GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

台湾少年破損絵画偽物疑惑

2015-08-27 02:05:56 | BOOK/COMICS
台湾の台北で開かれている美術展で、12歳の少年が転倒した拍子に150万ドル(約1億8000万円)の価値がある絵画に穴を開ける事件が起きた。
17世紀のイタリアの画家パオロ・ポルポラの油絵「花」。
ビデオ映像によると、少年は絵の前の台につまずいてよろけ、体を支えようと絵に手を突いた。
なんて運動神経が無いんだとか、何故つまづくんだって突っ込みたくなるが、絵に穴があいたらしい。

この事件で美術館は少年に補償は求めない方針。既に絵の修復も終わって再展示されてるとの事。
保険があるとはいえ、なんて寛大な処置だって思ったら、この絵自体に疑惑が出てきたらしい。

台湾のリンゴ日報(こんな通信社あるんだ)によれば、被害を受けた絵は17世紀のイタリア人画家パオロ・ポルポラの「花」と言われてるが、同時代の別の画家の絵に酷似。
もしこちらの絵であれば3万4000ドル(約41万円)を下回る価値の可能性もあるらしい。
その差1億7959万円。

専門家がこの絵の展示自体に疑問を感じてるらしい。
「古く、高価ならば一定の温度や湿度を保てない場所で展示すべきではない」
ってことは普通の温度管理の場所で2億円近くの絵を展示してて、しかも少年がよろけたら絵にあたるような展示をしてたって事か?

日本の美術館は展示されてる絵画はガードされてて近くで見れない。
防犯や破損なんかの帽子なんだろうけど、ちょっと残念。
アメリカのMOMAやメトロポリタンはホント触れるくらいに近づけれる。自主規制のしっかりした国なんだろうな。

台湾とはいえ一応中国。あの好き勝手しまくる民族が見にくる美術館で、ガードも何もしてないのはちょっと不自然。
実際ロスでもサンフランシスコでもN.Y.でも「触らないで」とか「ここに入らないで」とか英語および中国語で書いてるのに平気で無視してるのを何度も見た。この民族が見にくる美術館でこの無防備、更に補償を要求しなかったのは、この絵が偽物だからか?

佐野氏の東京オリンピックエンブレム盗作疑惑とは全くレベルが違う。
偽物とわかっててわざとの損傷事件、保険金狙いだったら?まさかね。
もし偽物だとしたら貸し出した所有者の美術館、キュレーター、鑑定士の信用問題に関わるぞ。

この美術館の今回の美術展には、2億ユーロ(約275億円)相当のレオナルド・ダビンチの自画像も出品されている。
こちらは大丈夫か?

ちなみに淋派400年×スーパーマリオブラザース30年のコラボってのが発表された。
こちらも全く意味がわからない。
こういったのはパロディだけでいいんだけどな。
まじめにやってるとしたら、間抜けとしか言いようが無い。

そのうち千利休生誕何年×ドラゴンボール何年とか、安藤広重何年×ドラえもん何年とかのジョイント企画展ばかりになったりして。
確かに昔の絵画や仏像だって、今風に言えばサブカルチャーなのかもしれないが、先人達の作品を冒涜してる気がするのは俺だけか?
平安神宮でプロジェクターマッピングとか、平等院でロックライブってのはまだ許せるんだが・・・。(好きじゃないけど)

詫びとか寂びとか言いいたか無いけど、情緒もくそも無いコラボ企画はヤメてくれ。
過去の遺産が泣いている。

難しい事はともかく細野不二彦氏の名作ギャラリーフェイクを是非読んでほしい。
過去の作品には敬意を払おう。

DEEPな天神橋筋商店街

2015-08-27 00:08:39 | FOOD&DRINK
日本で一番長い商店街。天神橋筋商店街。
南北に2.6km。商店街だけで600店あるらしい。
それぞれの脇道や裏通りにもいろいろな店があるから近辺だけでどれくらいの店舗があるのかわからん。
食べもん屋から専門店までなんでもある。大阪おばちゃん御用達の、虎がそのまま大胆に描かれた服や、ヒョウ柄、ペチもんくさいプリント服を売ってる店も勿論ある。

以前は天六に事務所があったからこの商店街、しょっちゅう利用してたが最近はご無沙汰。
南森町に用事があったから、久しぶりに天二から天六までぶらぶらと歩いてみる。(ちなみに南森町側から天1,2,3,4,5,6,7と名前がついている)

