GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

五山の送り火

2014-08-16 23:52:33 | Talk is Cheap
8月16日は五山の送り火。
大文字で有名な京都の夏を彩る風物詩だ。

16日の京都市では1時間に約100ミリの猛烈な雨が降った。
午後6時には京都地方気象台から記録的短時間大雨情報が発表された。
1時間で
京都市左京区付近 約100ミリ
京都市右京区北部付近 約90ミリ

このニュースを見たから、今日は中止なんだなって思ってたら、なんとおこなったらしい。
伝統的な行事なのはわかるが、何故?
記録的短時間大雨情報って、その地域にとって災害の発生につながるような、
稀にしか観測しない雨量であることを知らせるために発表するものだ。
それが出ててるのに、何故見に行く。何故火を点ける。
ニュースでは
「鴨川沿いには大勢の見物客が詰め掛け、夏の夜を焦がす火文字に見入っていた」ってあるけど
午後4時半の鴨川は大増水で危険な状態。

この状態で何故見に行く。阿呆?危機管理能力ゼロ?

なんで京都市は中止しなかった?
観光が街の資源なのはわかる。
それを楽しみに多くの人が訪れてるからとか、伝統行事だからとかか?
でも、それで誰かが死んだりしたらどうするんだ?
記録的短時間大雨情報って
「この情報が発表されたときは、お住まいの地域で、あるいは、近くで災害の発生につながる事態が生じていることを意味しています。
ご自分の身を守ることを第一に行動してください。」と気象庁が警告してる。
京都市も環境協会とかも五山送り火なんちゃら(団体名の名称調べてないから適当)とかもそんな事知ってるはずやのに?
昨年の嵐山の悲劇は何の教訓にもなってないな。
結局観光客の金目当てかいな。

だいたいどうやって火をつけたんだ?
画像がネットには全く出てないが、妙、法、舟、鳥居、左大文字、大文字
五山の全てに火をつけれたのか?
雨をどうやってカバーしたんだ?
確かに点火時刻の20:00には雨は小雨か止んでたみたいだが、それまでは前述の通りの豪雨だ。
シートかぶせたくらいじゃカバーできないだろう?結構広範囲だよ。
伝統的な点火の仕方なんかでは絶対無理やろな。ガソリンとかバーナーとか使ったか?
まぁ、それでも山の中で必死に雨風を凌ぎ火をつけた人達の努力は感心してしまうが・・。

大体こんな不安定な天気の状況で風流も糞も無いだろう。
「霧雨じゃ、濡れてまいろう」ってくらいの雨なら風流で乙だが、
記録的短時間大雨情報が出てる時にそれは無茶。
台風の時に海で波乗りやって遭難するサーファー並みに馬鹿。

ちょと、京都の人達の考えがわからない。
本質忘れた伝統はただの観光イベントに成り下がっちゃうよ。



画像はYahoo!記事、ウェザーニュースから転載


甲子園で50キロの超スローボールを投げれるなんて

2014-08-16 16:54:20 | Talk is Cheap
雨で開会式が順延したり、試合中断や中止になったり、
何かと波乱の今年の夏の甲子園。

全国の予選を勝ち抜いてきた球児達に負けじと、声をからして応援するスタンド。
応援団、チア、ブラスバンド、一般学生、補欠部員、OB、保護者・・・。
灼熱の甲子園グラウンドでプレーする球児達は満員の観客と応援でかなりプレッシャーかかるだろうね。
いつもなら簡単に捕れる外野フライも
いつもなら簡単に捌ける内野ゴロも、
何百回と練習した送りバントも、
5万人の声援と視線のプレッシャー。

そんな異様なプレッシャーの中で、超スローボールを投げれる東海大四高の西嶋亮太投手は凄い。
普通のスローボールは、速球と同じフォームでタイミングをずらす120キロくらい。
それでも、バッターには有効的なんだけど、彼のは山なりの50キロ。
まるで漫画の世界。
TV画面から消える高さのボールって。
それでよくキャッチャー迄届くもんだ。

練習では投げれても甲子園の5万人の観衆の中で強豪校のバッター相手に投げる?
コントロールと自信とかなりの心臓が無いとできないよ。

それを某元アナウンサーが、ツイッターで
「ダメとは言わないが、少なくとも投球術とは呼びたくない。意地でも。
こういうことやっていると、世の中をなめた少年になっていきそうな気がする」
とかつぶやいて、やっぱり炎上。
その炎上に対しても
「ウへ、恐ろしい。袋叩きに遭ってる。
攻撃してるわけじゃなくて、こういうのはやだねえ…と、感想を述べてるだけなんだが。」
って今度は開き直りツイート。
普段なら別に人のツイートに対してどうこう言う気はない(個人の意見だからね)炎上に便乗する気も無い。
でもこの発言が元野球実況アナウンサーから出てるなら話は違う。
岩佐徹さん、あなたは長年野球を実況や解説してて何を見てきてたの?っ

