大阪府豊中市 お酒と創作料理の『心響彩酒ごえん』 ブログ

和食とお酒を楽しみながらゆったりとくつろいで頂ける雰囲気のお店です。

初かつお

2022年05月03日 | 日記

寒くなったり暑くなったり

晴れたり降ったり、ヘンテコなお天気です。

 

ご体調崩されないようにご自愛くださいませ。

 

 

さてゴールデンウィークもあと

二日と少し、皆様たのしんでか?

 

本日のオススメ

初鰹

去年はヘンテコな時期に出回り

奇妙な心持で初かつおを迎えましたが

今年はちゃんと初夏に来てくれました^^

 

 

 

かつおは年に2回旬があり

初夏に旬を迎えるものを「初かつお」と呼びます。
今日のオススメは、さっぱりとした赤身が魅力の初かつおです。

「初かつお」と「戻りかつお」では味が違います。

出回り時期に加え、味わいも全く異なる「初かつお」と「戻りかつお」。

この味の差は、脂肪量の違いにあります。

初かつおは香り高く、さっぱりとした味わいが人気です。

一方、戻りかつおは脂乗りが 良く、濃厚な味わいは

マグロのトロ並みとされ、その脂肪量は初かつおの約10倍とも言われています。

 

炙ってたたきでさっぱりと

香り高い身を生姜醤油でお召し上がりになれます!

 

初かつおの栄養価

かつおは良質なたんぱく質を豊富に含み

栄養価の高さはレバーに匹敵するほどです!

●DHA、IPA(EPA)
DHAは記憶力や学習能力の向上に、IPA(EPA)は

血液をサラサラにして生活習慣病やアレルギーの改善に効果的です。

●ビタミンD
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助け

強い骨と歯を作るのに役立ち、女性に多い骨軟化症や骨粗鬆症予防に効果的です。

 

ちなみに今はお手頃で美味しく戴ける初鰹ですが

昔はちょっとしたものでした。

 

天明(1781年~1789年)、寛政(1789年~1801年)頃にもっとも珍重され

中には魚市場にあがるのを待てずに船を出して

鰹を運んでくる船から直接買った人もいたそうです。

 

天明頃では一本約三両の値がついた贅沢品でした。

だいたいで、「納豆」は1束66円、「蕎麦・うどん」は1杯264円、「米」は1升で1650円。

このあたりは現代とほとんど変わらないですが、「豆腐」は1丁825円、「ようかん」「ところてん」は1155円と

意外な高値。江戸っ子の代名詞である「初鰹」はなんと1尾8万5800円もします。

「大工の日当」が6600円、「月々の長屋の家賃」が9900円

それから三十年ほど経った文化年間(1804年~1818年)頃でも

その高騰ぶりは続いていたようです。

 

これだけ江戸庶民が持て囃した初鰹ですが

五十年も経たない嘉永(1848年~1854年)頃になると

かつてのような高値はつかなくなります。

 

この頃は、大根下ろしと醤油で刺身にした鰹を食べるのが

主流だったようですが、辛子酢、辛子味噌などにつけて

食べる方法もあったようです。

 

 

ごえんでどうですか?

皆さまのお越しをお待ちしております。