホッとしました。今回の組み立て作業は、追加工作もあってかなり苦労しましたが、とても楽しかったです。