6丁目のつぶやき

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端正な白河小峰城

2019-08-05 | 
日本100名城 白河小峰城
歴史は古く
頼朝に従った結城氏が築城し
度々領主が変わって
江戸時代に入って
丹羽長重が10万石で立藩
小峰城を奥州の抑えとして
梯郭式平城で整備し
白河の関と併せてにらみを利かしていた

その城は
東北本線白河駅の電車を
降りた途端、兵庫の赤石城のように
ホームの向こうに
端正な三重櫓が見えて
思わず声を上げる


駅舎は大正ロマンの漂う雰囲気の
無人駅で出口は一ヶ所
そこから反対側の小峰城は
外へ出てガード下の広い地下道を
迂回しなければならない


その地下道には小峰城の大きな
歴史パネルが壁面に飾られ
成り立ちの知識を得る
そこを出れば眼前に広がる
高い石垣の上に三重櫓が
華麗に聳えている


平成3年に史実をもとに
新築したが
幸い東日本大震災では倒壊せず
石垣は残念ながら 10箇所の崩壊で
今も復旧中である


白河藩は幕府の直轄領となり
戊辰戦争で焼失してしまった
幕府軍の死者は700名に及び
戊辰戦争最大の激戦だったそうだ

シルバーボランティアおじさんが
口角泡を飛ばし
親切に説明してくれた

再建された三重櫓は
木の香りがまだ残って
小屋組の梁は手斧削りと
リアリティある造りだ


名城に値する立派な石垣が
壮大に何重にも取り囲み
太鼓櫓、月見櫓、等数々の櫓が
聳えていた頃の城は
石垣との対比で
堅固な城であったに違いない




桜の名所と聞き
一面に咲いた風景を想像すると
戊辰戦争で散った命の儚さで
複雑な気持ちになったが
城と桜は日本の風景にピッタリ
さぞかし圧巻だろうと・・・








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1 コメント

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白河小峰城 (屋根裏人のワイコマです)
2019-08-05 09:34:33
栃木と福島の境の辺で確か福島県・・
ここも立ち寄ったことがありません
城が焼け落ちて・・再建した 城・・・
その昔の城がそのまま残っていたとしたら
さぞかし立派な城だったことでしょうね
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