昨年出たコンペの内、
ほぼ半数の要綱に
こんな一文がありました。
「雨天中止」
ゴルフコースも雨が降ると
下手をすると10分の１程度しか
来場者が来ません。
キャンセルが多発するからです。
確かに、雨のゴルフは
ガッカリしますし、
つまらないこともありますし、
キャンセルしたくなる
気持ちは理解できます。
先日の豪雨中断後、
再開２ホール目の
第１打目を引っ掛けました。
普通なら崖下に落ちるところが、
水溜まりにボールが
止まっていました。
ゴルフの神様のご褒美。
そう考えました。
助けられたラッキーを
生かすも殺すも自分次第です。
この日は、スケベ心が
チョロッと出てしまって、
ボギーにしてしまいました。
ゴルフは残酷です。
この日は、久しぶりに
パター以外は
全て自分のクラブとボールで
楽しかったのですが、
水溜まりの中で、
「ここで待っておりました！」
と誇らしげにしている様子の
マイボールの『Ｂ』マークが
愛おしかったです。
こういうシーンが
蓄積されると
ボールは使用球として
最大限の力を発揮します。
機能を越えた奇蹟を
見せてくれるのです。
日本語が通じると
思えるのも、その一つです。
ボールはゴルフ用具の中で
最も使用するものです。
だからこそ、
信頼し合えることが
大事なのです。
水溜まりに助けられた
シーンは、
雨天中止では
経験することはできません。
ゴルフが雨天決行である背景は、
歴史や地理的な条件が
という説明をする気はありません。
単純に、雨でも楽しいのが
ゴルフであって、
我慢することから逃げて
ゴルフを堪能するのは
無理があることを考えれば、
雨のゴルフは我慢を鍛える
絶好のチャンスなのです。
雨のゴルフは
ゴルフの神様のポイントが
３倍になるキャンペーンだと
実感できるのは、
雨天決行を当たり前にする
ゴルファーだけの特典です。 
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