107 恋やぶれ野原の 2005-11-16 06:30:00 | 新古今集 巻十五(恋歌五)は 1336~1434。恋歌五巻のうち、同時代の作品が11首で最少、読人しらずのものは27首で最多。現代詠は仮定形で難産し、「声に出して詠う」という目標から遠い。 ひらかなy107:こいやぶれ のはらのつゆと きえさっても はかのくさばを みるひともない ひらかなs1339:こひわびて のべのつゆとは きえぬとも たれかくさばを あはれとはみん【略注】○草葉=墓に生い茂る草葉。 ○藤原公衡(きんひら)=公能(きんよし)の子。 « 短歌写真2005-1115 帯解きの | トップ | 短歌写真2005-1116 空の青 »