気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

あんこうチーム Ⅳ号戦車D型改(H型仕様) 作ります !!  その1

2015年08月17日 | ガルパン模型制作記

 ガールズ&パンツァーのキャラクターでの主役と言えば西住みほ、主役チームはあんこうチーム、です。したがって戦車の主役は当然ながらⅣ号戦車D型になります。その二度目の改装後の姿を示すD型改(H型仕様)は、テレビシリーズでは全国大会の決勝戦に初めて登場しました。


 黒森峰女学園チームとの試合に備えてシュルツェンを装備しましたが、大会後もこの状態が標準となったようで、劇場版の予習PVおよび特報においても同じ姿で登場しました。したがって、ガルパンのⅣ号戦車D型に関しては、このD型改(H型仕様)が最終形態となるものと見て良いでしょう。


 公式設定では、D型改(H型仕様)となっていますが、外見上の特徴の大部分はH型のもので、またG型の要素も混じっており、さらにD型の名残も見られるという状態です。もちろんプラモデルキットの中身をそこまで忠実に再現して商品化出来るわけはないので、プラッツの公式キットはドラゴンサイバーホビーのⅣ号戦車後期型のパーツをベースに転用しているそうです。H型と外見上はよく似ていますが、各所にG型あたりの特徴も見られて色々と相違があります。


 しかも、プラッツの公式キットは部品が幾つか足りないことで知られ、ディティールアップパーツセットも必要になります。費用も高くついてしまうので、私は上図のタミヤのH型キットをチョイスしました。これに必要なガルパン仕様への改造等を加えて作る、という方法にて、数えて十四作目となるガルパン戦車を制作することにしました。


 ガルパンのⅣ号戦車D型改(H型仕様)の制作に関しては、月刊「アーマーモデリング」の2013年3月号および4月号に特集記事が組まれているので参考になります。
 2013年の春といえば、ガルパンブームが盛り上がって戦車プラモデルの売れ行きも好調だった時期なので、その頃のバックナンバーにはほとんどガルパンに登場する戦車の関連記事が収録されています。プロのモデラーさん達の制作指南が多く織り込まれ、初心者にとっても有意義な情報が満載です。


 今回使用するタミヤキットはⅣ号戦車のH型ですので、まずは同キットの制作ポイントを学んでおくことも必要でしょう。月刊「アーマーモデリング」の2013年4月号には、御覧のようにH型の制作ポイントや改造テクニックが分かりやすく紹介されています。
 同じ本に、シャーマンファイアフライ、KV-2、Ⅲ号突撃砲F型の制作レポートも含まれますので、ガルパンのそれぞれの劇中車を作るのにも好適な資料です。特にⅢ号突撃砲F型は、プラッツのガルパン公式キットを使っての制作なので、私も制作の際には色々と参考にしています。


 また、月刊「アーマーモデリング」の2013年3月号には、上図のようにあんこうチームのD型改(H型仕様)の制作レポートが収録されています。ここでもタミヤのキットが使用されていますので参考になります。
 同じ本に、38(t)戦車、ヘッツアー、三式中戦車チヌ、B1bis、チャーチル、八九式中戦車などの制作レポートも含まれていますので、ガルパンのそれぞれの劇中車を作るのにも好適な参考資料です。と言うより、狙っているとしか思えない記事ばかりですね・・・。


 今回の制作にあたって、私なりには二つのテーマを設定しました。一つは、ガルパンの劇中車を出来るだけ再現すること、です。
 今まで作った戦車のいずれも同じテーマで取り組んできましたが、今回のⅣ号戦車D型改(H型仕様)の場合は、D型やF2型仕様を作った時よりも多くの追加工作や改造が必要となります。改めて気合を入れて取り組むべきだ、と感じた次第です。


 追加工作や改造の多さは、上図に番号で示した通りです。もちろん、これで全部ではありませんので、ガルパン仕様の特徴の多さが際立っています。タミヤのキットでこの状態ですが、プラッツの公式キットで作っても似たような追加工作や改造の多さに悩まされるそうです。
 上図の追加工作や改造の詳細については、それぞれの制作ステップにて紹介します。なお、上図の番号は適当につけただけですので、今後綴るレポート記事の順番や制作ステップの番号とは無関係です。


 テーマの二つ目は、上図のような優勝パレード時の勇姿をも再現出来るようにすること、です。感動的な名シーンなので、折角作るからには、この状態でも見てみたい、と思うわけです。
 これを実現するには、シュルツェンおよびシュルツェン架を着脱可能にすれば良いのですが、そのような先行制作例をネット上でも見かけたことがありません。なので、果たしてそれが出来るのかどうかは自分でも予測がつきません。とりあえず作って試みることにします。


 パッケージの中身です。タミヤスタンダードといいますか、パーツ数も程よくまとめられ、作りやすそうな雰囲気が感じられます。普通に組み立てるなら一日でも出来る、と言われるキットの一例だそうです。
 ですが、これをガルパンの劇中車に近づけるのであれば、とても一日では仕上がりません。一週間ぐらいかければ完成にたどりつける、とも思えませんでした。これは、ひょっとするとガルパン戦車キットの中でもかなり難易度が高い方なんじゃないか、というのが正直な感慨でした。 (続く)
コメント (2)
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