ステップ2では起動輪および誘導輪、履帯を組み立てます。ステップ3では、車体下部を組み立てて左側の車輪や履帯を組み付けますが、私の製作においては塗装後に組み立てることにしました。
ステップ2で組み立てる起動輪および誘導輪のパーツです。
組み上がりました。
履帯はベルト式のパーツが4つあり、2本ずつ繋いで左右に使用します。
上部転輪を組み立てました。上の4個が組み立てた状態です。これも塗装後に組み付けます。
車体下部を組み立てます。海外メーカーの製品では一般的な箱組みスタイルです。ガルパン車輌を色々作っていますと、こういう箱組みの作業を経験する機会も増えてくるので、だんだん慣れてきます。タミヤなどの国産メーカーの一体成型型の車体パーツなどを見ると、いっぺんに楽な気分になってしまいます。
丁寧に仮組みしてすり合わせしておいて、バリなどは削って下拵えを充分にやっておけば、こうした箱組みの作業もストレスなく進みます。ズベズダの製品は組み辛いとか、隙間が出来るとか言われますが、多くは金型の疲労もしくは経年劣化が原因であるそうです。
なので、最近の製品であれば、組み辛いとか、ズレるとかの支障はあまり無いです。これはズベズダに限らず、どこのプラモデルメーカーにも言えることだと思います。ただ、日本のメーカーの製品の精度が抜群に良すぎるだけなのだろう、とこの頃は感じるようになりました。
今回のキットは隙間もズレも無く、綺麗に仕上がりました。バリもあまり見当たらないので、そんなに古い時期の製品ではなさそうです。元キットは2014年の発売らしいのですが、パーツの精度の良さからみて、今回のキットも同様なのでしょう。
誘導輪の軸部のパーツを組み付けました。あまり見た事の無い構造ですが、どのような仕組みでどのような機能を持っているのでしょうか。
ステップ4では右側の車輪や履帯を組み付けます。これらは塗装後に組み付ける予定です。ステップ5では車体上部を組み立てます。
まずはリヤパネルなどを組み付けました。
綺麗に組み上がりました。最近の製品ですからパーツの精度も良いようです。
車体下部の全体像です。車軸は側面パーツに一体成型で表されますが、こういう点はタミヤなどの国産メーカーに近いと思います。ドラゴンやホビーボスあたりの中国系メーカーですと、何でもかんでも細分化してパーツ割りする傾向があって、車軸一つでも組み立てや取り付けの工程が発生します。
それで、この頃は、ズベズダやイタレリなどのキットは、割と簡単に組めるんだな、という思いを抱くことが多くなりました。
車体上部のパーツです。こちらは箱組みではなく、一体成型でパーツ化されています。
なので、楽に組み上がりました。パーツ40Bの中央に柱状の長方形板がつきますが、これは警笛の取り付け部です。1933年型の車輌の特徴の一つですが、1938年型がモデルであるらしい「フェイズエリカ」版仕様の劇中車にはありません。後のステップにて改造する予定です。 (続く)