けさの朝日新聞で、高市早苗を自民党総裁にふさわしいとするのが自民党支持層の12%しかないをみて少し安心した。日本人は まともである。
同じく、「次の首相は、前の首相安倍さんや菅さんの路線を引き継ぐほうがよいか」の質問に、引き継ぐが28%、引き継がないが58%であった。望むらくは、「安倍の路線」と質問の意味を明確にして欲しかった。
高市の信条「先制攻撃のできる日本」「防衛費の大幅増額」「経済安全保障」「財政再建凍結」「原子力発電で日本経済をささえる」「女系天皇反対」「選択的夫婦別姓反対」は、戦前の「富国強兵」「強い日本」「家父長制の日本」の復活を望むもので、言うだけは自由であるが、実行されたらトンデモナイことである。
問題は日本が代議制民主主義であることだ。自民党議員のどれだけが総裁選で高市に投票するかである。自民党支持層と自民党議員との乖離が明らかになるかもしれない。
自民党議員の若手が、派閥横断で集まり、「若手の役職登用」を主張しているが、政治信条や政策の議論をしていない。感覚が旧態依然である。
政治評論家の田崎史郎が、安倍晋三の高市支持は右翼バネによる自民党の活性化をねらったものだが、総裁選の結果は最右翼の実力のほどを明らかにするかもしれない、ともテレビで言っていた。
私も、「安倍政治」の終焉がみんなに見えることを望んでいる。この8年の自公民政権は悪夢のようなものだった。
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