こんな馬鹿が高校野球をがんじがらめにする。
ルールブックに「やまなりのバッターを馬鹿にしたようなスローボールは使用禁止」
とか書いてる訳でもないのに、何を偉そうに批判してるんだ。
高校野球では常にストレートで真っ向勝負しろとでも?
甲子園に出て来るような強豪校は普段140キロくらいに設定した打撃マシーンの球を、毎日練習で打ってるんやで。
投球リズムを変えたり、タイミングを外したりせな、打たれんの当たり前やん。

こいつは野球の事が全然わかってない。実際にバットもミットも持った事が無いのかな?
ピッチャー対バッターは心理戦。
どれだけ相手の裏をかくかだ。
とんねるずの元プロ野球選手を相手にした実践野球盤対決見たらわかるだろ?
有名選手でさえ、読みが合わないと全く打てないんだよ。
現役時代に骨折しててもヒットを打つ事ができた金本でさえ、石橋の配球に惑わされ打てないの。
野球の醍醐味ってそこでしょ?

大体、スローボール投げたくらいで世の中をなめた少年になるんか?
5万人の観衆の前で一歩間違えたらエラい事になるスローボールを投げれる奴が?
身長168cmのどちらかと言えば小柄なピッチャーが、戦う為の武器の一つとして習得した技術。
これのどこがいけないんだ?
何の根拠で言ってるのかわからない。

もうさ、「高校生らしさ」を勘違いするのヤメようよ。
以前に松井に対して明徳義塾のピッチャーが5連続敬遠した時もそう。
あの時はメディがこぞって「高校生らしく無い」って批判したが、
相手は次の年にプロになりジャイアンツで5番をすぐ打つ奴だよ。
高校生らしくないのは松井の方。普通の高校生なら逃げるのは当たり前やん。

大体、勝負に高校生らしいとかアマチュア精神とか持ち込む事自体間違ってる。
あるのはルールブックとモラルだけ。
隠し球だって、トリッキーなプレーだって、スローボールだって、敬遠だってしていいのよ。
デットボールをぶつけて謝らないとか、スライディングで野手の足を蹴るとか、
審判の判定に不満だからって乱闘になったりとかなら、「高校生らしくない」って言われてもしょうがないが、
ルールブックに反してないプレーは、全てOKだ。

大人の小賢しい理想をいつまでも高校生におしつけるな。
「勝ちたい」
強く願って炎天下の下頑張ってる彼らを見てこんな馬鹿な批判をする奴は、
「世の中なめた大人」になってしまったんだろうな。






無敵のオタク 鉄男編

2014-08-16 05:02:00 | Talk is Cheap
盆は電車がガラガラ。
「こりゃ寝て行けるな」ってうたた寝してた。
次の駅で乳母車に男の子(推定1歳前後)を載せた若いお母さんと男が乗ってきた。
夫婦かな?って思ったけど、なんかよそよそしい。
俺の隣にそのお母さんと子供が座り、男はその横で立ってる。
ガラガラだから他の席なら並んで座れるのにね。
チラッと見たらお母さんはかなり可愛い人で、ファッションセンスもいい。
いいとこのお嬢さんって感じ。
男の方は、う~~~ん。冴えない。
よれよれの色褪せたTシャツに、ハーフパンツ(って言うかバミューダー。ユニクロ?)

まぁ関係ないなって思ってそのまま寝たかったんだけど、
なんか男の方が必死に話してるのが滑稽で、つい聞き耳立ててしまった。

会話から察するにどうも、その男のお兄さんのお嫁さん、義理の姉にあたる人みたいだ。
今は別の待ちで暮らしてるが、旦那の実家に盆できてて、今日はお出かけ。
で、義理の弟は駅迄送ってきてそのまま一緒に電車に乗ったか、偶然駅で一緒になったか、って感じ。
男の方は必死で会話を取り繕ってしてるんだけど、なんか空回りしてる。
別に聞く気はなかったんだけど、男の声がでかいから嫌でも耳に入る。

