
加藤豆腐店の前を通りました。劇中でもおなじみの緩やかなS字カーブの起点にあたります。ガルパン戦車は大洗女子学園チームも聖グロリアーナ女学院チームも猛スピードで走り抜けていますが、実際の道路ではそんな芸当は無理です。どの車も減速し歩行者や対向車に注意しながら通行しています。肴屋本店前のカーブの手前でカジマの横から登ってくる道と合流するので、そちらへの注意も欠かせません。

鳥孝の前に着きました。白いオーニングには先月に店名の字が大きく貼られ、右側には八九式中戦車甲型のステッカーが小さいながらも独特の存在感を示しています。大洗ガルパン巡礼のスポットとして以前から知られていますが、最近は店主さんがノリノリになっているため、さらなる飛躍を遂げつつあります。大きな変化といえば、外からもよく見える一番くじフラッグの姿ですが、それは店主さんに頼まれて私が寄贈したものです。

店主稲石さんのノリノリ感が如実に表された、店主さんパネルの一枚です。先月末から曲がり松商店街を中心に取り組みがスタートしている各店の店主さんパネルの一枚ですが、これほどユーモラスな躍動感あるポーズのパネルもありません。稲石さんもよくやるなあ、と感心し、半ば呆れつつ見ていたら、店内に居た奥さんに声を掛けられました。
「あっ、星野さん、今日来られたの?お泊りは隠居さん?」
「そうです」
応えていると、店主稲石さんが近寄ってきて「どう?次のやつ持ってきてくれた?」と笑顔で問いかけてきました。
「もちろんです。いま宿に向かってるところですんで、いったん隠居さんに行って、荷物とか下ろして、それから夕食に出かけますので、その時にまた寄らせて貰います」
「おお、楽しみに待ってるよ」

鳥孝店主の稲石さんが問いかけた「次のやつ」とは、私の自作ガルパン缶バッジのことです。先月にアヒルさんチームの6個セットと大洗女子学園戦車チームの11個セットを寄贈し、同時にこれまでに大阪や京都や神戸などの同人イベントや交流会などで得たガルパン同人系の10数個もあげたのですが、これに大喜びした稲石さんは、「ウチはバッジを集めるのが遅かったから、公式のバッジを集めて他に追いつくのは無理なんだ。でもこういうオリジナルのやつや同人のバッジだと、希少価値もあるから、こっちを集めるのが面白そうだねえ」と言っておられました。
そして、私が作っている自作ガルパン缶バッジが、大洗女子学園チームのキャラクター全員とマークと戦車の全てを網羅していることを知ると、少年のように目を輝かせて「それ、良かったらウチに全部貰えないかな?・・・何個あるんだって?・・・80個?・・じゃあ、ボードも一枚買って並べてみたいねえ・・・」と話してきました。
私の自作ガルパン缶バッジにおいては、原則としてチーム単位でキャラクターと戦車とマークの缶バッジを揃え、キャラパネル設置店のうちでボードに缶バッジを並べて展示している所に絞って寄贈させていただいています。つまり、一店舗に一チームのセット、というのが基本になっています。
ですが、ウスヤ精肉店の関野さんと鳥孝の稲石さんには、全チームが欲しいという要望をいただきましたので、この二店舗にのみ、自作ガルパン缶バッジの大部分を寄贈させていただくということで話が決まっています。ただ、作る方は全部を一気に揃えられないので、少しずつ作って、大洗行きの度に追加寄贈する、という旨を提案し、了承をいただいております。

さかなや隠居に着きました。今年5月から数えて四度目の宿泊になりました。もう完全に私の大洗での定宿になっています。入るとものすごく落ち着くので、ゆったり過ごせます。いつのまにか、疲れもとれてしまいます。
小一時間ほど部屋で休んで、荷物を整理したり着替えたりして、それから夕食を含む散策に出かけました。
この日の夕食は、リゾートアウトレットの飲食店街を利用する予定でした。そこへ行くまでに少し付近の散策を楽しもうと考え、あちこちに設置されているという店主さんパネルの幾つかを見てみることにしました。

大久保酒店の店主さんパネルです。阪口桂利奈のパネルに比べると小さ目にみえますが、たぶん同一のスケールではないのかもしれません。

カワマタの店主さんパネルです。武部沙織と並ぶと、祖母と孫娘のような感じになります。そのことを女将さんに言いましたら、笑いながら「まあ、そういうことになるんだねえ」と言っておられました。

石福の店主さんパネルです。河嶋桃と並んでいますが、存在感は店主さんの方が圧倒的です。メガネをかけたら松本零士さんに似るんじやないかな、と思っているのは私だけでしょうか。

石福では少し雑談をして、ガルパンコーナーも楽しく見物しました。先月に寄贈した自作ガルパン缶バッジのカメさんチームセットも下に並べてありました。店主石井さんの語るところによれば、このカメさんチームセットに驚き、どこで買えますか、などと聞いてきたファンの方が何人かおられたということです。

店先には、ファンの方が作って寄贈した金ピカの38t戦車の段ボール製レプリカもありました。装備品の多くを省略してあるせいか、全体的にすっきりした印象がありました。

近くの専用駐車場に停めてあった業務用トラックの前面には、よく見ると河嶋桃と野菜を合わせたユニークなデザインのステッカーが貼られてありました。これもファンの方の手作り寄贈品だそうです。

で、お馴染みの桃助です。

ぶらぶらと歩いて、役場の北側の街路に進みました。このあたりの風景はあまり撮影していないので、何枚か撮りながら歩きました。郵便ポストの古さに、この範囲の歴史の長さもうかがえました。

若見屋の交差点へ回って髭釜地区へと進み、かつての水浜電車の大貫停留所跡の横から軌道跡をたどる形でマリンタワーの方へ歩きました。上写真は、なめや旅館付近の景色です。

「ゆっくら健康館」の正面出入口付近より見たマリンタワーです。

リゾートアウトレットに着きました。まいわい市場をさらっと見て回り、飲食店街へと向かいました。 (続く)