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曲松商店街の黄昏時です。デジカメ画像は、実際よりも明るく写っています。
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肴屋本店の店主さんパネルです。ダージリンと並ぶ大里さんの姿は、アニメ世界と現実世界のギャップの大きさを改めて感じさせてくれます。大洗の旅館の経営者としては最もガルパンに傾倒しておられるような感がありますが、本心では逆になりつつあるのではないかな、と思います。以前にこの宿に泊まった際に、色々お話をさせていただいたのですが、ガルパンに関する話題を一切出してきませんでしたからね・・・。
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この日のラストは鳥孝でした。店主の稲石さんに「もういっぺん立ち寄ってくれる?」と頼まれていたからでした。その通りに立ち寄ると、ちょうど、私が寄贈した自作ガルパン缶バッジの数々を新しいボードに並べている最中でした。ああ良いところに来てくれた、これの並べ方を教えてくれ、と言われました。
大洗女子学園の各チームのメンバーの順番、というやつです。言われて私も「えーと」と首を傾げました。あんこうチームの5人は西住ほ、武部沙織、五十鈴華、秋山優花里、冷泉麻子の順だったと思います。
ですが、アヒルさんチームは最初が磯辺典子であることは知っていますが、あとの一年生三人の並びが思い出せませんでした。そこで上に掲げてある一番くじフラッグの下段をみると、近藤妙子、河西忍、佐々木あけび、の順になっていました。覚えているようで知らないことって、結構あるものですね・・・。同じように、ウサギさんチームの四番目を答えなさい、と言われたら「えっ?」とすぐに思いつかないですね・・・。
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宿のさかなや隠居に戻ると、夕食の用意が出来ていました。すぐに一階の食事処に行って席につきました。大洗ではナンバーワンと評価される老舗割烹旅館の夜の膳ですので、非常に楽しみにしていました。
上画像のように、朱色の膳におしゃれな器を並べてあって、外見からして格調高いものでした。夕食をつけてのガルパンプランは10000円で、これは一般向けの「おてがる・ビジネスプラン」に相当します。料理の格としては並にあたるわけですが、それでこの立派な感じですから、最も高い「板長推薦・豊漁プラン」15000円~17000円でゆくともっと豪華になるのでしょう。
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貝を中心とした鍋物の具です。貝はホッキ貝で、大洗では春から夏にかけて旬を迎えて地元では「うばっ貝」と呼ばれます。これを特製だし汁にくぐらせて貝本来の上品な甘味を楽しむのが、大洗の夏の味覚の一つだそうです。魚も野菜も全て地場の産物を使用していると聞きました。
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生しらすです。ネギとイクラと生姜を載せて味にアクセントをつけて小物に仕立ててありますが、大洗ではこれを丼に盛って提供する「生しらす丼」が有名です。それに倣って御飯の上に盛って食べていたたいても良いですよ、とのことでした。
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魚介類を使用した創作の品々です。身にマグロや甘海老を使用しています。
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お造りは、氷で満たした容器の上の皿に盛りつけてあり、よく冷えて一口ごとにえもいわれぬ涼感が広がりました。刺身は身体を冷やすと言われますので、冷やした刺身の効果はさらに上がります。一般論として、暑い夏に食べても美味しい刺身は少ない、と言われますが、こちらの品はその概念を吹き飛ばしてくれます。
加えて、醤油は薄めに整えて僅かに酢を交えてあります。京都嵐山のおばんざいの白醤油、嵯峨野の松野醤油に近いまろやかな味で、これにつけていただく刺身の風味はさらりとして嫌味がありません。以前にも書きましたが、関西人の味覚に合わせたかのような、やさしい味わいです。これだけでもこの宿の料理への真摯な姿勢やこだわりがよく伝わってまいります。
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岩牡蠣と茶碗蒸しです。
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茶碗蒸しの上にはアサリが乗っけてありました。素晴らしいというより他ありません。
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岩牡蠣は、あらかじめ「生」か「揚げ」かを聞かれますのでお好みで選びます。私は「揚げ」をお願いしてアツアツのフライにしていただきました。レモンをかけて一口食べると、クリーミィーな牡蠣の味がふわっと膨らむ、といった感じでした。生牡蠣の味もまた格別の筈ですが、夏場にいただくとなれば、やっぱり火をきちんと通して貰った方が安心ですね。
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常陸牛の石焼きです。同じ肴屋でも本店の方では生で出てきて食事中に石板上で焼いていただきますが、こちら隠居では焼き上がった状態で出てまいります。
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ホッキ貝や地場の魚や野菜を鍋に入れていただきました。他の宿の食事では鍋物のだし汁が濃い目だったのですが、こちらでは関西風のあっさり風味の特製だし汁を使っているようです。昆布と酢の香りがただよっていました。これだけでも素晴らしいです。
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御飯は、嬉しいことに鯛茶漬けとして出てまいりました。こういうのが個人的に大好きなのです。
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御飯の上に鯛の身、スダチ風味のたれ、あられ、刻み海苔などを乗せ、薬味として山葵を添えてあります。
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お茶をかけよう、と思ってかけてみると、魚の香りのする白だしでした。鯛の頭や骨を出汁に入れてじっくり煮ると、鯛の骨から美味しい出汁が取れるのですが、まさにそれであるようでした。鯛や御飯との味の調和がまた絶妙でした。ここまで丁寧に作っていただけると、食べる方も味わい甲斐があるというものですね・・・。
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食後のデザートは柚子風味のアイスでした。これも美味しくいただきました。もう大満足でした。西住まほの宿の心意気、しかと見届けたぞ、というような楽しい気分でした。
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夕食の味の余韻にひたりつつ、部屋に戻って、これまでに得た缶バッジを並べて整理してみました。いつの間にか、53個に達していました。自作のガルパン缶バッジをあちこちのお店に寄贈させていただいたので、そのお返しとしていただいたものが大半を占めていました。 (続く)