実家に帰る時に堀部安兵衛の出身地
であり

いつか新発田城に
寄ってみたいなぁ
と思ってたが
乗り継ぎやら
新幹線が開通して疎遠になり・・・
日本100名城の一つとあれば
是非行かなければと
今回実家の様子見のついでに
やっと寄る事になった
JR羽越本線新発田駅は
白と黒の城風な新装デザインで
ひっそり活気がない

その新発田駅より
北側へ徒歩20分
いくつかの道を曲りくねり
見通し難く
攻めにくい城下町が想像できる
築城は室町時代と古く
沼地に作った平城で
御館の乱の
景勝と対立した新発田氏の居城だった

その後秀吉の命令で溝口秀勝が
尾張から入封して
関ヶ原の戦いで徳川方に付いた
外様大名として明治まで続く
公園内に面した
緑色の水をたたえたお堀には
桜老木の新芽が
石垣に映える

表門、旧二の丸櫓は江戸時代から
現存する国の重要文化財
鉄砲櫓、辰巳櫓は戦後解体修理したが
内部に入ると木造の包むような温もりが
ロマンをかりたてる



乱積の石垣は寛文9年(1669)の大地震で大半崩れ
石を整形した切込はぎ積みで
復旧したもの
全長350mの長さの石垣に驚く


実際は南側に三の丸があったのを
お堀や武家屋敷が
道路になったり市街化して
残念である
本丸の北側三方は(馬足不叶)と
湿地であり南側だけを警備した
櫓が11棟と主な門が5棟と
沼の多い未開墾地の
立地条件を考えた縄張りです
蘇った三階櫓と辰巳櫓をみて
本物の城が石垣と共に
今も息づいて越後平野の平城を
味わい楽しんだ