ステップ16では、左側フェンダーおよび各種のパーツを取り付けます。ガルパン仕様への工作ポイントは6つありますので、順に紹介してゆきます。
関連するパーツの全部に加えて、ガルパン仕様に改造する箇所で使用するブラ板パーツも全て準備しました。上図の左に見える3つの白い方形パーツは、車体左右と前面に取り付けるものです。右奥に見える大小5つのパーツは、ジャッキ台収納枠を再現するためにブラ板をカットしておいたものです。
ガルパン仕様への工作ポイントの一つ目は、上図の前面上部ハッチのパーツA43に行います。
劇中車においては、ヒンジのベロ部分のリベットが省略されています。
そこでベロ部分のリベットのモールドを削り取りました。
ガルパン仕様への工作ポイントの二つ目は、上図のジャッキ台パーツB34です。キットのパーツはジャッキ台と収納枠とが一体で成形されています。
劇中車においては、御覧のようにジャッキ台本体がセットされておらず、収納枠だけが見えます。
そこでパーツB34は使わず、その収納枠モールドに合わせて切り出したブラ板を組み合わせて上図のように収納枠を再現しました。
ガルパン仕様への工作ポイントの三つ目は、車体左側面前端にある方形板です。キットには該当するパーツが無く、モールドも無いのですが、フィンランドのパロラ軍事博物館に現存する実車にもこの方形板があります。とりあえず、ブラ板で再現します。
ブラ板をそれらしくカットして貼り付けました。何の部品なのかは分かりません。
ガルパン仕様への工作ポイントの四つ目は、車体右側面前端にある方形板です。これもキットには該当するパーツが無く、モールドも無いのですが、実車には存在していますので、ブラ板で再現します。
ブラ板をそれらしくカットして貼り付けました。何の部品なのかは分かりません。右側にある同様の部品とは左右非対称の位置にありますが、その理由さえも不明です。見た感じでは応急修理で板を貼りつけてあるように思えます。
ガルパン仕様への工作ポイントの五つ目は、車体前面のハッチ開口部の右側につく長方形の突起です。おそらく、操縦席上部ハッチを開けて固定する支持棒の下端をセットするための金具であろうと思います。
ブラ板で再現しました。前面ハッチは上下ともピットマルチ使用にて開閉自在とする予定です。
ガルパン仕様への工作ポイントの六つ目は、左側フェンダー上に設置するバッテリーボックスのS5に施します。キットのパーツでは、上面にリベットのモールドが計8個あります。
劇中車においては、その計8個のリベットが省略されています。御覧のようにバッテリ―ボックスの蓋表面はツルツルです。
そこで、計8個のリベットのモールドを削り取りました。
指示通りに車体左側フェンダー上に組み付け、ハンドルのQ1を取り付けました。以上でステップ16は完了しましたが、次のステップ17でも、ガルパン仕様への改造および修正が加わります。 (続く)