悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

俳句写真436 ひしめきて

2009-02-13 00:20:00 | 俳句写真
2009-0213-yhs436
ひしめきて
はや郁香と
春さかり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○店先のテューリップ(チューリップ)は、春全開の華やかさ。
¶¶郁香(いくかう)=この花を片仮名表記するのは簡単だが、かと言って「欝金香」は字面が重い。中国音では「欝」と「郁」が同じであっても、日本語としては無理がある。しかし「郁郁として香る」の成語から、tulip=「郁香花」、併音表記では yuxianghua 411、とすれば、抵抗は少ない。悠山人の造語。
□俳写436 ひしめきて はやいくかうと はるさかり
【写真】前出の花屋で。
【memo-Das Kapital】Theater-Marx-Capital? 演劇-マルクス-資本論? まさか下手な三題噺では、と思いながら、けさのJT(The Japan Times) Weekend Scene を見る。どうやらあの『Das Kapital(資本論)』の Karl Marx のことらしい。「カール・マルクス-資本論」という題名の演劇を、この26日から来月1日まで、西巣鴨芸術工房で上演するというのである。1ペイジ全面を使って、Nobuko Tanaka が書いている。非力の私は、あとでゆっくり読む積もりだ。(追記)

image644 枝垂白梅

2009-02-13 00:10:00 | images
2009-0213-yim644
title:drooping_apricot
yyyy/mm:2009/02
memo:「枝垂れ」も「梅」も、日本の伝統文化の中で、重要な位置を占めている。It is very important to think our culture of flower performances, not only with Japanese apricot, but also with the drooping.

俳句写真435 春の日に

2009-02-12 08:00:00 | 俳句写真
2009-0212-yhs435
春の日に
半纏の木の
ならびをり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○百合木(ゆりのき)。半纏木(はんてんぼく)。素晴らしい快晴と枯木の列を見て、詠む。
□俳写435 はるのひに はんてんのきの ならびをり
【写真】同前。
【mwmo-百合木】初出ではないけれど、少し調べてみた。Liriodendron tulipifera(リリオデンドロン・トゥリピフェラ)。蓮華木。英名 Tulip tree。テューリップ(チューリップ)の日本語(中国経由)名は欝金香(うこんこう)。中国語では、欝 yu4 と郁 yu4 は同音なので、郁金香樹 yujinxiangshu 4114 とも言うようだが、一般には北美鵝(鵞)掌楸 beimei ezhangqiu33231(北米百合木)らしい。北米の代わりに美国 meiguo 32 の表記もある。

image643 鵯

2009-02-12 07:55:00 | images
2009-0212-yim643
title:bulbul
yyyy/mm:2009/02
memo:小鳥・野鳥の類は、だいたい警戒心が強い。先日来宅したこの鳥、遠くからそっと撮影した・・・まではいいが、浅学を託つ身なれば、名を承る術もない。図鑑で、鵯(ひよどり)の亜種か、とする。Hypsipetes amaurotis(ヒュプシペテス・アマウロティス)。学名も変遷がはげしく、1882年、1943年、60年、90年、そして現在は、2002年の国際学会での決定らしい。英名は、春になっても bulbul。(文一総合出版『日本の鳥550 山野の鳥』、Wp など参照)

短歌写真718 青き日に

2009-02-11 08:00:00 | 短歌写真
2009-0211-yts718
青き日に赤き血潮のほの分きて
咲き漂ひぬアネモネの花
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○アネモネの幻想。
□短写718 あをきひに あかきちしほの ほのわきて
        さきただよひぬ アネモネのはな
【写真】観梅の帰路、ふと花屋の店先で撮影。

俳句写真434 紅梅は

2009-02-11 05:10:00 | 俳句写真
2009-0211-yhs434
紅梅は
わが世の春と
空つかみ   悠山人

○俳句写真、詠む。
○梅開花宣言も、去年に比べると、ずいぶん急ぎ足だ。敢えての季語重複。
□俳写434 こうばいは わがよのはると そらつかみ
【写真】同前。

俳句写真433 白梅の

2009-02-10 04:00:00 | 俳句写真
2009-0210-yhs433
白梅の
ひときは映ゆる
日和かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○観梅公園の南麓へ降りたら、風も弱くて嘘のように暖かい日差しだ。
□俳写433 しらうめの ひときははゆる ひよりかな
【写真】同前。

image641 白衣富士

2009-02-09 07:10:00 | images

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title:MtFuji_in_white
yyyy/mm:2009/02
memo:きのうの日本列島は、北東が雪、南西が晴れと、はっきり分かれた。強い風の中、志木観梅公園からの富士山を狙う。夜は眩いばかりの満月。
【memo-短律】「層雲」派の祖荻原井泉水から、尾崎放哉・種田山頭火などが出たが、その祖の代表作として
  わらやふるゆきつもる
がある。五七五を全く無視し、季語不要と唱えても、ちゃんと「雪」が入っている。それにしても、こういう前提を知らなければ、「短律」と呼ばれる上の「作品」は、ただの子どもの落書きでしかない。なお、私は「わらや・・・」の立場では、全くない。


短歌写真717 わが宿の

2009-02-08 06:30:00 | 短歌写真
2009-0208-yts717
わが宿のシクラメンいま絶えなんと
ピアノに寄りてあかく燃ゆるも
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○きのう、よくもったけれどもう終わりですね、と北の方の独り言。それを聞いて、ご苦労様と声を掛けながら、一首。キュクラメン、ここではシクラメン。
□短写717 わがやどの シクラメンいま たえなんと
        ピアノによりて あかくもゆるも
【写真】実写ののち、色調(元はピンク)と背景(実はピアノ側板)をかなり変えたから、本来の意味での「image」である。ガウス暈し。