おっと早速昆布を売ってるお店を発見。浪華昆布。
日高、羅臼、真、利尻・・・献上ものの昆布から普段使いの昆布迄売ってる。
早速ここで塩昆布を味見させてもらって、美味しかったので買う。


刃物店を見つけた。
魚をさばく出刃包丁を探してるので、店頭を見る。店主らしき人間が外にいたんだが、接客する訳でもなく気がつくと中に入ってた。
外のディスプレイに並んでる包丁はなんか違うなと思い、店内を見ると店内にも包丁がある。
近づくと中にいた女の子がドアを開けてくれる。
店主に聞いてみる「外の包丁と中の包丁は何が違うんですか?」
店主は面倒くさそうに「外は素人用、中はプロ用。」いかにも素人のお前に売る包丁はネェよとばかりの態度と口調。
要らネェよお前のところの包丁なんて。
國重刃物店。
創業が古いから偉そうにしてんのか、職人やプロ御用達だからかわからが、そない偉そうに言う事無いと思うぞ。まぁ二度と行く事無いからいいけど。

気を取り直して更に歩く。
昭和で時代が止まってるみたいな喫茶店や洋食屋、酒屋の角打ち。そうかと思えば流行の海鮮屋台やバルなんかもある。
天三あたりにくると古本屋が多い。今度ゆっくり掘り出し物が無いか見ようっと。

阪神高速をくぐる手前の過度に不思議な名前の店を発見。
天然たいやき鳴門鯛焼
タイ焼きに天然があるのか?ちらっと覗いてみたが普通のあんこ入りのタイ焼き。何が天然なのか聞いてみたかったが、さっきの刃物店みたいな接客されたら嫌だから通り過ぎる事にする。

天四で沖縄物産店を発見。
中に入ってみるとオリオンビール各種、石垣島ラー油、コーレグースー、島唐辛子、ガイド本、かりゆし、泡盛迄売ってる。
スクガラスの瓶詰めをみつける。買いたかったがこれは沖縄独特の固い豆腐に載せて喰いたい。俺んちの近所じゃ売ってない・・・。
沖縄限定のボンカレーを発見。昔のCMのあの女の人がパッケージに。これも買いそうになるが中身は今売ってるのと一緒だと冷静になりヤメる。
こういう店での買い物は冷静になってしまうと駄目ね。勢いで買わないと。
「下手に食品を色々買うより喰いたきゃ沖縄料理専門店で喰えばいいよな」ってなってしまって出る。

レコードやカセットも売ってそうな音楽店(この店も今度ゆっくり探索しよう)を通り過ぎたらもう天満周辺、この先は天五だ。

そば屋を見つけて外のディスプレイを見たら、どれもこれも安い。都そばや阪急そば並の値段だ。
早速中に入ってカウンターに座って注文をしようとした時、いきなり名前を呼ばれる。
なんと以前ご利用いただいてたお客様。新地の目玉が飛び出るくらい高いお店で偶然会ってから約6年。こんなところ(失礼?)で出会うなんて。
つい昨日も25年ぶりにツレの弟に電車で出会い、いきなり声をかけられた。
昨日も今日もサングラスかけてるのにいきなり名前を呼びかけられるってのはどうよ。何もその頃から変わってないのか・・・。
なんか不思議。
蕎麦のお味?それは値段で判断してくれ。

宇治茶園ってお茶の店を見つける。
しまった、これなら南森町のコーヨー(KOHYO)でお茶を2袋も買わなかったら良かった。(凝るとほんと駄目ね)
後学の為と思い店に入ると気さくな店主。最近日本茶の凝り始めて色々買ってるってな事を話したら、色々お茶説明してくれる。
試飲もちゃんとお茶碗だよ。水もこだわってるね。でも、決してお茶を買わせようとしない。不思議に思って聞くと「だってさっきも静岡掛川のお茶と宇治のほうじ茶買ったんでしょ」って。お茶は袋を開けたら香りが飛ぶ前に飲みきる方がいい。これ以上買うと飲みきる前に駄目になるって。お茶お会いしてる主人だね。
お茶の保存は袋のままじゃなく、茶筒で保存した方がいいとの事なので、せっかくなので茶筒を購入。今度また飲みきってから来ます。


ってぶらぶらしてたらもう天六。
見慣れた階段から地下鉄の駅に降りる。

たまにはこういったDEEPな大阪を楽しむのも悪くないな。