きょう、職場の帰りに近くの本屋に立ち寄り、偶然に見かけた二冊の本を買ってまいりました。モデルアートの艦船模型データベースは1、2巻とも持っていますが、その番外編がシリーズで出ていたとは知りませんでした。
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私はもともと日本海軍の軍艦艦艇の模型キットを専門に作っていましたから、こういう本があると即座に買ってしまいます。近年はリニューアルキットや新キットの発売が相次いでいるため、模型情報データベースの方も三回ほど発行されていたようですが、今回の「総ざらい」シリーズはパーツの比較やキットの精度の上げ方、最近の艦船模型の制作テクニックなども紹介されているほか、現在までに発売されているキットのカタログもついています。
嬉しいのは各艦の兵装の変遷や艤装品の説明が詳しく載せられている点で、これらを見れば武装強化時の兵装の種類や配置が一目瞭然です。私の軍艦艦艇キットは、だいたい昭和19年秋頃の戦訓による武装増備状況に合わせて作ってきましたから、今回の本があれば、今後のキット制作にとっては大いに参考になると思います。
現在は駆逐艦、航空母艦の二冊だけですが、今後は戦艦や巡洋艦などの分も刊行されるようなので、楽しみです。個人的には、巡洋艦の分が早く出てほしいですね。いつか日本海軍の軍艦艦艇の模型キットの制作を再開することになれば、ここ数年にリニューアルキットや新キットが数多く発売された重巡クラスにまず手をつけるんじゃないかな、と思いますので。