気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガールズ&パンツァー劇場版本予告からの情報  その一  感動的な・・・!!

2015年11月09日 | ガールズ&パンツァー

 劇場版の公開スタートまで、二週間を切りました。既に公開されている本予告の映像を見ていても、楽しさ一杯の物語に仕上がっているようなので、新たな興奮や感動が味わえることでしょう。


 本予告の映像からの情報もさまざまにありまして興味深いですが、目玉はなんといっても新登場のチームでしょう。現時点では知波単学園、継続高校の2チームが知られていますが、戦車のシーンも公開されているのは知波単学園のほうです。
 その保有車輌は三種類ですが、すべて日本陸軍の車輛です。大洗女子学園チームにも八九式中戦車甲型や三式中戦車チヌがありますが、第二次大戦においてはどちらかいうと脇役でした。これに対して、知波単学園チームの三種の車輛は、いずれも太平洋戦線にて数々の激闘を展開した、いわば主力クラスの顔ぶれです。
 この三種の車輛をテレビシリーズで全く登場させていなかったのは、その時点で既に劇場版の構想および知波単学園チームの基本イメージが固まっていたからなのかもしれませんね・・・。

 いずれにせよ、ガルパンにおいては、第二次大戦中の主要参戦国の戦車部隊が、そのまま戦車道の参加チームの陣容に再現されてきましたが、今回の知波単学園チームの日本軍戦車部隊の登場をもって、全てが出揃った形になります。これは、ある意味感動的な内容だと思います。


 さらに感動的なのは、知波単学園チームの活躍によって、日本軍戦車部隊の組織的な作戦活動の様子を垣間見ることが出来る、という点です。
 例えば、上掲のワンシーンなどは、明らかに占守島の帝国陸軍戦車第11連隊の勇姿を彷彿とさせるオマージュと思われます。が、実際の戦闘の様相を伝える記録映像および写真がほとんど無いため、日本軍戦車部隊の戦いぶりがどのようであったのかは、文章でしか知ることが出来ません。

 それ以上に、太平洋戦線での日本軍戦車部隊の数々の激闘の有様すら、ドイツ軍のような記録映像がほとんどありません。日本側の報道には機密上の配慮から相当の管制がしかれていたうえ、米軍側でもあまり日本軍戦車部隊の姿を撮影していないそうです。たまに単独での戦闘を余儀なくされて撃破される日本軍戦車の姿か、戦闘後の無残な残骸の有様が映し出される程度です。

 それで、念のために模型サークルの仲間たちにもメールを回して問い合わせてみました。太平洋戦線での日本軍戦車部隊の組織的な作戦行動の記録映像を御覧になったことはありますか、と。答えは全て「否」でした。A氏などは「そういう映像があるんやったら見てみたいけど、あるわけねえやろうな。平時の行進シーンとか、駐屯地や練習場でのずらっと並んでるシーンはたくさんあるけどな。中国戦線での戦闘シーンは割合に見られるけど、太平洋戦線はな・・・、九七式中戦車が並んで行進間射撃やって、米軍のシャーマンとかをやっつけるシーンなんて、まず有り得ねえもんな・・・」

 そうしますと、日本軍戦車部隊の組織的な作戦活動の様子というのは、今回のガルパン劇場版での知波単学園チームの登場によって、初めて映像化されることになるわけです。これが感動的でないはずはありません。日本のアニメ史上における歴史的偉業の一つに数えていいのではないでしょうか。
 アニメ映像ではありますが、メカ描写のクオリティが秀逸なため、実車と変わらない迫力や躍動感が表れるのは間違いなく、武運つたなく散った日本陸軍戦車部隊の霊前に捧げる魂の映像としても位置付けられることでしょう。
コメント (4)
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