
ステップ6では、背面パネルのマフラーなどを取り付けます。ガルパン仕様への工作ポイントは5つあります。

その5つのポイントを、公式設定資料図にて確認してみましょう。一つ目は、排気管の先端に偏向ノズルがつきます。二つ目は、ジャッキ台の留め金具の形状です。三つ目は、燃料注入口の蓋C6の向きが横であることです。四つ目は、燃料注入口の本体C7の取り付け位置が少し右寄りであることです。五つ目は、中央牽引ホールドの中にチェーン留め金がつけられている点です。
このうち、一つ目の偏向ノズルは、他キットのパーツを転用します。五つ目のチェーン留め金も他キットのパーツが使えますが、形状がシンプルなので、今回はプラ材で自作しました。

パーツを全て切り出しました。他キットパーツ転用の偏向ノズル、自作したチェーン留め金も揃えました。

自作したチェーン留め金は、パーツC22の中央に穴を開けて入れますが、既に軸部はモールドされています。が、ここはいったんモールドをカットして、自作パーツに置き換えることにしました。

自作したチェーン留め金を装着した状態です。

ジャッキ台のパーツc18です。原状は上図の通りで、基部に留め具が回っています。劇中車ではその一部が切れています。

劇中車の形状に合わせて、留め具の一部をカットしました。

排気管パーツC12の先に、他キットパーツ転用の偏向ノズルを取り付けました。

燃料注入口の本体C7を、やや右寄りに取り付け、蓋C6の向きを横にしました。ガイド指示では、C7はマフラー基部C11に隣接し、蓋C6の向きは縦向きになっています。

ステップ7では、車体上部裏面のパーツを組み付けます。ここで取り付ける背面パーツのB5において、ガルパン仕様への修正が必要となります。

公式設定資料図にて確認しますと、御覧のように三ヵ所のボルトパターンが異なり、また下端にはキットパーツに無い上向きのボルトが12個並びます。これらを再現します。

パーツを全て切り出して組み立ての準備をしました。

修正前の背面パーツB5です。三ヵ所のボルトパターンは御覧のとおりで、下端のボルトの並びはまったくモールドされていません。

修正後の背面パーツB5です。左右でボルトを1個ずつ削り取り、中央では2個を削って2個の位置を変更しました。

この段階で他のパーツと一緒に車体パーツに組み付けました。

最後に、背面パーツB5の下端のボルトの並びを再現しました。12個付けたつもりでしたが、後で数えてみたら13個でした。
ささやかなミスでしたが、後日に写真を見た模型サークルのT氏に「12個じゃなくて13個が正しいかもしれないよ」と言われました。それでもう一度公式設定資料図にて数えてみたところ、13個である可能性も出てきました。一部のボルトが隠れているのではっきりとは分かりませんが、13個であるならば、今回の工作のままでOKであることになります。 (続く)