
新道の建設工事は、以前に伺っていたのよりも長期にわたるようです。現時点では登城遺跡の丘陵にかかる区間のみの基礎工事を完了した、という段階です。工事現場への入口に掲げられていた工期の案内板も外されていましたので、予定の工事は全て終えて、次の工期を待つ、といった状態のようでした。

なにしろ南側ではまだ基礎工事すらやっていませんから、次の工期ではそこからの道路の範囲を造成するのでしょう。その際に、上写真に見える城郭遺構南端の部分の何割かが削られ、埋められてしまうものと予想されます。

引き返す途中、左手に堀切部分の痕跡を見ました。削った土砂で埋めて擁壁のように仕上げてありました。堀切の窪みをそのままにしておくと、雨が降った後で水が流れ出して道路の地表面にも少なからぬ影響を及ぼすはずなので、それを防ぐためでしょう。

とりあえず、大洗の中心街に戻って港湾エリアへ向かいました。上図は大洗マリーナの景色です。個人所有のクルーザーなどがずらりと並んでいます。

ヘリポート埠頭の南端の公園にて、しばらく海を眺めながら休憩しました。

海を眺めながらベンチに横になったりして、のんびりと過ごしました。しかし、日差しも強く気温も高いので、次第に暑くなってきました。涼しい所へ移動することにしました。

とりあえず、再びガルパンギャラリーに行きました。最初に物産品販売コーナーへ行き、昨夜に食べつくしてしまった「ごぼうチップス」を補充しました。店員の娘さんが私を覚えていて、笑顔で挨拶してきました。特典の缶バッジを引くと、また知波単学園のが出ました。
「これは昨日貰いましたので、二個も要りませんので、お返しします」と申し出ると、心得たように「何が良いですか?」と応じてくれました。「出来ればヨーグルト学園のがあると有難い」と言うと、「これです」と取り出して下さいました。
かくして、希望していた三種類の缶バッジが揃いました。店員さんの粋な計らいに感謝、です。そのあとしばらく話し、鳥取県三朝町について色々教えてあげました。
その後、ガルパンギャラリーを再び見物しました。入口付近にはモニターとアンチョビのパネルがありました。

これまで掲示されてきたポスター類は、大体揃っているようです。スペース的にはあまり余裕が無くなっているようですが、今後のポスター類をどのように展示するのでしょうか。

ガルパンギャラリーは、展示コーナーの一種ですが、他のアニメの記念館などを地元自治体が立ち上げているのとは異なりますので、博物館法に基づく公的施設としての性格は持ち合わせていないようです。博物館法による展示施設であれば、展示鋼製や内容に一定の規約や制限がかかりますし、専任の学芸員を置く必要があります。ドラえもんやコナンのミュージアムなどが典型例です。
ガルパンギャラリーのほうは、大洗町の行政サイドがほとんどタッチしておらず、物産品販売コーナーの方のみを重視している程度なので、単なる民間の展示コーナーに過ぎません。今まで商店街の各店舗でやってきた展示コーナーの拡大版、といった感じです。

展示ポスターの中には、こんなのもあったのか、というような初めて見るものもありました。

大洗駅の地下連絡路内にある電光広告パネルによく似たものも展示されていました。ひょっとすると実際に駅内に設置してあったものかもしれませんが、同じようなものを大洗駅のインフォメーションコーナーでも見かけた気がします。
いずれにせよ、展示品の多くには解説プレートがついていませんので、どの時期にどういう目的でどこに掲示されたか、といった基本情報すら分かりません。そのあたりをもう少し何とかして欲しいものです。
右側の夏のポスターは、私も何故か持っています。非売品なので普通は貰えない筈ですが、ひょんなことから頂く機会があり、しばらく自室に飾っていました。

時計を見ると、既に11時を回っていました。この日の昼食は「カジマ」さんの500円弁当をいただく予定でしたので、急いでそちらに向かいました。500円弁当は11時半から店頭に並べて売り出す、日によってはすぐに完売してしまう、と聞いていたからです。

「カジマ」さんに着きました。11時25分でしたが、既に三、四人ほどの客が店内で待っていました。まもなく役場の職員らしき方が二人来て、それぞれ10パックほど注文していました。
私も列に並んで、500円弁当を買いました。唐揚げとハンバーグの二種類があり、今回は後者をチョイスしました。その後も買い物客が数人来て、みんな500円弁当を買っていましたので、あっという間に残り少なくなっていました。噂通りの人気商品であることがよく分かりました。 (続く)