
上のワンシーンを御覧下さい。テレビシリーズ第4話の有名な一コマです。聖グロリアーナ女学院チームのマチルダが、大洗女子学園チームのⅢ号突撃砲F型の待ち伏せ攻撃にあって撃破された場面です。
このシーンに限らず、ガルパンのアニメにおける戦車というのは、そのスケールサイズが小さめになっている場面がかなり見られます。と言うよりも、背景となっている大洗町の街並みのスケールサイズがオーバー気味になっています。
上図でも、マチルダ歩兵戦車のサイズが、両側の店舗の敷地幅よりも小さくなっています。マチルダ歩兵戦車は全長が5.6メートル、高さが2.5メートルありますので、実際には店舗の対面部よりも大きいはずです。少なくとも砲塔は、店の庇よりも高い位置にきます。
ですが、上図では明らかに小さくなっていて、縮小スケールのレプリカみたいに見えます。高さに関しては2メートルあるかないか、といった感じです。要するに戦車と街並みのスケールサイズが一致していないわけです。シーンによっては一致しているところもありますが、街並みの方がオーバースケール気味になっているシーンもあります。
これは、戦車と背景を別々に作成しているからでしょうね。重要なシーンや見せ場などでは割合にスケールを一致させていますが、そうでないシーンやカットでは背景も使い回しで済ませているのかもしれません。
そういえば、大洗女子学園のレンガ製の戦車道ガレージも、相当のオーバースケールでしたね・・・。