大垣の家の案内メールを発送しました。ただしパソコンメールの方のみです。
明日かあさってに携帯メールの方にお送りします。携帯に送る場合はちょっと手間で、時間がかかるのです、すみません。
さて、今日は昼から大垣の家の荏油塗りです。
杉床はそのままが一番いいのです。肌さわり、香り、吸湿性・・・
けど、そのままですと汚れが直ぐ付いてしまいます。特に、コーヒーや醤油、お子様の絵具など落ちたら直ぐしみになってしまいます。そこで、荏油などを塗ることで汚れをつきにくくするのです。
欠点として、杉の香りが少し落ちますが肌触りは変わらず手触りも変わりません。利点を沢山残せる素材としてタマゴグミでは荏油を使用しています。
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そして、午前中は
コンクリート打設後の水養生をしてきました。
まだ、水道が来ていないので愛車の軽トラに水タンクを積み込んでもって行きました。
なぜ水をまくのかは何回と無く説明していますので、聞きあきた方もいらっしゃるでしょうが念のため。
コンクリートは水を得て固まります。それを水和反応といいます。水和反応を簡単に言うと、接着剤の役割のセメントが水を得てさらに小さくわれて結晶化することです。
じゃあ、コンクリートに沢山水を入れて打てばいいじゃないか。と思われるのですが、それは強度が落ちてしまうのです。
コンクリートは打つ状態のときは水は出来る限り少なく、有る程度固まったら水は沢山与える、と結構わがままなものなのです。
そして昨日の夜は
土地購入のご相談に、お客様のところへ。
2時間ほどお邪魔したのですが、実は私が説明するのは10分程度なのです。法規的なこと、日当たり、周りについてなどを説明すれば終わりです。
そして私として「この土地にしましょう」とも言いません。
じゃああと何をやっているかというと、ひたすらご夫婦のお話を伺い、相槌を打っているだけです。それと、ご質問に対して建築屋として経験をお話しするだけです。
土地選びのプロは、実はお客様なのです。 ご主人や奥様の勤め先、お子様の通学、買い物、また将来的なこと、交友関係、一日の生活リズム、洗濯物の干し方、趣味・・・ 一番良く知っているのはお客様自身です。最終決定できる唯一の方はお客様自身でしかありません。
私に役割があるとしたら、鏡です。
土地についてご夫婦で話し合うと、当事者と当事者で話し合いの目的が自分の意見を通すことになりがちです。
それを、第三者の私を相手に話すことで「ああ、夫は(妻は)こんな事を考えていたのか。」と冷静に聴けると思うのです。そして、相手の考えていることを一緒に考えることが出来ると思っています。
そんな機会を作っていただくのが私の役割かななんて思っています。
ご相談を受けているときの私の返事っていい加減ですよ。
「やっぱり子供にとってこの通学路は遠いですよね。」
私:「はあ~ 遠いですよね。」
「けど、高学年になったら大丈夫だよ。」
私:「ええ~ 大丈夫かもしれませんよね。」
だって・・・・解りませんから・・・