題材の内容に行く前に現在の現場のようすです。今年は現場はボチボチとやっています。
則武の現場は外壁の養生中です。
そとん壁の下塗りが終わり、1週間ほど養生をしています。タマゴグミは塗り壁の場合いまのところそとん壁しか使用していません。理由は理屈が通った材料だからです。
塗り壁で一番懸念しているのがひび割れからの漏水です。モルタル壁などは割れると水がダラダラと入ってきます。そとん壁の場合は2重構造になっており、下塗りは細かな材料で水を通しにくい性質、上塗りは粗い材料で水を通しやすい性質となっています。上塗りから浸入した水は下塗りのところまでいく前に下に落ちてしまいますし、もし下塗りまで到達したとしてもそれ以上水が進みにくい仕掛けとなっています。
また、上塗り材料も全て色が付いており色が落ちるということはありません。 この点に惹かれて塗り壁の場合はそとん壁と決めています。あと、省エネ効果があるとかありますが、まあ、それはおまけと考えています。
大垣の家は基礎のコンクリートを打設しました。タマゴグミの基礎は立ち上がり一体打ちを採用しています。一体で打つことで強度が上がるという効果があるのですが、もうひとつは気密性がよくなることです。今回も床下エアコンを採用しますので、基礎から空気が漏れてもらっては困ります。一体で打つことでそれを防いでいます。
いつも思うのですが、一体で打てばコンクリート打ちは1回、コンクリートロスも少ないので通常の2回打ちよりコストが下がって当たり前と思うのですが、この工法のほうがコストは高いです。 つまり、技術料が高いということですね。そのあたりは職人さんの儀出に敬意をはらいきちっとお支払いしています。
さて本題です。
今日、メーカーの方が20年来改良を繰り返してきた家づくりの工法を紹介しに来てくれました。説明を伺うと数値的性能、施工性どちらをとってもいいなと思うものでした。
しかし、なかなかそれを採用しようとは思えない。というのも、タマゴグミが採用している工法と理屈が違うからです。
実際にはどちらの工法も大きな問題は出ていません。しかし、納得できない部分がありやっぱり認めることが出来ない。
これって、やっぱり頑固なのかな。とお話を聞きながら自問自答していました。
そこで、私の考えが頑固なのかそれともこだわりなのか、確かめるためにその工法を採用している工務店さんに後日連れて行ってもらうことにしました。
さて、納得できるんだろうか?
追伸
例え納得できたとしても、多分その工法は採用しないとおもいます。