西城秀樹さんが
亡くなったそうです。
記憶が間違っていなければ
1980年代後半に
知り合いを通じて
1度だけゴルフをしたことが
あったのです。
当時、ショップにいて、
競技ゴルフとかの成績も
(予選通過とかですが)
店内に張ってあったりしたのと
誘われれば断らない、
をモットーにしていたので
芸能人の方とプレーする
機会がけっこうありました。
秀樹さんは、
そういう中でも
特に印象深かったのです。
スコアは90前後でしたが、
失敗しても、諦めずに
爽やかで真剣なゴルフを
やっていました。
芸能人の中には、
調子が悪かったり、
失敗が続くと、
露骨に不機嫌になったり、
投げ出していい加減な
プレーをする人が
少なからずいたのです。
対照的でした。
2度も脳梗塞で倒れて、
麻痺が残っても、
舞台に立ち続ける姿を
ニュースで見るたびに、
秀樹さんらしい、
とゴルフに重ねて
エールを送っていました。
ゴルフコースでの
思い出はもう少しあります。
コース内で
サインを求められたりしても、
イヤな顔をしないで
サッと応じていました。
「人気商売だからね。
ありがたいと思わないと」
と笑っていたのが
印象的でした。
「一番好きな曲は、
『ブーツを脱いで朝食を』
です!」
と話したら、
「渋いのが好きだねぇ」
と嬉しそうでした。
画像は、ライターです。
『ブーツを脱いで朝食を』
では当初、
イントロでライターで
火を点ける振り付けが
あったのです。
1978年のことです。
この年、僕がゴルフを
始めたのですけど、
世間では、伝説の歌番組、
ベストテンが始まりました。
卒業直前の小6の
マセガキだった僕も
ベストテンは見ていました。
始まった直後の1位は
ピンクレディーの『UFO』で
それに入れ替わるように
1位になったのが、
『ブーツを脱いで朝食を』
だったのです。
(記憶が正しければですが)
イントロでライターを使う
振り付けを真似て、
火事になった事件があり、
その振り付けはなくなり、
テレビの中の秀樹さんが
「決して真似をしないように」
と言っていたのを、
同情しながら見ていました。
この頃、僕のマイブームは
ラジカセでした。
かなり高額なラジカセを
買ってもらって、
毎晩、飽きもせずに
ラジオから流れる曲を録音して、
テープを増やしました。
歌謡曲を敬遠していましたが、
良い曲だと感じたものは
ちゃんと残していました。
『ブーツを脱いで朝食を』は
名曲です。
小学校の担任の先生に、
まだキスもしたことがない僕が
この曲のグッと来るポイントを
説明したことがありました。
(こういう時間があったことが
今の自分の基礎になりました。
素晴らしい先生でした)
「よくわかったが、
僕以外の大人には
この話はしないほうが良いぞ」
と言われました。
今、同じことを中学生に
説明されたら、
僕も彼にそう言うと思います。
阿久悠さんの詞は
罪深いです。
秀樹さん縛りで
カラオケに行って
追悼したいです。
西城秀樹さん。
安らかにおやすみください。
大好きでした。
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まつよい |
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