3月10日は東京大空襲から80年、3月11日は東日本大震災から14年である。
きのうのTBS報道1930で、第2次世界大戦で死んだ軍人の遺族年金は、軍人の階級によって違い、また、空襲で死んだ民間人には何の補償もないと報道していた。
東京大空襲のとき、事前に逃げるようにとのビラが空からまかれたが、防空壕にいれば大丈夫だ、火はバケツリレーで消せると国が呼びかけ、惨事が大きくなったという。
空襲での死者に補償を求める遺族に日本政府が「たかり」と呼んだことに、ゲストの保坂正康が怒っていた。戦死者が民間人なら保証なし、兵隊でも大将なら一兵卒の8倍というのも、私も納得がいかない。
きょうの東日本大震災の報道で、津波が押し寄せ、家が流される映像を、どこのテレビ局も流さないのに不満である。サイレンを流して黙とうしても、死んで可哀そうというという感傷に浸るだけで、津波がいかに危険なもので、いかに安全な高台に逃げることが大事か、というメッセージが伝わらない。
また、福島第一原発事故の報道で、地震で送電線が倒れ、津波で非常電源が動かなくて、起きたということの言及がどのテレビ局にもない。防げるかもしれない事故を防げない事故というなら、なぜ、原発の再稼働を政府が進めるのか、私は納得がいかない。
国会はせっかくの少数与党なのに、テレビの報道は政府になぜか媚びている。
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