先日、建てさせて頂いたお客様にバーベキューのお誘いを受けました。
社員全員(と言っても3人ですが・・)でありがたく参加させていただきました。
こんな感じです。
テントがぴったりはまり、凄く落ち着く良い空間での食事は最高です。
照明も、お客様があとからつけたりしてこんなに感じの良い居場所になっていました。
外から見ると
おお、いいじゃん。
木々にはカエルも居座っていました。
で、この空間は設計時から意図的か というと全く意図していません。
お客様が工夫をされて偶然作り出した空間です。
私には強く印象に残っている言葉があります。タマゴグミ1棟めのお客様から頂いた言葉です。私が家づくりの感想を伺ったところ
「家づくりには満足しています。けど家は完璧ではありません。」
一瞬「エッ? 1棟目でやっちゃったか?」
とあせったのですが、その後のお客様の行動で真意がわかりました。
家が、どんどん成長していったのです。
私たち設計屋はともすると、でしゃばろうとします。
ここはこう使って、ここにはこんなものをつけて・・・
大きなお世話なのですね。
だから、最低限の計画にして、けど、普遍的な美しさを何とか取り入れて。
それがうまくいくと、1年後、2年後に訪問したときに
「おお~いい家に育ったな」と感じるのです。
そのいい家って、片付いていてすっきりしているとか、いいものが増えたとかじゃないんですね。
お子さんと一緒に造った万国旗みたいなのが天井からぶら下がっている。 手作りの棚が増えている。 いつも通っている床が光ってきている。 外に木々が増えいてる。
そんな感じがなんかいいのです。
ビール片手に、そんなことを考えた夕方でした。