悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真713 ドリスなる

2009-01-30 04:00:00 | 短歌写真

2009-0130-yts713
ドリスなる柱は青きこの空を
あふぎて遠きヘラス見つるや
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○北岳を観望した博物館で、ドリス列柱を見て、先年のヘラスへの旅を思う。ギリシャ建築で、柱の様式はかなり重要である。主要三様式のうち、簡素なのはドリス式(Dorian[or Doric] Order)。
¶ドリス=ΔΩΡΙΣ。古代希語では[ドーリス]発音が近い。日本では、英語の影響を受けて、「ドーリア」表記が多い。(食べ物のドリアンは無関係)
¶ヘラス=ΕΛΛΑΣ。同じく[ヘッラス]。「ギリシャ」のこと。現代でも同じ字を使っているが、読み方は[エラス]。
□短写713 ドリスなる はしらはあをき このそらを
        あふぎてとほき ヘラスみつるや
【写真】ワイド端で撮影すると、樽歪みがかなり目立つ。


俳句写真428 匂ひては

2009-01-30 03:30:00 | 俳句写真
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匂ひては
あやしき蘭の
裳裾かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○花端の縮れを裳裾に見立て、例えばフラメンコの踊りと見る。
¶あやし=漢字では「奇し・怪し・異」。第一義に「不思議だ。神秘的だ。」(旺文版『古語辞典』)
□俳写428 にほひては あやしきらんの もすそかな
【写真】ガンマを 0.1 だけ下げた。

☆洋蘭展10