ちょっと興味が出てしまって、そのお母さんをチラっともう一度見たら、顔立ちの整った綺麗な人。
ははん、なるほど。
この義理の弟はこの義理の姉に惚れてるな。

子供は電車のシートで嬉しそうに飛び跳ねはしゃいでる。
普段なら鬱陶しいが(俺は子供が嫌いだ)、綺麗なお母さんに免じて許す。(俺は美人には寛大だ)
でも、子供は電車が好きだねぇ。
向かい側のホームの電車が発車するのを見て「うぇいわあ~」と訳わからない擬音で騒いでる。
そこでこの義理の弟君、会話の糸口を見つけた!って感じで、電車について語りだした。
阪急電車の車両の話から、ダイヤ、乗り換え、阪急電車の歴史迄。
声でかいって。
どうやら鉄男君だったみたいだ。

案の定、最初は愛想で相槌をうってた義理の姉も、だんだん「どうでもいいよそんな事」って返事になってきた。
何とか会話を終わらせたい雰囲気をかもしだしてるけど、興に入った鉄男君、全く空気が読めず話し続けてる。
義理の姉、すっかり会話に飽きてしまって、スマホをとりだしてみたり、子供に会話してみたり・・。
普通の遊びなれた男だったらこの時点で、
「あかん、この会話は外してる、違う会話に変えなきゃ」って修正するだろうが、でもダメ、
スイッチの入った鉄男君はおかまい無し鉄道を話し続ける。

よせばいいのに、なんか助けたくなってしまった。
勿論、空気読めてない鉄男君じゃないよ。
助けたいのは全く興味のない話を延々と聞かされてるこのお母さんだ。

目を開けて隣ではしゃいでる子供を見る。
あらまぁかわいらしい子。お母さんの血をひいたな(旦那は見てないけどこの男が義理の弟なら推測できる)
相変わらず奇声を発して電車でははしゃぐ子供も、俺の視線に気がついて一瞬動きが止まる。
子供って不思議だね。
敵にまわしたらいけないものを瞬時に嗅ぎ分ける能力を持ってるのか、今度は俺になんか話しかけてくる。
とはいっても「ウオイエアオウオワぁ」って言葉で全く理解不可能なんだが。

鉄男の弟の会話を途切れさす、いいチャンスと思ったのか、俺にお母さんが話しかけてきた。
「ご免なさいね、うるさくて」。
あなたみたいな綺麗な方に丁寧にそう言われて、「ガキを黙らせろ」って言える男が世の中に何人居る?
まぁこの女の人はそれをわかった上で言ってるんだろうけど、許す。(俺は美人に弱い)
「イエイエ大丈夫ですよ」なんて当たり障り無い返事をして、子供に対してニッコリ笑ってあげる。
普通なら「かわいらしいお子さんですね」とか「いまいくつですか?」とか「お名前は?」って
聞いてあげるんだろうけど、そこ迄俺は優しくないし、人妻に興味は無い。

そんな不毛な会話してるうちに、義理の弟は会話が途切れたので仕方なく違うシートに座ってた。
携帯(スマホ?)をいじくってる。
あぁ、何とか成功。ようやく静かになった。
これでようやく寝れる。

電車が淡路に着いた。
またもや気がついたら義理の弟君、又、お義姉さんの横にきて話しだしやがった。
どうやらただ携帯を触ってた訳じゃなくて、途切れる前の会話で言ってた特別列車「きょうとれいん」を調べてたみたいだ。
予約が取れるかどうかとか、シート構成がどうなってるとか、いつ走ってるとかを熱く語ってる。
お義姉さん、「またか」ってちょっとウンザリ風に返答してる。
凄いな、ここ迄空気が読めない、いや、空気を読まない人種だったのか、鉄男は。
オタクを侮ってたたわけじゃないが、ここ迄とは・・・。

御免ね。俺、役に立たなかったね。

鉄男君をはじめ歴女、オタク、マニア、阪神ファン等が熱く語るのにはやっぱり勝てないのだね。
ずっと長年蓄積してきたパソコンや資料、経験で集めた膨大な知識を、機械があればただ語りたいだけなんだね。

今回は俺の負け。
恐るべし鉄男&オタク。

でも、言っておく。君の淡い恋は絶対に成就しない。
だってフリテンリーチだもの。
絶対上がれないもん。
アニメか、AVにしか義理の姉との恋は無いって事に早く気がついてね。
君が扇町で先に電車降りて、電車が動く迄見送ってるのに観えてないフリされてた事に気がついてるか?
もし、気がついていながら、づっと手を振ってたのなら尊敬してしまいそうだ。

頑張れ。