岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

最近困っていること

2013-11-28 | 日記

最近困っていることがあります。

駆け込み需要で忙しくて、基礎の職人さんがいない。 着工ができなくて大変困っています。

木材利用ポイントなんかで、国産材が足りなくなってきています。結局価格が高騰してポイントどころじゃない。

なんか、いろいろ政策を出すたびに、デコボコデコボコして振り回されています。  何とかしなくちゃ。

 

さて、現場の様子です。

来年から着工する現場です。ちょっとした高台でこんな景色が広がっています。

今回は、お客様と話し合いの上この景色を重視することにしました。

通常家は南向きが常識のように取り入れられているのですが、今回はまったく無視します。

この景色が広がるのは西。結構ハードルが高い方向ですが、軒をガバット出して夏に日差しをさえぎる方法や 吹き抜けを利用して、光を落とす方法などを取り入れて計画しています。

家は建てたら何十年も過ごす場所になります。 何を優先するのかは住まい手が決めるべきことです。 常識に縛られる必要は無いと私は思います。

ただ・・・・リスクはつき物だということは、お客様も作る側も理解して掛からなくてはいけないですが。

 

岐南の家では羊毛断熱材入れが始まりました。

圧縮されてる梱包をはずして約30秒後の写真。もう2倍以上に膨れ上がりました。まだまだ膨れ上がります。

この膨れ上がりが壁の中を隙間なく断熱材が充填されるもとなのですが、壁の厚さ以上に膨れ上がるので、内側のボードを貼るとき、大工さんは押さえ込まなければいけないので大変なのです。

大工さんが、

「これってね、サッと取り出してサッと施工すれば膨れ上がる前にボードが貼れるかな」という素晴らしい問いに、私は

「うん、30秒ですべてを終えられればね。」

と、冷たく返してあげました。

 

そして、今日 垂井の現場 お引渡しをしてきました。

お会いしてから、今日までで約2年間のお付き合い。

家を造っている間は、家の話が中心でしたが、今日はお昼ご飯をいただきながら今までお話したことのないことを話題に。

家づくりは お客様とこんな関係も作ってくれるよいものなのです。

 

夜は、これまた先日お引渡しをしたお宅へ。

21坪のお家の中は、荷物と笑顔でいっぱい。

お客様が近所の方にご挨拶にいったら、「あ~ あ~ あの角の家の方」と、有名になっていたとご報告を受けました。

私が気づかなかった、居場所や家での楽しみ方をいろいろ楽しそうにお話し頂く姿を見て、うれしくなりました。

 

それではまた。