悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真991 暑きころ

2010-11-17 03:00:00 | 短歌写真

2010-1117-yts991
暑きころ花の盛りと見せたるに
合歓いまはただしづかに寝ぬれり   悠山人

○短歌写真、詠む。
○赤い羽毛の波が風に揺れている、合歓の大木・・・その風景もいつしか晩秋になってしまった。今はたくさんの実をつけた莢が、ときおり吹く風にさやさやと音を立てる。この夏は異常な暑さだった。
¶寝(い)ぬ=「(自ナ下二)(ね・ね・ぬ・ぬる・ぬれ・ねよ)〔名詞「寝(い)と下二段動詞「寝(ぬ)」とが複合したもの〕寝る。眠る。」(旺文社版『全訳古語辞典』)
□短写991 あつきころ はなのさかりと みせたるに
        ねむいまはただ しづかにいぬれり
【写真】きのう、赤坂公園で。


俳句写真773 秋晩し

2010-11-17 02:00:00 | 俳句写真
2010-1117-yhs773
秋晩し薔薇の蕾のにほひたる  悠山人

○俳句写真、詠む。
○霜月も半ばだというのに、薄紅色の薔薇の蕾や開いて間もない花も、静かに咲いていた。名札はない。
□俳写773 あきおそし ばらのつぼみの にほひたる
【写真】前に同じ。