今日は煎餅に見せかけた餅です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/56/6dce5e9d15791b22d2aaaa4b8d06cfe0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/40/8e727137fb6bd9f0d7403d4cd8bb00fc.jpg)
きなこをまき散らかさずに食べるのはインポッシブル。これシナモンが入ってるんですよね。ほかのきなこ菓子にはない、いいアクセントです。
インスタ映えを狙ってか、個包装がカラフルになってました。
前回に引き続いて、イベント運営のバイトの仕事中に起きた怖い話をします。阪神がらみの怖い話です。伝言ゲームの恐ろしさがわかる話でもあります。
セパ交流戦が開催された時のことです。交流戦は、通常戦うことのない他リーグのチームとの試合が行われます。福岡ドームで、ホークスと阪神の試合が開催されました。
阪神ファンは、荒っぽい人が多いとよく言われます。なので、阪神がドームに来るときは、従業員サイドは警戒ムードになり、少しピリピリします。
日本シリーズの時などは、阪神が負けたら暴れる人がいるんじゃないかということで、消火器の警備を命じられたことがあります。消火器をぶちまけるかもしれないから奪われないように見張っておけ、ということですね。しかし、消火器を奪いにきた阪神ファンに襲われた場合どうしたらいいか、という対策は教えてもらえませんでした。バイトよりも消火器が大切だったのでしょうか。
また、従業員に危害が加えられるかもしれないからと、試合終了後、従業員用エレベーターホール(お客さんが入れない場所)に集められて、しばらくじっとさせられていたこともあります。過剰防衛だったかもしれませんが、それだけ警戒していたということです。
僕の個人的見解を述べさせてもらいますと、阪神ファンの大多数はほかの球団のファンと同じように、ごく普通の人たちですが、一部にいかつい人もいる。そのいかつい人の割合が、他球団のファンと比べるとやや多い、という印象です。よーするに、そういう人も確かにいるんだけど、何も阪神ファンだけに限ったことじゃないし、一部をもって全体を判断するのはよくない、ということですね。
んでそんな阪神との交流戦があった、とある日のこと。僕はスタンドの、内野席と外野席を区切る柵の見張り役を担当していました。その柵は開閉できるようになっていて、我々接客の従業員と、弁当やビールの売り子の通り道になっています。従業員だけを通し、お客さんは通さないようにするという役目です。
しかし中には、内野席なのに外野スタンドに入ってきてしまい、そこから内野に戻ろうとする人がいて、そういう人が内野と外野を仕切る柵のところに来てしまいます。その場合は、いったんスタンドの外の通路に出て、そこから内野に入ってくださいと案内します。聞き分けのいいお方はすんなり従ってくれますが、そうでないヤカラは、遠回りするのをめんどくさがり、そこを通せと迫ってきます。可能な限りご遠慮願うのですが、声を荒げて強硬にせまってきたら、今回だけですよと断ったうえで通していい、と教えられていました。本当はダメなんだけど、面倒事を起こすくらいなら通しちゃったほうがいい、ということです。なかなか難儀な配置でした。
その柵に、阪神ファンがやってきました。阪神のユニフォームを羽織った、50~60くらいの小柄なおじさんでした。試合はもう半ばごろで、スタンドは歓声に包まれていました。
僕は通路に回るようお願いしましたが、おじさんは強引に通ろうとします。とうとう僕の制止を振り切り、突破してしまいました。しかも、おじさんは僕に手招きをしています。突破してなお怒りが治まらず、文句を言いたかったようです。スタンドは歓声でやかましく、会話もロクにできないので、静かなところに行って話そうと考えたのでしょう。
ですが、僕は配置から動くことはできません。この配置は、必ず従業員が付いてなくてはならず、交代がこない限り離れてはいけないのです。僕は阪神ファンのおじさんにそう伝えようとしましたが、おじさんは僕から少し離れたところにいて、声が届きません。身振り手振りで離れられないと訴えましたが、元より人の話をちゃんと聞くタイプではないようで、まったく伝わりません。
