悠山人の新古今

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169 西山の夕陽

2006-03-04 06:35:00 | 新古今集

 今日は涅槃会。相模の贈歌への返歌。お互いにそろそろ、と考えて、切なさを詠い合う。現代詠者も仲間入りの心境。
 ひらかなy169:にしやまの ゆうひながめる きょうはまた
          いつにもまして なみだあふれる
 ひらかなs1975:けふはいとど なみだにくれぬ にしのやま
          おもひいりひの かげをながめて
【略注】○西の山=「西の山(に日が入る)」(西方浄土へ行く)。
    ○思ひ入り=「(西へ行くという)思いでいっぱいになって」。掛詞・縁語が
    幾重にも絡まっている。
    ○伊勢=悠 065(09月24日条)既出。
「新古今現代詠」の終了で、以後はコメント・TBとも終了となります。


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