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上掲のワンシーンは、戦車道全国大会の第三試合、対プラウダ戦時の大洗女子学園チームの戦車6輌です。寒々とした薄暗い雪原でのシーンが多いので、各戦車の姿も暗い感じになっていて、本来の色調があまり出ていないようです。
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上のワンシーンになるべく合わせた構図で、私の手元にある大洗女子学園チームの戦車6輌を撮影してみました。こういうふうに揃えて撮るのも、実は初めてだったりします。
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劇中シーンに合わせた構図では、両端の戦車の姿が全部おさまっていませんので、今度はフレーム内におさめて撮ってみました。
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この試合が初参戦となった、カモさんチームのB1bisです。タミヤのキットを使用して各所の細部まで劇中車に合わせました。更に相違点に気付いて追加改造を施しましたので、これまで作った大洗女子学園チームの戦車の中では、最もガルパン仕様の再現度が高い、と自分では思っています。制作当時は数々の改造や変更で大変な苦労をしましたが、今では良い思い出になっています。
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左より、八九式中戦車甲型、Ⅲ号突撃砲F型、Ⅳ号戦車D型F2型仕様、M3中戦車リー、です。いずれも苦労して可能な限り劇中車に合わせてありますので、集合体としての場面でもそれなりにガルパンの雰囲気が濃く感じられてまいります。これが、各々のキットをガルパン仕様に仕上げた成果の、最たるものと言えましょう。
この雰囲気を味わいたいが為に、ホシノは無謀なガルパン仕様への取り組みの数々を、出来る範囲で一生懸命やってきたわけです。見ていて、このキットはここが違うぞ、というような違和感を感じたことが全然無かったので、そのこと自体にホッとして改めて満足感を得た次第です。
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八九式中戦車甲型はこの試合でフラッグ車を務め、最後の瞬間までプラウダ校チーム戦車隊の猛追撃をかわして振り切りました。隣の38(t)戦車も、勇壮なる単騎殴り込みで敵布陣の一角を崩して勝利への遠因を築きました。
それらの息詰まるような緊迫の場面の連続が、キットを見るたびに鮮やかに思い出されます。これもガルパン戦車キットの楽しみ方の一つですね。
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Ⅲ号突撃砲F型とⅣ号戦車D型F2型仕様の2輌が、この試合での実質的な攻撃戦力でした。共同でKV-2を撃破し、フラッグ車のT34をⅣ号戦車D型F2型仕様の追撃戦で狙い通りのコースに追い込み、雪中に待ち伏せたⅢ号突撃砲F型の会心の一撃で仕留めました。
全体の流れを振り返ると、この試合の勝因の一つは、間違いなくⅣ号戦車D型のF2型仕様への強化でありました。その長砲身化による打撃力の向上が無ければ、T34との撃ち合いも困難であった筈です。Ⅲ号突撃砲F型だけでは、どう考えても勝ち抜ける公算が小さかったと思います。
そういう意味では、大洗女子学園チームの強化策というのは、少ない車輛と人数と、限られた予算の枠のなかで、最大限に有効な形で図られていることがうかがえますね・・・。