6丁目のつぶやき

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嶮しい坂戸城跡

2019-05-16 | 
JR上越線六日町
直江兼続の生誕地で
大河ドラマ「天地人」が記憶にあり
坂戸城跡を偲ぶため下車

風の無い絶好の快晴
駅前は
目指す坂戸山634mは眼前に
樹木が萌えて鬱蒼と春たけなわ
右側に残雪の金城山1367mを
左端に八海山1778mが遠く
陽に輝いていた

麓の旅館に荷物を置き出発
坂戸山の登り口はため池のような
水たまりに鯉が泳いでいた
これがパンフによれば内掘跡であり
なんともお粗末な堀になってしまった



領主の居館跡は
どこにもある石垣がシダ類に埋もれていた

頂上の城跡を目指して
登り始め
中腹には平時の居住跡が
更地になって・・・


そこから
急登の山道がつづら折りで続き
城跡らしい形跡は皆無
幅の狭い嶮しい山道で
馬など通れない

この上に城があるのか?
食物の運搬は?
築城は?いつ?
と想いをめぐらし
びっしょり汗をかきながら
90分
途中カタクリの群生、イカリ草、すみれ
等々の花々を愛でながら
ようやく実城跡に到達する







見晴しは絶景
昔登った100名山
八海山、中岳、巻機山、谷川岳、苗場山が真白に雪を被り360度の絶景で
思いがけず登山気分を味あう






足元は六日町市街の平地が拡がり
ここなら敵の軍勢を把握しやすく
櫓の役目をはたしていたのでは?

戦国時代一度も落城したことのない要害と聞いて
この嶮さならと頷けるが兵糧攻めに
会ったらどうしょうもなく
簡単に落城するのではと?



所々に石碑が無ければ
城の痕跡はまったくわからず
ただの坂戸山登山道だが・・・

今は山ガール、山菜採りおじさんが
花々を観て登山を楽しみ
往き来する
時のうつろいを感じる

旅館の露天風呂から
坂戸山の頂上が見え
夕陽が沈んで神々しかったが
在りし日の実城も
今日の様に見えたに違いない


泊まった旅館では旬菜の数々
山に抱かれてるなぁ

酒も地元酒造会社限定酒で
魚沼で候、雪あかね、雪男と
三種の味見で舞いあがり
グビッグビッ


酒の命は地元で出来立てと
再確認して
またグビグビッ旨っ!
コメント (1)
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