「空の駅そらら」から空港ターミナルに引き返しました。時刻は9時半になりましたが、曇が多かったせいで日差しは弱く、風もあって、予想したほどの暑さはありませんでした。空港への道の右手には堤防のような構築物があり、茨城のIBARAKIのロゴが植え込みによって表されていました。
ターミナル前の広い駐車場の歩道にさしかかると、上空からジェット機の爆音が響き始めました。こうなると居ても立ってもいられなくなるアンドー氏でした。そわそわしながら空を見上げました。
「うん、午前の訓練飛行が始まったみたいやな、ちょっと先に行って見物してくる」
言いつつ、早足になって急ぐアンドー氏の背中へ、返答を投げかけました。
「じゃあ、こっちは予定通りスタンプラリーをやってますんで」
「おう」
既に時刻はスタンプラリー台紙配布開始時間の9時半を過ぎていました。既に二、三人のガルパン巡礼が台紙を持って施設内を移動しているのが見えました。スタンプラリーイベントの受付は、メインゲートを入って左へずっと進んだところにあり、通常はレンタカーの受付になっている場所のようでした。
茨城空港のイベント等を楽しむためには、茨城空港マイエアポートクラブの会員になる必要があります。当日でも手続きは可能ですが、前もって入会手続きを済ませておいて会員証を送ってもらったほうが良いようです。
それで、以前の記事で述べたようにネット上での手続きを行ない、会員証を送ってもらいました。その会員証を掲示すると、すぐに上図のスタンプラリー台紙を渡されました。パスポートのようなデザインが楽しいです。空港の時刻表や連絡バスの時刻表なども含まれていて、スタンプラリー以外でも使えるようになっていました。
スタンプラリーを始めました。ウサギさんチームの6人のキャラクターパネルの設置場所は先に一巡して確かめてあったので、あとはスタンプを押すだけでした。
最初は、空港内のサンクスの出入り口付近に居る宇津木優季でした。
キャラクターパネルの設置場所にスタンプが置かれてありました。
スタンプ台は、こんな感じでした。前週までスタンプのイタズラ押しがあったらしく、パネルにまでスタンプが押され、見苦しい状態になっていたらしいです。それでキャラクターパネルも一新され、スタンプもチェーンで固定されたりして、イタズラ押しが出来ないようになっていました。
次は山郷あゆみでした。サンクスの出入り口の手前の、インフォメーションカウンターの脇に居ました。ターミナルの一階部分にいるのは宇津木優季と山郷あゆみの2人なので、あとの4人は二階に居ます。
この山郷あゆみが、茨城空港のある小美玉市の出身という設定なので、今回のイベントポスターやチラシでも主役級の扱いです。しかし、キャラクターパネルやスタンプ台は、あまり目立たない所に置かれてありました。最初の位置確認のときに、ちょっと探してしまったほどです。
エスカレーターで二階に上がり、右手にある売店「亀じるし」の中にいる阪口桂利奈の所へ移動しました。「亀じるし」は、茨城に本社をおく亀印製菓の直営店で、地元茨城の銘菓や空港オリジナルグッズ等を販売しています。その一角では航空自衛隊百里基地のグッズ類も陳列販売しています。アンドー氏の目当てのグッズも結構あるようです。
スタンプ台の周囲には、ガルパングッズの数々も陳列してあり、ガルパン販売コーナーのようになっていました。ですが、阪口桂利奈にちなんだオリジナル商品の銘酒「桂利奈」は見当たりませんでした。あれは大洗の大久保酒店さんでしか扱っていないようです。 (続く)