何でこんなお題かというと 今日全てあったことだからです。
今日は羽島で建前を行いました。 苦節7年(8年かな?)やっと、やっと自分の出身市での建前です。
羽島は年に1度くらいはお話があって、大体没になってきました。ああ、羽島では仕事はしないんだろうな、と思っていたらやっとです。
建前の様子です。でっかいな~と見ていたのですが、そういえばこのお宅は延べ坪30坪無いんです。合計29坪の家です。
我々を含めた業者が言う建坪はいい加減です。タマゴグミの場合実面積といって、役所の届出に使う要は部屋内で使える部分の面積で表現します。
もうひとつ業者は施工床面積というものを使います。この面積のとり方は業者の自由です。吹抜け、濡れ縁、バルコニー、はたまた屋根の軒面積まで入れる場合があります。
そうなるとタマゴグミが造る家は10坪程度は簡単に増えます。
なぜ面積を大きくしたがるのか。それは坪単価が安くなるからです。
こう考えると 坪単価っていい加減なものだということがわかりますね。
さて次の話題っと
今日ガス屋さんからお客様を紹介いただきました。ただ・・・ローコストでということですのでお断りするしかありませんでした。
お客様も、困っていらっしゃるだろうなと思いますが、うちは総額1600万円チョットからは可能ですが、坪単価にすると高いので・・・
依頼されてていた工務店から断られたそうです。理由はガス屋さんを変えたいという希望を出したからだそうです。
これ、仕方が無いのです。ローコスト系の会社の一部は コストを抑えるためにプロパンガス屋さんにガス機器はもちろん、キッチンやユニットバスまでガス屋さん持ちで工事をすることがあります。そうすると、総額が100万円以上落とせるのです。坪の単価にすると3万円以上落とせるのです。これもある意味価格を落とす企業努力なのでしょうね。
で、プロパンガス屋さんはそんなにサービスして大丈夫かって? 大丈夫です。プロパンの価格は自由価格です。持った分は月のプロパン代金に上乗せすればOKです。びっくるするほど高いプロパン代を払うことになります。(というか、分割払いしていると考えればいいでしょう)
タマゴグミの場合、ガス機器は全て買取をします。当然、家の代金も上がります。
ただし、プロパンの価格は思いっきり下げてもらいます。当然将来的にその会社より安いプロパン会社が出てきたら迷わずチェンジしてもらいます。
えっ、そうしたら前者の工務店は悪い工務店なの?
いえ、決してそうではありません。 コストにはイニシャルコスト(はじめにかかるコスト) とランニングコスト(将来ずっとかかるコスト)に分かれます。
前者の工務店さんはお客様のローコストで建てたいという暗黙の依頼を受けイニシャルコストを下げているのです。その結果当然ランニングコストは上がります。 後者(タマゴグミ)の場合は、ランニングコストは安いのですが 建てる価格つまりイニシャルコストは高くなります。
あとは、あなたがどちらを取るかだけなのです。
今日はここまでです。
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