167 今はまだ逢う 2006-03-02 02:00:00 | 新古今集 信心深い皇族で、『発心和歌集』に収められている一首。小学版に「観世音菩薩に対する恋情に通じる」とあるところから、現代詠は恋情を独立させてみた。 ひらかなy167:いまはまだ あうときところが わからない でもみぎれいに なるまでまって? ひらかなs1971:あふことを いづくにてとか ちぎるべき うきみのゆかん かたをしらねば【略注】○逢ふ=「(観音に)逢う」。 ○憂き身=「ここでは、悪業を重ねている身。」(小学版) 題詞から類推。 ○選子(せんし)=村上天皇の十女。この一首。 #芸術 « image023 これな~に? | トップ | 168 夢うつつ現が »