「けいおん」展示コーナー二階より、館内を見ました。この日は土曜日ということもあり、「うさかめカフェ」が営業していたこともあって、巡礼者だけでなく地元の子供たちや一般の観光客も来ていました。豊郷小学校周辺には食事処が少ないので、館内にカフェがあるのは貴重です。
一階のゴチャゴチャ感と比べると、二階の展示は構成も整理も行き届いていて、見やすいです。全ての展示棚にビニールカーテンがかけられて固定されており、展示品に手を触れることが不可能であるのも大きいです。一階の展示品の荒廃ぶりは、展示品に簡単に触れることが出来るコーナーに顕著であるので、このように全てビニールカーテンで保護すれば良いと思います。
展示のそれぞれが、一定の意図のもとに整理されているようです。フィギュアやグッズの内容やカテゴリー毎に分けられ、まとめられ、関連付けを施した陳列になってきています。初めて見た時はこれらもゴチャゴチャで雑然としていましたから、かなり進歩してきているのが分かります。
ただ、説明書きが全く無いのは残念です。私のようにテレビ放送当時からのけいおんブームを知っていてローソンのキャンペーンにも通っていた身であっても、数年経てば、どんなグッズだったか思い出せなくなってきます。カテゴリー、発売時期、発売場所、当時の販売価格、発売元の基本5項目ぐらいは提示しておいたほうが、より分かり易くなり、楽しめるのではいでしょうか。
私がブームの最中に最も収集に力を入れていたミニフィギュア群もあります。上図はバンプレスト発のきゅんキャラシリーズです。現時点で最も安価で集めやすいアイテムですが、最近は中古ショップにおいても値上がりしているようです。新規ファンによる購入の総数が増えて在庫が少なくなってきているからでしょうか。
パネルや色紙など、一階にあったものも全て二階に集められているようです。色紙は額装したほうが保存効果もありますが、けいおんファンにはその余裕が無いのかもしれません。
個人的に感動したのが、上図のねんどろいどの現地での撮影画像です。私がここ豊郷でのねんどろいどの撮影を数度にわたって楽しんでいるのも、こういう楽しい再現画像を沢山作ってみたいからです。
ですが、ブログ等で盛んにねんどろいど撮影画像をアップしているためか、上図の展示画像の撮影者も私であると思い込んでいる方が少なくないようです。交流サークル仲間のモケジョさんたちも、最初は同様でした。似たようなスタンスで似たような画像を撮っていますと、よく間違われますね。
こういうことがあるからこそ、展示品の一つ一つに簡単な説明書きは必要だと思います。写真画像であれば、撮影者名ぐらいは明示しておいたほうが良いのではないでしょうか。
とりあえず、記念の自撮りを一枚撮りましたが、窓の明るさが逆光効果になって暗い仕上がりになりました。まあ、写っている人物が暗い性格なので、そんなに違和感は無いですね。
この幟は初めて見た気がします。公式のものかと思いましたが、下に痛車があるので、ファン発の品だろうと思います。
これは懐かしいポスターです。2011年2月20日にさいたまスーパーアリーナで開催したイベントのポスターです。当時、サークルの先輩アンドー氏に無理矢理連れていかれたものの、いざ行ってみるとなかなかに楽しかった記憶があります。声優陣もほぼ全員が揃ってライブを盛り上げ、山田監督が劇場版の詳細を初めて発表して会場は凄まじい興奮に包まれました。
思えば、その頃が、私自身の「けいおん」ファンとしての最盛期であったような気がします。その翌年にガルパンに出会って急速にそちらへ傾きましたので・・・。
この5周年記念グッズの大型タペストリー、岡山のIさんの部屋のドアに貼りつけてありましたね・・・。今はガルパンのポスターに替えているそうですが、その理由は、数ヶ月で退色が目立ってきたから、だそうです。
2011年当時、私も「けいおん」ファンの一人として色々楽しんでいましたが、豊郷小学校での各種のイベントには全く参加しませんでした。豊郷というと、近畿圏では町長の汚職と学校の強制取り壊し計画に関する住民との衝突とリコール騒動、というイメージの方が強いため、奈良県民だった私にとってもあんまり良い印象がありませんでした。
その頃は、豊郷よりも近辺の彦根や安土へ城跡見物に行くことの方が普通でした。国道8号線が渋滞になった時に、能登川より南にずれて旧中山道筋を抜け道に利用、豊郷小学校の前を通った事も何度かありました。
当時はまだ、旧校舎群も修理前でしたから、今のような綺麗な白亜の姿ではありませんでしたね・・・。 (続く)