しびれを切らしたおじさんは、僕の手首を掴むと、強引に通路のほうに引っぱって行きました。たまたま近くにいた警備員が異変に気付き、僕とおじさんの間に割って入り、仲裁してくれました。おじさんはそこまで怒ってなかったのか、それとも自分に非があると悟ったのか、すぐに落ち着きを取り戻し、もめごとは解消しました。おじさんがあとから因縁をつけてくることもなく、一件落着したのです。
ややこしくなったのはそのあとです。助けてくれた警備員以外にも事件の目撃者がいたようで、試合後のロッカーで話題にしてた人がいたのですが、「阪神ファンが従業員のむなぐら掴んで引きずり回した」って言ってたんですよ。
僕が掴まれたのは手首だし、引っ張られたのもほんのちょっとだったのに、短時間で話にだいぶ尾ヒレがついていたのです。
それから1年後、再び交流戦の季節となり、阪神ファンが訪れる日がやってきました。開場前に、ちょっとした休憩時間があり、僕ら従業員は各配置ごとにまとまって、しばらくくつろぐのですが、その時前年の事件の話が出たのです。
話を切り出したのは、1年以上前から務めているベテランの人。しかし彼は直接現場を目撃してはおらず、又聞きで事件を知ったようです。その人は、新人らしき若い子に、「阪神ファンの集団が従業員を拉致った」などと口走っていました。
なんということでしょう。1年のうちに、話はここまで大きくなっていたのです。
人は話を膨らませたがるものです。また、「阪神ファン」という恐ろしいイメージが、無意識のうちに尾ヒレを付けてしまっている、という側面もあるのでしょう。
しかし、しかしですよ。
拉致ったってなんですか?そんなことできるわけねーだろ!
福岡ドームには、従業員もお客さんも大勢います。どうやってそれらの目をかいくぐるんですか?拉致する場所は?福岡ドームの構造を熟知しているホークスファンならともかく、ほとんど知らない阪神ファンが、どこにどうやって閉じ込めるんですか?
だいたいそんな事件が本当に起きたなら、大きなニュースになっているはずです。あり得ないんですよ、そんなの。
だから、「もうちょっとよく考えて話せよ!簡単に信じすぎだっつーの!」と思った次第です、はい。
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きなこをまき散らかさずに食べるのはインポッシブル。これシナモンが入ってるんですよね。ほかのきなこ菓子にはない、いいアクセントです。
インスタ映えを狙ってか、個包装がカラフルになってました。
前回に引き続いて、イベント運営のバイトの仕事中に起きた怖い話をします。阪神がらみの怖い話です。伝言ゲームの恐ろしさがわかる話でもあります。
セパ交流戦が開催された時のことです。交流戦は、通常戦うことのない他リーグのチームとの試合が行われます。福岡ドームで、ホークスと阪神の試合が開催されました。
阪神ファンは、荒っぽい人が多いとよく言われます。なので、阪神がドームに来るときは、従業員サイドは警戒ムードになり、少しピリピリします。
日本シリーズの時などは、阪神が負けたら暴れる人がいるんじゃないかということで、消火器の警備を命じられたことがあります。消火器をぶちまけるかもしれないから奪われないように見張っておけ、ということですね。しかし、消火器を奪いにきた阪神ファンに襲われた場合どうしたらいいか、という対策は教えてもらえませんでした。バイトよりも消火器が大切だったのでしょうか。
また、従業員に危害が加えられるかもしれないからと、試合終了後、従業員用エレベーターホール(お客さんが入れない場所)に集められて、しばらくじっとさせられていたこともあります。過剰防衛だったかもしれませんが、それだけ警戒していたということです。
僕の個人的見解を述べさせてもらいますと、阪神ファンの大多数はほかの球団のファンと同じように、ごく普通の人たちですが、一部にいかつい人もいる。そのいかつい人の割合が、他球団のファンと比べるとやや多い、という印象です。よーするに、そういう人も確かにいるんだけど、何も阪神ファンだけに限ったことじゃないし、一部をもって全体を判断するのはよくない、ということですね。
んでそんな阪神との交流戦があった、とある日のこと。僕はスタンドの、内野席と外野席を区切る柵の見張り役を担当していました。その柵は開閉できるようになっていて、我々接客の従業員と、弁当やビールの売り子の通り道になっています。従業員だけを通し、お客さんは通さないようにするという役目です。
