昨日旭岳は猛吹雪で
まったく人を寄せ付けなかった
今日は微風
青空が時々針葉樹林の合間に覗かせ
雲が次第に薄くなって行った
スノーシューで歩けば足元で
キュッキュッと音がなり
シューズに雪がまとわりつく
あたりは静そのもの
汗かいて立止れば
突然純白の旭岳が劇的に現れた
真冬の旭岳は何度も登り
その品格のある姿は
見慣れているが
本日のこの景色
あまりに純白無垢で
神々しく
神霊が宿っているなと
おもわずにはいられない
旭岳は
2〜3万年前に大爆発して
今の姿になった
ながーい歴史を経て
霊が宿ったに違いない
畏怖畏敬を抱いて
ストック突くのをやめ
手袋脱いで
手を合わせた
今年は
雪が少ないと言っていたが
何の何の雪上車がフル回転して
あるところにはあるもんだと・・・
カメラを片手に
令和の幕開けに相応しい
景色をと・・・
カメラを向けながら
歩くには歩いたが
爆裂火口からゴォーと
噴煙が立ち昇り
たった一人で不安になり
アクシデントが起きるような
霊に取り憑かれた様な
不思議な気持ちになり
頂上アタックは諦めた
以前にはなにも気にせず
一途に登っていたが
今日はなんか気力が湧かない
心霊現象か?
歳だなぁ‼️