悠山人の新古今

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短歌写真461 人の世を

2007-09-22 00:10:00 | 短歌写真
2007-0922-yts461
人の世をあきたるにやと問はるれど
ただ面伏せてなすのみしなり   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇秋茄子という言葉が交わされる季節。茄子は、花も実も控えめで、俯いて咲き実る。
¶あき=「飽き(る)」「秋」と掛ける。
¶なす=「成(な)す」「茄子(なす))と掛ける。

短写461 ひとのよを あきたるにやと とはるれど
        ただおもふせて なすのみしなり
【写真】朝顔に同じ。
【to the readers】(23日記) きのうの出題、「掛詞二個所は?」への解答、ありがとうございました。現代歌壇では、口語歌・文語歌を問わず、掛詞は全く考慮されていません。私は、古今・新古今・和泉式部・紫式部などから、掛詞の駆使は和歌・短歌の基礎基本と考え、巧拙を問わず自己修練の一つとしています。この点についても、気軽に email 下さい。