
ステップ10では、エンジングリルを取り付けます。劇中車はG1型の特徴を示すので、制作ガイドに示される二種類のパターンのうちのAを選びます。左右ともD5を取り付けます。
またC35とC36については、ガルパン仕様に修正します。いずれも劇中車にみられる六つのネジ穴がなく、中央のネジ穴は劇中車にはありません。C50とE4は、劇中車にはついていませんので不要です。

エンジングリルのパーツD5と、C35とC36です。C35とC36は、それぞれ六つのネジ穴をピンバイスで追加しました。

車体に取り付けました。C35とC36は、中央のネジ穴をパテで埋めました。

ステップ11では、エンジン点検ハッチなどを組み立てます。ここでもガルパン仕様への追加工作が必要です。

エンジン点検ハッチを構成するキットパーツを全て切り出しました。ですが、これだけではガルパン仕様になりません。

公式設定資料の図にて該当部分を見てみましょう。さらに色んな部品が付けられているのが分かります。

公式設定資料の図のような姿に仕上げてみました。足りない部品は、真鍮線とプラ材で自作しました。

追加工作の内容は上図の通りです。真鍮線で作ったハンドルは、あらかじめピンバイスで開けておいた穴にさしこんで固定しました。パーツE1の上にある棒状突起と、横にあるフックはプラ材で作って取り付けました。

続いてD6、D9、A24も切り出しました。

全てのパーツを取り付けて、ステップ11の工程を終えました。

ステップ12では車体前面と左側面に取り付ける装備品などを組み立てます。ここでは左側OVMラックをガルパン仕様に改造します。

全てのパーツを切り出して並べました。

ガルパン仕様に改造するのは、左側OVMラックのパーツC21です。制作ガイドの指示ではワイヤーカッターC24、C形シャックルA4、スコップC25を取り付けますが、ガルパン仕様ではスコップC25のみを取り付けます。

劇中のワンシーンにて、左側OVMラックの形状を見てみました。この形に合わせるわけですが、前にも述べたように劇中車は上部車体の寸法や高さが実車やキットパーツと異なるため、左側OVMラックの形状も忠実に再現するのは難しいです。キットのパーツは車高が低いため、左側OVMラックの縦のサイズも若干縮まることになります。

最初の改造では、上図のような感じになりました。上の横棒をもう少し上にずらさないといけませんが、とりあえずこの状態で車体に仮付けして、全体の様子を見てみることにしました。

スコップのパーツC25を仮付けしました。キットのパーツでは、左のフェンダー内に穴があって、そこにスコップの端が入る形になっていますが、劇中車のフェンダー内には穴が開けられていないので、スコップはフェンダー上に横たわるような感じでOVMラックに取り付けられることになります。その取り付け方がいまひとつ分かりにくかったため、この時点でスコップは仮付けのままにしました。 (続く)