寒くなったり暑くなったり
晴れたり降ったり、ヘンテコなお天気です。
ご体調崩されないようにご自愛くださいませ。
さてゴールデンウィークもあと
二日と少し、皆様たのしんでか?
本日のオススメ
初鰹
去年はヘンテコな時期に出回り
奇妙な心持で初かつおを迎えましたが
今年はちゃんと初夏に来てくれました^^
かつおは年に2回旬があり
初夏に旬を迎えるものを「初かつお」と呼びます。
今日のオススメは、さっぱりとした赤身が魅力の初かつおです。
「初かつお」と「戻りかつお」では味が違います。
出回り時期に加え、味わいも全く異なる「初かつお」と「戻りかつお」。
この味の差は、脂肪量の違いにあります。
初かつおは香り高く、さっぱりとした味わいが人気です。
一方、戻りかつおは脂乗りが 良く、濃厚な味わいは
マグロのトロ並みとされ、その脂肪量は初かつおの約10倍とも言われています。
炙ってたたきでさっぱりと
香り高い身を生姜醤油でお召し上がりになれます!
初かつおの栄養価
かつおは良質なたんぱく質を豊富に含み
栄養価の高さはレバーに匹敵するほどです!
●DHA、IPA(EPA)
DHAは記憶力や学習能力の向上に、IPA(EPA)は
血液をサラサラにして生活習慣病やアレルギーの改善に効果的です。
●ビタミンD
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助け
強い骨と歯を作るのに役立ち、女性に多い骨軟化症や骨粗鬆症予防に効果的です。
ちなみに今はお手頃で美味しく戴ける初鰹ですが
昔はちょっとしたものでした。
天明(1781年~1789年)、寛政(1789年~1801年)頃にもっとも珍重され
中には魚市場にあがるのを待てずに船を出して
鰹を運んでくる船から直接買った人もいたそうです。
天明頃では一本約三両の値がついた贅沢品でした。
だいたいで、「納豆」は1束66円、「蕎麦・うどん」は1杯264円、「米」は1升で1650円。
このあたりは現代とほとんど変わらないですが、「豆腐」は1丁825円、「ようかん」「ところてん」は1155円と
意外な高値。江戸っ子の代名詞である「初鰹」はなんと1尾8万5800円もします。
「大工の日当」が6600円、「月々の長屋の家賃」が9900円
それから三十年ほど経った文化年間(1804年~1818年)頃でも
その高騰ぶりは続いていたようです。
これだけ江戸庶民が持て囃した初鰹ですが
五十年も経たない嘉永(1848年~1854年)頃になると
かつてのような高値はつかなくなります。
この頃は、大根下ろしと醤油で刺身にした鰹を食べるのが
主流だったようですが、辛子酢、辛子味噌などにつけて
食べる方法もあったようです。
ごえんでどうですか?
皆さまのお越しをお待ちしております。