2010-0212-yts897
柵にせんかたなしと思ひたる
ひとみはあかくなほ楽しきや 悠山人
○短歌写真、詠む。
○人の世に柵は避けられない。暗い柵にも、一筋の光があれば、人生も捨てたものではない。
¶せ(為)んかた(方)な(無)し=「なすべき方法がない。どうしたらよいのかわからない。しかたない。たえられない。やりきれない。」(旺文版『古語辞典』) この辞典の見出し語は「せむかたなし」(形ク)。Not existing how to do.
□短写897 しがらみに せんかたなしと おもひたる
ひとみはあかく なほたのしきや
【写真】電網から、ほんの一部借用して加工した。