しかし中には、内野席なのに外野スタンドに入ってきてしまい、そこから内野に戻ろうとする人がいて、そういう人が内野と外野を仕切る柵のところに来てしまいます。その場合は、いったんスタンドの外の通路に出て、そこから内野に入ってくださいと案内します。聞き分けのいいお方はすんなり従ってくれますが、そうでないヤカラは、遠回りするのをめんどくさがり、そこを通せと迫ってきます。可能な限りご遠慮願うのですが、声を荒げて強硬にせまってきたら、今回だけですよと断ったうえで通していい、と教えられていました。本当はダメなんだけど、面倒事を起こすくらいなら通しちゃったほうがいい、ということです。なかなか難儀な配置でした。
その柵に、阪神ファンがやってきました。阪神のユニフォームを羽織った、50~60くらいの小柄なおじさんでした。試合はもう半ばごろで、スタンドは歓声に包まれていました。
僕は通路に回るようお願いしましたが、おじさんは強引に通ろうとします。とうとう僕の制止を振り切り、突破してしまいました。しかも、おじさんは僕に手招きをしています。突破してなお怒りが治まらず、文句を言いたかったようです。スタンドは歓声でやかましく、会話もロクにできないので、静かなところに行って話そうと考えたのでしょう。
ですが、僕は配置から動くことはできません。この配置は、必ず従業員が付いてなくてはならず、交代がこない限り離れてはいけないのです。僕は阪神ファンのおじさんにそう伝えようとしましたが、おじさんは僕から少し離れたところにいて、声が届きません。身振り手振りで離れられないと訴えましたが、元より人の話をちゃんと聞くタイプではないようで、まったく伝わりません。
しびれを切らしたおじさんは、僕の手首を掴むと、強引に通路のほうに引っぱって行きました。たまたま近くにいた警備員が異変に気付き、僕とおじさんの間に割って入り、仲裁してくれました。おじさんはそこまで怒ってなかったのか、それとも自分に非があると悟ったのか、すぐに落ち着きを取り戻し、もめごとは解消しました。おじさんがあとから因縁をつけてくることもなく、一件落着したのです。
ややこしくなったのはそのあとです。助けてくれた警備員以外にも事件の目撃者がいたようで、試合後のロッカーで話題にしてた人がいたのですが、「阪神ファンが従業員のむなぐら掴んで引きずり回した」って言ってたんですよ。
僕が掴まれたのは手首だし、引っ張られたのもほんのちょっとだったのに、短時間で話にだいぶ尾ヒレがついていたのです。
それから1年後、再び交流戦の季節となり、阪神ファンが訪れる日がやってきました。開場前に、ちょっとした休憩時間があり、僕ら従業員は各配置ごとにまとまって、しばらくくつろぐのですが、その時前年の事件の話が出たのです。
話を切り出したのは、1年以上前から務めているベテランの人。しかし彼は直接現場を目撃してはおらず、又聞きで事件を知ったようです。その人は、新人らしき若い子に、「阪神ファンの集団が従業員を拉致った」などと口走っていました。
なんということでしょう。1年のうちに、話はここまで大きくなっていたのです。
人は話を膨らませたがるものです。また、「阪神ファン」という恐ろしいイメージが、無意識のうちに尾ヒレを付けてしまっている、という側面もあるのでしょう。
しかし、しかしですよ。
拉致ったってなんですか?そんなことできるわけねーだろ!
福岡ドームには、従業員もお客さんも大勢います。どうやってそれらの目をかいくぐるんですか?拉致する場所は?福岡ドームの構造を熟知しているホークスファンならともかく、ほとんど知らない阪神ファンが、どこにどうやって閉じ込めるんですか?
だいたいそんな事件が本当に起きたなら、大きなニュースになっているはずです。あり得ないんですよ、そんなの。
だから、「もうちょっとよく考えて話せよ!簡単に信じすぎだっつーの!」と思った次第です、はい。
現実だと何故かその本質がわからなくなる・・・
恐ろしいゲームです
大体伝言ゲームのような話ですよ
誰もがいら立っているってことです
だから、いろんなことでその伝わりにくさを利用されるんですよ
それは間違いない
それよか、なんでしばらくコメントつけなかったんですか。