気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガールズ&パンツァー M3中戦車リー ウサギさんチーム

2015年08月23日 | ガールズ&パンツァー

 ガルパン戦車公式キットの最新作である「ガールズ&パンツァー M3中戦車リー ウサギさんチーム」が8月19日に発売されました。大洗女子学園の8チームのうち、唯一公式キットが無かったウサギさんチームの待望の製品です。発売元はプラッツですが、キット本体はタミヤからの供給品です。タミヤの元キットはこちら。アマゾンでの案内情報はこちら


 手元には、発売日の翌日に届きました。プラッツの最近の公式キットのパッケージデザインは劇中車とキャラクターを大きく表現する手法で統一され、キャラクター画も最近の描き下ろしを使用しているようです。


 キットは、御覧のようにピンクの成形色で商品化されています。ウサギさんチームのM3中戦車リーは親善試合時のピンク塗装の姿が人気があり、先行作品の大半もピンク色なので、今回の公式キットもそうしたニーズに応えたものでしょう。


 パッケージ側面には、タミヤのマークが入っていてキットがタミヤの製品であることを示しています。ですが、説明文はプラッツお決まりの宣伝文句であり、「アニメ劇中の車両を再現しています」となっています。実際にはキットと劇中車は色々と相違点が多く、そのことは私自身も以前にウサギさんチームのM3中戦車リーをアカデミーのキットで制作して把握しました。


 相違点の主なものを一つ挙げましょう。上図の転輪のスポークの数が6本になっているのが分かりますが、劇中車は5本です。
 ただし、ここでの劇中車とはテレビシリーズの登場車輌を指します。来たる11月21日から公開される劇場版に出てくるウサギさんチームのM3中戦車リーは、テレビシリーズの登場車輌とは各所が異なっていて、全体的にはタミヤキットの形状に近くなっているようです。転輪のスポークの数が6本になっていれば、今回の公式キットの仕様でOK、ということになるでしょう。劇場版のウサギさんチームのM3中戦車リーの公式設定画像の発表が待たれるところです。


 製作ガイドとデカールです。前者は才谷屋龍一さんの作画による製品案内が添えられています。


 内容もシンプルで見やすくなっています。各所にウサギさんチームのメンバーたちからのメッセージやアドバイスが配置されています。
 右側の塗装、デカールのガイドに表示される劇中車は、テレビシリーズの登場車輌のままです。キットの形状とは色々と異なりますが、本来は劇場版の登場車輌の資料画像を掲載するべきだったのではないかと推察されます。ですが、現時点で劇場版のM3中戦車リーの公式設定画像が公表されていないため、このような仕様になったのかもしれません。

 その意味では、今回の公式キットの発売タイミングは早すぎたのかもしれません。劇場版のM3中戦車リーがタミヤキットの形状に近くなっているのであれば、公式キットも劇場版の公開時期に合わせて販売したほうが良かったのではないかと思います。しかし、それが不可能となる何らかの事情が介在したために、あえて今回のタイミングで商品化したのはないかと考えられます。


 今回の公式キットは新規開発品ではないので目新しさには欠けますが、上図の公式デカールだけは別です。今まで全く出ていなかった、待望のウサギさんチームの公式デカールです。6人のキャラクターの図案も、パッケージのそれと共通です。
 これで、ようやく大洗女子学園の8チーム全てのデカールが揃いました。今回の公式キットの最大のウリであるのは間違い無いでしょう。

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